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更新日:2023年3月27日

令和4年度第10回天竜区協議会議事要点

  • 日時:令和5年1月27日(金曜日)午後2時00分~3時19分
  • 会場:天竜区役所21・22会議室
  • 次第
  1. 開会
  2. 会長あいさつ
  3. 区長あいさつ
  4. 議事
    (1)協議事項
    天竜区協議会新委員推薦案について
    (2)その他
    地域課題
  5. その他
  6. 閉会

1.開会

本会議は、浜松市区及び区協議会の設置等に関する条例第13条第3項の規定に基づき、委員の過半数が出席し、会議が成立したことを確認。生田要司委員、片桐滋人委員、小橋志穂委員、高木歩美委員、宮澤すま委員、村井教子委員の会議欠席を事務局から報告。

2.会長あいさつ

3.区長あいさつ

4.議事

(会議録署名人の指名)

会議録署名人に髙氏秀佳委員と村瀬純子委員を指名。

(1)協議事項

天竜区協議会新委員推薦案について

≪事務局が資料に基づき説明≫

(吉林久会長)
新委員推薦案について承認するということでよろしいか。

-異議なし-

(吉林久会長)
新委員推薦案のとおり承認する。

(2)その他

地域課題

ア・嘯月橋の架橋工事予定について

(圡田哲也委員)
昨年9月23日に崩落した天竜区二俣町二俣の嘯月橋について、架橋工事の予定はあるか。架橋工事が予定されている場合は、工事日程や工事完了予定日を教えてほしい。

≪天竜土木整備事務所が資料に基づき説明≫

(天竜土木整備事務所)
昨年9月23日の台風15号による大雨について、天竜区春野をはじめ非常に多くの降水量を記録した。アメダス雨量観測所での観測によれば150年に一度の確率規模を上回るほどの豪雨であった。これは、近年、線状降水帯といわれるような現象が春野方面であったということである。天竜では時間雨量60ミリ、累計291ミリ、3時間最大157ミリの雨量を観測した。3時間雨量では、150年~200年に一度の規模ということである。1974年の七夕豪雨に匹敵するほどの雨量が観測されたということで、非常に多くの雨が降ったということを理解いただきたい。
資料には、天竜区内の被害状況として区内で浸水被害が発生した範囲も記載しているが、区内浸水建物の棟数は床上浸水53棟、床下浸水138棟であった。また、市内中心部においても非常に多くの浸水被害が発生した。このような状況に至った経緯は、二俣中心部をはじめ山に囲まれており、国道152号を境界に特に西側へ地盤高が下がっていく地形状況にあり、今回の豪雨では二俣川や旧二俣川が越水したことや、山からの出水があり窪地に水が溜まっていったということと考えられる。
嘯月橋崩落の経緯であるが、資料に写真を掲載しているとおり、流木が橋脚に引っかかることで河道を閉塞させて水位上昇を招いたことがわかる。いわゆるダムのような状況となった。
こうした経緯を踏まえ、市としては浸水の対策ということで嘯月橋のような部分的な対策も含めハード面だけでなく、情報の伝達や避難所などソフト面を含め総合的に対策することが必要と考えている。
嘯月橋の現在の状況である。治水安全上の観点から、現在、崩落した橋梁、残った橋脚を含めすべての撤去が昨年12月28日に完了したところである。今後も日常的な管理を継続していく。
嘯月橋の今後についてである。今回の水害では、流木が橋脚に引っかかり河道を閉塞させたということから、嘯月橋を撤去したままとするか、もしくは復旧するとすればどのような形とするか現在も検討を続けているところである。具体的には、越水リスクを低減するため、復旧するとした場合には、橋脚がない形とすることや、崩落した嘯月橋の桁高よりも高く設置することなどである。交通管理上は下流側の二俣大橋を利用いただくことが前提ではあるが、地域の皆さんの意見を伺う中では治水安全面も考慮し復旧してほしいという声もある。
復旧にかかる期間である。復旧する場合には、はじめに詳細な設計を行う必要があり時間を要するうえ、橋台については下部工から上部工まであるが、出水期を除く期間(11月~5月までの7ヶ月間)において進める必要がある。また、橋台工事においては国道152号の交通に支障がないよう切り回しが必要となるため、3年半~4年ほどの期間を要する可能性がある。

(圡田哲也委員)
地域住民は、嘯月橋復旧について気にしている。復旧する方向で検討してほしい。

(松本常志委員)
国道362号光路沢トンネル西側の被災について、現在片側交互通行となっているが、復旧のめどを教えてほしい。

(天竜土木整備事務所)
現在、歩道側へ切り回しを行い工事開始するところであるが、遅くとも年内もしくは年度内までの復旧を目指している。

(松本常志委員)
国道362号は交通量も多いため、早期の工事開始をお願いする。

イ・アマゾンほしい物リストの活用について

(鈴木芳治委員)
新聞報道にあったインターネット通販サイトを活用して寄付を募るという市の取り組みについて、詳しく紹介してほしい。現在は3施設で募集しているようであるが、他部署へ展開する予定があるか教えてほしい。

(調達課)
浜松市では、令和3年12月から自由度の高い財源確保の手段としてインターネット通販サイトアマゾンのほしい物リストを活用した市施設へ寄付を募る取組を実施している。アマゾンのほしい物リストは、ショッピングサイト内にある商品について自分が欲しいものをあらかじめ登録しほかの人にもお知らせすることができる機能である。この仕組みを活用した寄付の仕組みである。
新聞報道にあったとおり、現在は動物園、児童相談所、中央図書館の3施設で寄付物品を募集している。先日募集した物品については、比較的早く寄付をいただいている状況である。新聞報道の反響が大きいことから、市としては引き続き積極的な広報を行うとともに、活用を進めていく。募集施設の拡大について、どの施設かは決定していないが、各部局へ希望を募っていく予定である。
寄付の流れについてである。寄付をしたい人が、各施設の募集ホームページから寄付したい物品を探し、アマゾンのほしい物リストから購入いただくと早ければ購入後翌日には寄付物品が市へ届き、各施設にて使用後、ホームページでお礼や使用報告をすることとなる。物品を寄付した場合でも所得税の寄付金控除の対象となる。

(鈴木芳治委員)
今後、ふるさと納税にかわってこういった手法で寄付を募るということも非常に面白い試みだと思うため様々な部署に展開してほしい。農業分野でも活用が見込まれるため期待している。

ウ・移住促進事業について

(吉林久会長)
地域おこし協力隊や移住者を増やす方策として、市は移住促進事業をどのように進めているか。
市全体の状況や天竜区の現状を教えてほしい。

(区振興課)
移住促進事業について説明する。地域おこし協力隊について、浜松市では山里いきいき応援隊と称して天竜区と北区の一部で13人の隊員が活動している。この事業では、地域活動の支援や地域活性化に寄与することはもちろんであるが最終的には定住してもらうことを目的としている。天竜区内で活動する隊員は11人であるが、これまでに延べ38人の隊員が活動しており、任期満了となった隊員のうち地域内定住につながったのは19人である。
市では、移住促進に関する様々な事業を実施している。ホームページによる情報発信をはじめ移住相談や住宅サポート、仕事サポートを行っている。移住相談については、毎週金曜日に区役所へ移住コーディネーターを配置し相談対応している。市全体では移住コーディネーター2名を配置しているが、平成28年の設置後91世帯が移住へとつながった。また、お試し住宅として、旧教職員住宅など市遊休施設を活用し田舎暮らし希望者へ移住判断や空き家探し期間の提供を目的として区内3か所に設置している。その他起業資金貸与なども行っており、今後も積極的に実施していく。

(吉林久会長)
窓口は本庁の担当課となるか。ホームページでも案内などはあるか。

(区振興課)
ホームページもご覧いただきたい。本庁所管課は市民協働・地域政策課である。

エ・ヤングケアラーについて

(吉林久会長)
市ではヤングケアラーについて4.6%の該当者がいる一方、天竜区では皆無ということであった。市では、ヤングケアラーについてその実態把握や該当者を見つけ出すことなどどのような取組をしているか教えてほしい。また、県が実施したヤングケアラーに関するアンケート調査の回収率が低いことから、どの程度実態把握ができたか疑問がある。

(社会福祉課)
ヤングケアラーとは、本来大人が担うとされている家事や家族の世話などを日常的に行っている18歳未満の子どものことである。ヤングケアラーが生まれる背景には、時代とともに変化してきた家族形態が影響している。核家族化をはじめ、共働き世帯やひとり親世帯の増加などにより家族の身の回りの世話などを担うことができる大人がいなくなり、子どもが担わなければならない状態となっていることが要因である。ヤングケアラーは家族のデリケートな問題であることや家族や本人に自覚がないことから表面化されにくいことが課題である。
浜松市では、ヤングケアラーへの支援として地域の実情を把握し地域福祉に精通する民生委員、児童委員のうち主任児童委員を対象に昨年8月にヤングケアラー支援についての研修会を開催した。また、市民の皆さんへヤングケアラーを正しく理解してもらうために広報はままつ9月号に特集記事を掲載した。11月には市民向け講座を開催し、3月にも講演会を開催する予定など広く現状や課題、支援のあり方について啓発している。
庁内では、福祉、医療、教育などの関係課で構成するワーキンググループを立ち上げ、随時会議を開催し情報共有を図っている。
天竜区においては、ヤングケアラーに関する家庭からの相談実績もなく、近隣住民からの情報提供、要支援者や小中学校への訪問での確認でも情報が寄せられていないことからヤングケアラーの存在をはじめとして潜在的な人数が把握できていないのが現状である。天竜区では家庭相談室による家庭訪問時でのヒアリングのほか、区内小中学校への訪問、校長会での養育環境の把握、民生委員や自治会、近隣の皆さんからの情報提供をお願いしていくことや子どもが相談しやすい環境づくりなど引き続き実態の把握に努めていく。
実態調査アンケートは、静岡県が実施しており、その情報を抜粋し市が分析を行った。全体の回収率は91.6%ということであるが、詳細の分析は今後進めていく。また、次年度は予算を確保し、ヤングケアラー支援体制の確保を進めていく。
委員の皆さまにおいても、地域でそういった実態があれば情報提供をお願いする。

(吉林久会長)
ヤングケアラーについて相談できる受け皿を作ることや、情報提供や啓発も重要である。

次回開催予定

日時:令和5年2月24日(金曜日)午後2時00分
会場:二俣協働センター大会議室

6.閉会

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お問い合わせ

浜松市役所天竜区区振興課

〒431-3392 浜松市天竜区二俣町二俣481

電話番号:053-922-0011

ファクス番号:053-922-0049

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