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更新日:2022年9月22日

平成28年度ユニバーサルデザイン市民意識調査報告

1. 調査目的

第2次浜松市ユニバーサルデザイン計画・第1期推進計画(H24~H28)の事業評価及び指標数値把握と第2期推進計画策定(H29~H33)に向けて、市民の考えや要望等を集約し、新計画に反映させることを目的として意識調査を実施した。

2.調査概要

調査対象:浜松市内に在住する18歳以上80歳未満の市民2,500人
調査期間:平成28年6月23日発送~7月8日締切
抽出方法:住民基本台帳より無作為抽出
調査項目:添付調査票参照
調査方法:郵送にて配布、同封の返信用封筒で調査票の返送を依頼
実施機関:特定非営利活動法人地域づくりサポートネット

3.回収結果

3-1 回収率

発送数:2,500 人(男1,250人、女1,250人)
回収数:1,088 人(男386人、女574人、無回答128人)
回収率:43.5 % 

<区別発送数及び回収数・回収率>

発送数

回収数

回収率

回収の区別割合

中区

449

178

39.6%

16.4%

東区

377

143

37.9%

13.1%

西区

366

176

48.1%

16.2%

南区

361

139

38.5%

12.8%

北区

296

115 38.9%

10.5%

浜北区

356 151

42.4%

13.9%

天竜区

295

121

41.0%

11.1%

無回答

-

65

-

6.0%

合計

2,500

1,088

43.5%

100.0%

3-2 回答者の属性

市民アンケートの回答者の属性は、年代別では60代が23.3%と最も多く、次いで70代が21.8%と、60代以上が約45%を占めており、性別では、男性が35.5%、女性が52.8%で、女性からの回答が男性を上回った。
職業別では、勤め人が46.0%と最も多く、次いで年金受給者・無職が26.6%と、この2分類で約70%を占めている。
回答者の住居は、大きなばらつきはなかった。

回答者の属性グラフ

3-3 調査結果概要

  今回の調査は、第2次浜松市ユニバーサルデザイン計画・第2期推進計画(平成29年度~平成33年度)策定における市民意識の基礎データの収集及び指標数値を設定するために、設問は前回調査(平成23年度)から一部変更している。
また、設問は主に第2次浜松市ユニバーサルデザイン計画の基本目標別に設定した。

基本目標1<思い合い、認め合う“こころ”
問1から問5は、「ユニバーサルデザイン(UD)」の理解度・認知度、思いやりのある行動、UDの考え方や広まりについて調査した。

  • ユニバーサルデザインの理解度(詳しく知っている+知っている)は、41.5%(前回39.3%、2.2%増)となり、さらに認知度(理解度+言葉だけは聞いたことがある)は74.7%(前回70.0%、4.7%増)となり、共に向上した。
  • 思いやりのある行動をする人が増えていると感じる人(感じる+少し感じる)の割合は39.9%で、前回より5.6%減少した。
  • 回答者自身が思いやりのある行動をしている人(いつもしている+たまにしている)は、76.5%と高い数値となった。
  • 日常生活でUDが広まっていると感じる人(感じる+少し感じる)は41.9%で、前回より2.2%減少した。
  • 民間の対応・サービスにUDが広まっているかについては47.8%となり、前回とほぼ同じ結果であった。(0.1%減少)

基本目標2<みんなで支え合う“しくみ”
問6から問11は、高齢者や障がいを持つ人など誰もが暮らしやすい地域か、また、来訪者に優しい地域か、女性が活躍しやすいか等について調査した。

  • 誰もが暮らしやすい地域と感じる人(感じる+少し感じる)は、41.1%で前回より1.3%増加した。
  • 浜松市が観光客へのおもてなしなど、来訪者に対して優しい地域だと感じる人(感じる+少し感じる)は、42.9%であった。
  • 浜松市が女性の活躍できる地域と感じる人(感じる+少し感じる)は、32.7%で、「感じない」が32.4%、「わからない」が32.1%となり、市民の評価は、ほぼ均等に分かれた。
  • 高齢者や障がい者などを支援する活動やイベントに参加したことがある人は、25.9%で前回から1.5%減少した。
  • UDのまちづくりに向けた支援活動等に参加したいと思う人(参加したい+機会があれば参加したい)は50.4%で、前回より2.3%減少した。
  • 市が提供している情報について、UDに配慮していると感じる人(感じる+少し感じる)は41.7%で、前回より4.7%減少した。

基本目標3<誰もが暮らしやすい“まち”
問12から問18は、道路や公共施設・民間施設等の施設整備、防犯・犯罪、UD製品などについて調査した。

  • 「歩行者優先の道路」や「休憩所・トイレ」が整備されていると感じる人(感じる+少し感じる)は、共に約30%であった。
  • 施設を利用しやすいと感じる人(感じる+少し感じる)は、公共施設が59.3%、民間施設では53.5%で、前回調査から公共施設は1.4%、民間施設は4.7%増加した。
  • 案内サインがわかりやすいと感じる人(感じる+少し感じる)は、49.8%で前回より7.0%増加した。
  • 防災・防犯の面で安全・安心に暮らせる地域と感じる人(感じる+少し感じる)は、46.0%で前回調査の58.7%に対し12.7%減少した。区別では、北区、西区で「安全・安心に暮らせる」と回答する割合が高く、浜北区、東区、南区では低い結果となった。
  • UD製品が増えていると感じる人(感じる+少し感じる)は、52.9%で、前回より1.4%増加した。  

UDのまちづくりに関することについて
問19は、浜松市のUDによるまちづくりの取組みに対する評価を調査した。

  • 浜松市の「UDによるまちづくり」について、満足と感じる人(満足+やや満足)が20.8%で、不満と感じる人(不満+やや不満)の15.8%を上回った。

<UDに関する自由意見欄について>

  • UDに関する自由意見欄では、348件の意見が寄せられ、分野別では「施設関連」、「行政やUDのまちづくりへの意見・要望」、「心のUDの定着」、「UDを知らない、認識不足」、「道路関連」、「UDの情報発信・PR等」の順で意見が多く、ハード整備や行政への要望、心のUDの定着化や必要性を感じている意見が多く見られた。
  • 今回の調査によって、「UDという言葉や意味を初めて知った」、「UDに関心を持った」といった意見も多かった。UDの普及啓発や情報発信の必要性は依然として高く、UDを知ることで必要性を感じる人や関心を持つ人が増加するものと考えられる。

<調査全般を通じて>

今回の調査は、「UDの理解度・認知度別」(問1)及び「UDによるまちづくりの満足度別」(問19)について、各設問の回答におけるクロス集計を実施した。
クロス集計の結果、概ね各設問においてUDの理解度・認知度が高いほど、またUDのまちづくりの満足度が高い人ほど各設問のUDに対する意識が高い結果となった。UDの理解度・認知度を上げることが、市民のUDへの関心を高め、それがUDのまちづくりにつながっていくと考えられる。
しかし、UDの認知度・理解度は前回(H23)より向上したにもかかわらず、他の調査項目では前回より数値が下がってしまったものが多く見受けられた。新計画の策定にあたっては、この結果を踏まえて今後のUD施策の方向性を打ち出す必要がある。

回答結果

市民意識調査回答結果(PDF:2,158KB)

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浜松市役所市民部UD・男女共同参画課

〒430-8652 浜松市中央区元城町103-2

電話番号:053-457-2364

ファクス番号:053-457-2750

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