鳥居松遺跡通信No.1

はままつの文化財

No.1 平成20年1月20日

鳥居松遺跡の発掘現場のようすをタイムリーにお知らせします。

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鳥居松遺跡通信No.1 （PDF：392KB）

森田町で遺跡の発掘を始めました！

(財）浜松市文化振興財団は、2008年1月から浜松市中区森田町にある鳥居松遺跡の発掘調査を始めました。

鳥居松遺跡は、伊場遺跡とつながる大規模な遺跡で、過去4回にわたり発掘調査がなされています。
これまでの調査で、弥生時代（約1800年前）の集落や水田、奈良時代（1250年前）から鎌倉時代（800年前）に流れていた小川が確認されています。

この度実施している鳥居松遺跡の5回目の調査は、調査面積が過去最大であり、数多くの成果が得られるものと予想できます。
現在、奈良時代から鎌倉時代の小川（伊場大溝）の調査を開始しましたが、これから、さまざまな出土品が発掘されると期待できます。

調査を開始した鳥居松遺跡（5次調査）のようす

出土品の一部を紹介します

調査はまだ始まったばかりですが、すでに多くの出土品がみられます。出土品は土器がほとんどですが、木でつくられたものもみられます。

平安時代の碗（灰釉陶器　かいゆうとうき）
今から1100年ほど前の器です。小川の岸辺に投げ込まれた様な状態で30点以上の碗が出土しました。

平安時代のお盆（折敷　おしき）
上に紹介した平安時代の碗と同じ地層から出土しました。食器を並べるためのお盆で、底の木板だけが見つかっています。

発掘調査現場は見学できます

鳥居松遺跡の発掘調査は、平日の晴天時、午前8時30分から午後4時30分まで実施しています。
作業時間内でしたら、発掘現場は見学できます。
お気軽に担当までお問い合わせください。
なお、雨天時、休日は、作業を休止します。作業時間以外の現場立入は、危険ですので、ご遠慮いただきますよう、お願い申し上げます。

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