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更新日:2018年3月26日

西来院いぼ観音の水

「不思議ないわれのある水」(PDF:167KB)

天竜区西藤平にある西来院。本堂の向かって左側の石段を下っていったところに小さく構えられた社がある。その横の岩から水が湧き出しおり、くぼみには水が溜められていた。この水は「疣につけると、その疣がたちまち消えてなくなってしまう」といわれている「いぼ観音の水」なのである。

その由来としてこんな話が伝わっている。

昔々、阿多古の里“くら沢”のほとりに木こりの夫婦が住んでいた。二人には三代という美しい娘があった。三代はよく働き、貧しい暮らしにも、何一つ文句を言うことはなかった。しかし、三代には、一つだけ悩みがあった。その美しい顔形には不釣り合いな見苦しい疣が、手といわず足といわずできていたからである。

ある夏の日のこと、三代が留守番をしていると誰やら家を訪ねてきた。「ごめんくだされ。のどが渇いてとんと困り入った。水を一杯くださらぬか」見れば身なりはみすぼらしいが品のいい旅の坊さんであった。三代が裏の沢から冷たい水を汲み、差し出すと坊さんはたいそうな喜びようであった。そして坊さんは「ところでお娘ご、疣でお困りのようだな」と言い、三代の顔をじっと見つめた。「わしがいい薬を教えて進ぜよう。この裏山の岩場にある小さな観音堂をご存じかな。その岩場に建つ観音堂のすぐそばに清水の湧き出ている岩穴がある。その水を疣につけなされ。疣はきっと取れますぞ」坊さんはそう言って立ち去って行った。

次の日、三代は、両親と一緒に裏山へ登り、疣取りの水を見つけた。三代は喜び、その水を持ち帰って神棚にそなえ、毎日疣につけた。すると不思議なことにひどかった疣が跡形もなく消えていったのである。「いぼ観音様、ありがとうございました。このご恩は一生忘れません」三代は手を合わせて心よりお祈りした。

これが、この水がいぼとり観音の水と呼ばれる所以である。この水の力にあやかろうと県外からも水をいただく人が絶えないそうだ。また、例年2月11日に大祭が行われ大勢の参拝者でにぎわう。

(注意)「天竜区の水」は、滝や池なども含めた天竜区のさまざまな水資源を紹介するものであり、「飲み水」として紹介するものではありません。飲用として保障するものではありませんので、ご自身の責任と判断において親しまれるようお願いいたします。

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