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更新日:2023年4月3日
はままつの文化財
No.2 平成20年2月10日
鳥居松遺跡の発掘現場のようすをタイムリーにお知らせします。
印刷して読みたい場合は、PDFファイルをご利用ください。
鳥居松遺跡の発掘調査は、2月に入り、平安時代から奈良時代(1200年前~1250年前)の地層の精査に入りました。
伊場遺跡からつながる小川の跡からは、古代の生活がうかがえる貴重な発見が相次いでいます。
古代には、罪やケガレを清めるために、様ざまな儀式をしていました。
今回調査している小川の跡からは、木で作られた儀礼用具がたくさん見つかります。
とくに、人の形をした木札は、儀式の具体的な様子をうかがう上で重要です。
■出土した儀式の道具類(奈良時代末~平安時代初め)
木の札を使って神聖な場所であることを示し、人の形をした木札に、罪やケガレを乗り移らせて川に流す儀式をしていました。
出土品の一部を紹介します。
■字が書かれた器(須恵器 すえき)
「稲万呂(いなまろ)」という古代の有力者の名前が書かれています。
■古代の食事の跡(貝塚の貝)
奈良時代末から平安時代初め頃に食べられていた貝類が、小川の中に捨てられていました。
鳥居松遺跡の発掘調査は、平日の晴天時、午前8時30分から午後4時30分まで実施しています。
作業時間内でしたら、発掘現場は 見学できます。
お気軽に担当までお問い合わせください。
なお、雨天時、休日は、作業を休止します。作業時間以外の現場立入は、危険ですので、ご遠慮いただきますよう、お願い申し上げます。
浜松駅から遠州鉄道バス4番のりば
浜名線
10系統「舞阪・弁天島・湖西」行き
12系統「高塚経由 馬郡」行き
「森田」バス停下車 徒歩3分
○現地連絡先
鳥居松遺跡調査事務所(浜松市) TEL:442-0087
所在地:浜松市中区森田町
調査期間:平成20年1月~6月末
作業時間:午前8時45分~午後4時45分(平日のみ、雨天休止)
お問い合わせ
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