更新日：2015年3月17日

主要事業(90)

◇ 平成27年度当初予算の主要事業

橋りょう・トンネル安全対策

土木部道路課

1　目的

老朽化した橋りょう、トンネルの修繕等を計画的に実施し、インフラの安全対策を図る。

2 背景

• 浜松市は、5,978橋、トンネル45か所と多数のインフラを抱えており、これらの多くは高度成長期に建設されたため、建設後約50年が経過し老朽化が進行している
• 道路法等の改正(平成25年9月2日施行)により制定された、道路の維持修繕に関する省令・告示(平成26年7月1日施行)に伴い、橋りょう、トンネル等の道路施設について、国が定める統一的な基準により、5年ごとに近接目視による点検、診断が義務付けられた

3 事業内容

(1) 橋りょう・トンネル設置状況

• 橋りょう：5,978橋（橋長2メートル以上）
• トンネル：45か所

(2) 橋りょう長寿命化事業

全5,978橋を3ランクに区分し、計画的な点検・修繕を実施
レベルA：道路ネットワーク上(緊急輸送路や幹線道路等)の橋りょう　747橋
レベルB：レベルA以外の国県道及び市道(橋長15メートル以上)の橋りょう　827橋
レベルC：市道(橋長15メートル未満)、及び独立自転車専用道の橋りょう　4,404橋

橋りょう点検調査　160,000千円
平成27年度から全橋りょう全箇所・全部材近接目視点検を実施（27年度～30年度）

橋りょう長寿命化工事　360,000千円
レベルA、B橋りょうのうち、点検により修繕が必要と判定された橋りょうに対して計画的に長寿命化工事を実施（27年度:3橋）

(3) 橋りょう耐震補強事業

耐震補強工事　943,000千円
緊急輸送路に架かる橋長15メートル以上の橋りょう、跨線橋、跨道橋の耐震化(27年度:14橋）

落橋防止対策工事　33,000千円
避難路に架かる橋りょうの落橋防止対策の実施（27年度:2橋）

耐震・落橋防止設計　148,000千円

(4) トンネル安全対策　100,000千円

平成25年度に実施した点検の結果、修繕が必要と判定されたトンネルを対象に計画的に対策を実施（27年度:6か所）

4 事業費　1,744,000千円（財源：国　802,000千円、繰入金　11,000千円、市債　621,400千円）

※道路維持修繕事業5,485,891千円の一部と橋りょう耐震補強事業1,124,000千円の一部

• 工事請負費　1,470,000千円（橋りょう・トンネル修繕、耐震補強など）
• 委託料　271,000千円（橋りょう点検調査、設計）
• その他　3,000千円