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更新日:2023年4月3日
はままつの文化財
No.3 平成20年2月27日
鳥居松遺跡の発掘現場のようすをタイムリーにお知らせします。
印刷して読みたい場合は、PDFファイルをご利用ください。
鳥居松遺跡の発掘調査では、奈良時代から平安時代(1250年前~1200年前)の地層から、木簡が出土しました。
木簡とは、字が書かれた木の札のことで、当時の生活の様子を具体的に伝える貴重な史料です。
今回の調査では、5枚の木簡が出土しており、古代の地名である「赤坂」などの文字が判読できます。
今回出土した木簡には、税として都に納めるための物品に付けられていたものが含まれます。
こうした木簡の出土によって、鳥居松遺跡の近辺に税をまとめる古代の役所があったことが分かります。
鳥居松遺跡の東北東、700mには、伊場遺跡があります。鳥居松遺跡における木簡の出土によって、両遺跡は、本来、一連のものであったことが明確になりました。
■出土した木簡(奈良時代~平安時代初め)
木札に字が書かれた古代の行政文書で、当時の生活の様子を具体的に語る貴重な史料です。鳥居松遺跡では、5枚の木簡が出土しています。
土師器(はじき)と呼ばれる素焼きの土器に、墨で顔の絵が描かれています。
祓(はら)いなどの儀式に使われたものと考えられ、古代の小川(伊場大溝)に投げ込まれた状態で出土しました。
■顔が描かれた土器(人面墨画土器)
(奈良時代~平安時代初め)
鳥居松遺跡の発掘調査は、平日の晴天時、午前8時30分から午後4時30分まで実施しています。
作業時間内でしたら、発掘現場は 見学できます。
お気軽に担当までお問い合わせください。
なお、雨天時、休日は、作業を休止します。作業時間以外の現場立入は、危険ですので、ご遠慮いただきますよう、お願い申し上げます。
3月16日(日曜日)には、市民の皆さんを対象にした現地説明会を開催します。
午前10時・午後1時30分に調査を担当した職員が、遺跡と出土品について解説いたします。
是非、この機会に貴重な地元の歴史に触れてみてください。(雨天決行)
浜松駅から遠州鉄道バス4番のりば
浜名線
10系統「舞阪・弁天島・湖西」行き
12系統「高塚経由 馬郡」行き
「森田」バス停下車 徒歩3分
○現地連絡先
鳥居松遺跡調査事務所(浜松市) TEL:442-0087
所在地:浜松市中区森田町
調査期間:平成20年1月~6月末
作業時間:午前8時45分~午後4時45分(平日のみ、雨天休止)
お問い合わせ
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