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更新日:2025年3月21日

【令和7年1月26日開催】作家・高橋源一郎さんの講演会に、多くの皆さんが来場されました

1月26日(日曜日)、作家の高橋源一郎さんをお招きし、「ニッポン、過去・現在・未来」と題し、龍山森林文化会館ホールで文化講演会が行われました(主催:龍山文化振興事業実行委員会)。

講師・高橋源一郎氏
高橋さんは、スマホなどで生活が便利になる一方で、かつて濃密に繋がっていた家族に代表される豊かな人間関係が希薄化、孤立している状況を、過去に学びながら、世代を超えたコミュニケーションの力で、乗り越えていこうとお話されました。
質疑応答では、"これから、どのような小説を書こうとされているか"や、"自分の話を出すのと、相手の話を上手に聞くバランスの取り方は"など、3人の方からの質問に、予定時刻を超過して、お答えいただきました。
また、来場者アンケートで寄せられた質問にも、後日高橋さんからご回答をいただきました。
概要は次のとおりです。

寄せられたご質問 いただいたお答え
Q,個に分散していく家族は、今後どうなっていくと考えるか。【60代・浜名区】

A,家族は「個」に分散し、やがては現在の家族はなくなるでしょう。もし社会が持続しうるとすれば、「血縁」ではない新しい結びつきの、新しい「家族」が生まれると思います。人間は結局、「個」では生きられないからです。

Q,個から「本来あるべきもの」へ戻れるよう、どうしたら良いと思われるか。【30代・天竜区】 A,「本来あるべきもの」も、社会の変化によって変わってゆくと思います。唯一、変わらないのは、人間は、「個」では生きられない、ということだけだと思います。
Q,どうすれば、話を聞く「力」を養うことができるか。【40代・中央区】 A,それは養うべき「力」ではなく、常になにか新しいものを知りたいという欲望、好奇心だと思います。子どもの頃のような好奇心を持ちつづけることができるか、ということだと思います。
Q,(「阿修羅のごとく」に関連して)向田邦子さんは、我々が感じたことを意図していたのか?【60代・中央区】 A,優れた表現者は、必ず、同時代の人びとの誰よりも強い感受性で、世界の変化を感じとることができます。なので、回答はイエスです。
Q,いわゆるオールドメディアは、情報統制、情報操作による印象操作を行っている云々と言われている。あふれる情報に流されず生きていくには、どんなことに注意すれば良いか。【60代・中央区】 A,なんでも自分で一から学ぶようにすること。それに尽きます。政治が問題になったら、政治の本を広く深く読む。経済問題が話題になったら、一から経済学の本を読んでゆく。ぼくは、それが不可能だとしても、すべての分野で専門家に負けない知識を得ようと努力しています。
Q,高橋さんは、実際にどのようにお子さんを育てられたか、どのようなことを心がけていたか等、子育て論やエピソードをお聞かせ願いたい。【40代・天竜区】 A,「子育て」は夫婦共同でやるものだと考える。それに尽きます。そのためには「ほぼ全部自分でやる」程度の覚悟がなくては、三分の一もできません。「子育て」中は、仕事を含め、すべての中で「子育て」を最優先にしました。
Q,どのように時間を使われているか。【70代・浜名区】 A,一年365日、24時間、予定が入っています。
Q,本の選び方、探し方は。【60代・浜名区】 A,目的があってたくさん本を探します。それから別に、無目的になんとなく本を探します。要するに、いつでもどこでも楽しそうな本はないかと探しています。
Q,作家になろうと思ったきっかけは。【60代・天竜区】 A,中学・高校の頃、同級生たちが詩や評論を書いていて、それがものすごく「カッコよく」見えたからです。
Q,喜びを感じる瞬間は、どんな時か。【30代・天竜区】 A,いろいろなときに感じます。たとえば、朝起きて(鎌倉にはたくさんいるので)、どこから鳥の鳴き声が聴こえてきたとき。ああ生きていたんだと。
Q,健康維持について、どのようなことを実行されているか。【70代・天竜区】 A,いまは、一日置きに合わせて300回の片足スクワット。それから毎朝早く(6時頃)、仕事場と家の間を歩き、その後犬を散歩させます。それで7500歩。
Q,『一億三千万人のための「論語」教室』を、どのように読んだらよいか。【60代・中央区】 A,読み方は自由です。好きなところを開けて読んでみるのも良し、最初から読むのも良し、後ろから読むのも良し、あるいは、他の本を読みながら同時に読むのも良し。本の読み方に正解はありません。

 

当日は、開場を待ちわびた人々がお昼前から行列を作るなど、市内外から220人が来場されました。

【参考】

【令和7年1月26日開催】文化講演会について

作家の高橋源一郎さんをお招きし、文化講演会を開催いたします。

様々な分野でご活躍される高橋さんの視点から、私たちは時代を超えて何をつなぎ、どう生きていけば良いのか等をお話いただきます。

皆さまお誘いあわせて、お出かけください。

高橋源一郎さん

 

開催日時など

日時 令和7年1月26日(日曜日)開演14時(開場13時15分)
会場 龍山森林文化会館ホール
講師 高橋源一郎(作家)
演題 ニッポン、過去・現在・未来
定員 先着220人まで
主催 龍山地区文化振興事業実行委員会
共催 NPO法人ほっと龍山
後援 中日新聞東海本社、静岡新聞社・静岡放送
入場料 無料(事前に入場整理券をお求めください)

入場整理券のお求め方法

配布場所

龍山森林文化会館(天竜区龍山町瀬尻982-2)電話053-968-0331

天竜区龍山支所(天竜区龍山町大嶺570-1)電話053-966-2111

インターネットからのお申込み

末尾の関連リンクからお申込みください。

当日、会場受付で入場整理券をお渡しいたします。

ご来場される皆さまへのお願い

気象災害など、不測の事態で本講演会を中止・延期または変更する場合があります。

ご来場の際は、下記のお問い合わせ先へ最新情報をご確認いただくか、市ホームページ(ホーム>市政>天竜区>天竜区からのお知らせ)をご覧ください。

龍山森林文化会館

 


このページのよくある質問

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お問い合わせ

浜松市役所天竜区龍山支所

〒431-3804 浜松市天竜区龍山町大嶺570-1

電話番号:053-966-2111

ファクス番号:053-969-0380

龍山森林文化会館(天竜区龍山町瀬尻982-2)
電話番号053-968-0331

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