更新日：2023年4月13日

1 浜松市決算の概要3

（3） 決算の特徴

1.引き続き厳しい市税収入

～ 景気低迷により、個人市民税は10億円、2%の減 ～

• ただし合併特例による不均一課税の終了による都市計画税（8億円）、事業所税（5億円）の増等により市税全体では13億円、1%の増

2.人件費の削減

～ 前年度対比（普通会計ベース）で17億円、4％の減 ～

• 定員適正化計画の着実な実施により4億円減
• 退職金12億円減

3.増加する扶助費

～ 前年度対比（普通会計ベース）で32億円、6％の増 ～

• 景気低迷等により、生活保護扶助事業で11億円増
• 子ども手当の制度改正により9億円増

4.災害復旧費26億円

～ 大型台風が直撃 前年度の6倍（普通会計ベース） ～

5.総市債残高51億円削減

～ 総会計ベースプライマリーバランスの黒字を堅持 ～

• 普通会計ベースでは災害復旧債や臨時財政対策債の借入れ増によりプライマリーバランスは13億円の赤字
• 平成23年度末総市債残高5,174億円（平成22年度 5,225億円）

中期財政計画の目標（平成26年度末5,000億円未満）達成に向け削減

【関連事項は 総市債残高 、市債残高（普通会計）と市税収入の推移】

用語の解説

形式収支…歳入決算総額から歳出決算総額を引いた額

実質収支…形式収支から翌年度へ繰り越すべき財源を引いた額

単年度収支…実質収支から前年度の実質収支を引いた額

実質単年度収支…単年度収支のなかには、実質的な黒字要素や赤字要素が含まれている。これらを加味した単年度収支のこと

普通会計…一般会計など各会計の範囲は、地方公共団体ごとに異なるので、財政比較などをするために統一的に用いられる会計。浜松市では、一般会計と特別会計の一部が普通会計となる。

総市債残高…一般会計、特別会計、企業会計すべての市債残高の合計。

 

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