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更新日:2019年3月31日

足神神社の湧き水

「”命の水”だって言ってくれる人もいる」(PDF:189KB)

浜松市中心部から車を走らせ、2時間と少し。水窪地域でも長野県境に程近いところに足神神社はある。「青崩峠を越え、この道(秋葉街道)を武田軍が通っていったんです」と、神主の守屋さん。神社の目の前は、古くから遠州と信州をつなぎ、多くの旅人が往来した秋葉街道だ。崖沿いで道幅も狭くて、こんなところ、馬や兵隊が通れるとは思ってなかった、と守屋さんは小学生のころ親に連れられて青崩峠を”べそ”をかきながら歩いた体験談を語りはじめた。

280年前の遠州大地震で、この辺りの地形が変わったということを、地質学者の先生から聞いたそうだ。それ以前の時代に、武田信玄が徳川家康と戦うために青崩峠を越えたときは、もっとなだらかだったらしい。そのことを知り、武田方の進軍をやっと納得できたんだ、と守屋さん。向こう側の峠は軍の兵糧を運んだから『兵越峠』だということも、教えてくれた。

余談はこれくらいにして、足神様の御神水のことを聞きたいと思っていたところ、「湧き水の前のあの石」と、次の話題へ。「牡蠣の化石なんだ。ここも今じゃあ、標高850メートルの場所だけど、2000万~3000万年前は海の中だったんだって」
地質学の奥深さを感じさせた。

足神様の御神水と呼ばれる湧き水。県外からも、年間1万人以上もの人がこの水を目当てに訪れる。定期的に水を汲みにくる人もいる。「1ヶ月ぐらい外洋に出る漁師さんは、船上での飲料用に大きなポリタンクで持っていく。まさに『命の水』だって言ってくれるよ」大量に汲んでいく人は他の人に迷惑にならないように、早朝に来たり、平日に来たり配慮してくれているようだ。

水脈等の調査をしてもらったことがあると、その結果を面白げに話してくれた。神社周辺の地下が大きなお椀型の岩盤でできていて、熊伏岳などから流れ込む水を溜め込んでいるそうだ。近くを流れる川の水脈ではないのは不思議だねえ、と。

この周辺も三遠南信道の開通を目指し、環境も刻々と変わっている。「私はこの神社の41代目。先祖から受け継いできたこの地の環境保全や文化の継承もしていきたい。もちろん、足神様の御神水も見守っていきますよ」力強く、確かなものを感じさせる言葉だった。

(注意)「天竜区の水」は、滝や池なども含めた天竜区のさまざまな水資源を紹介するものであり、「飲み水」として紹介するものではありません。飲用として保障するものではありませんので、ご自身の責任と判断において親しまれるようお願いいたします。

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