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更新日:2019年3月31日
「家康も飲んだとされる由緒ある水」(PDF:205KB)
天竜区春野町勝坂地区。清流気田川の上流に位置し、紅葉の名所である明神峡の起点付近にあたる。切り立った山々と、長年の流水により荒々しく削られた渓谷は、見事な景観を作り出しており年間を通じてドライブなどで訪れる人が多い。
紅葉シーズンになると明神峡では木々が色づき、渓谷をよりいっそう引き立てる。それを目当てに紅葉狩りに訪れる観光客は多い。また、勝坂集落は400年以上伝承する神楽などがある由緒ある集落で、神楽が奉納される秋祭りには大勢の見物客や地元の人でにぎわう。
「神の水」は集落のほぼ中心にあって年間を通じて枯れることなく湧き出しており、その色は透き通ってとても美しい。触ればとても冷たい。また、その名は、その昔、この土地の地頭であった天野氏を討伐するために、この地を訪れた徳川家康が喉の渇きを潤し、その水にたいそう喜んで次の句を詠んだことに由来する。
「よろこびし よもやつきなん清水の 神のちかいに 七五三縄の内」
以来、村人たちはこの湧水を「神の水」と称して大切に利用してきたという。神楽舞の奉納される清水神社の脇に湧き出す「神の水」。ぜひ、一度訪れてほしい場所の一つである。
(注意)「天竜区の水」は、滝や池なども含めた天竜区のさまざまな水資源を紹介するものであり、「飲み水」として紹介するものではありません。飲用として保障するものではありませんので、ご自身の責任と判断において親しまれるようお願いいたします。
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