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更新日:2022年6月7日

令和3年度第12回天竜区協議会議事要点

  • 日時:令和4年3月24日(木曜日)午後2時00分~3時21分
  • 会場:天竜区役所21・22会議室
  • 次第
  1. 開会
  2. 会長あいさつ
  3. 区長あいさつ
  4. 議事
    (1)協議事項
    ア浜松市デジタルを活用したまちづくり推進条例(案)のパブリック・コメント実施について
    イ令和4年度地域力向上事業「市民提案による住みよい地域づくり助成事業」について
    (2)その他
    地域課題
  5. その他
  6. 閉会

1.開会

本会議は、浜松市区及び区協議会の設置等に関する条例第13条第3項の規定に基づき、委員の過半数が出席し、会議が成立したことを確認。生田要司委員、太田佳子委員、片桐滋人委員、進藤博行委員の会議欠席を事務局から報告。

2.会長あいさつ

3.区長あいさつ

4.議事

(会議録署名人の指名)

会議録署名人に守屋盛明委員と渡辺悦子委員を指名。

(1)協議事項

ア浜松市デジタルを活用したまちづくり推進条例(案)のパブリック・コメント実施について

≪デジタル・スマートシティ推進事業本部が資料に基づき説明≫

(小橋志穂委員)
市から届く添付書類があるメールは、1通目に暗号化された添付書類があって、2通目に添付ファイルを開くためのパスワードが送られてくる。これはPPAPと呼ばれるセキュリティ対策で多くの企業でもかつて採用されていたが、セキュリティが脆弱だということで現在は廃止されているようであり静岡県からも最近そういったシステムを使わずにメールが送られてくることが多い。
こうしたメールの送信は、業務の効率化や負担を考えていくと廃止するほうが市民にとっても職員にとってもスムーズになるのではないか。もしセキュリティ面や効率面などを考えるのであれば、今までやってきたが本当にそれは必要なのか、負荷になっていることはないかと見直していただければと思う。

(デジタル・スマートシティ推進事業本部)
デジタル・トランスフォーメーションというのは、デジタル時代にあわせて変革をしていくということで取り組んでいる。これまでの取組ありきではなく、その時代にあわせて変革することが必要となっている。
本条例(案)の原則にも記載があるが、セキュリティについては、非常に重要な観点であり、セキュリティと効率性をどのようにバランスをとる必要があるか、これはさまざまな技術の進展とあわせその時々の最適化のラインは異なってくる。
市では、情報セキュリティを統括する情報政策課という部門があるため、いただいた意見は所管部局へ伝え今後の参考とさせていただく。

(高氏秀佳委員)
デジタル・スマートシティ構想やこの条例(案)は、デジタルを活用したまちづくりに役立ちこれから必要であることが理解できた。特に、構想や条例は天竜区にとってどんなメリットがあるのか教えてほしい。

(デジタル・スマートシティ推進事業本部)
1点目、さまざまな課題やその解決手段として、利便性を高めるためにはデジタルを活用することが非常に有効だと考えている。
例えば、協議会をいくつかの地域からオンラインでつないで開催したり、農業でドローンを活用して農薬を散布したりするなどさまざまなところでデジタル技術を使うことにより課題を解決し利便性を高めることができる。
一方、デジタル化を進めていくうえで懸念事項もある。
例えば、デジタル化の流れに自分はおいて行かれないのかなとか、今まで窓口で手続きできたが全部オンラインになり窓口で手続きできなくなってしまうのではないかなどの懸念もある。
こうした懸念について、本条例(案)では、基本原則として第3条第2号において「情報通信技術を用いた情報の活用は、あらゆる人の社会活動及び都市運営を支える手段の一つであるとの認識の下…」とあるようにデジタルの活用はあくまで手段の1つであるとして捉え、「すべての人の社会参画を支え、多様かつ包摂的な社会の実現に寄与すること。」とあるように留意する点について示している。

(内山豊委員)
天竜区は高齢者が多いため、インターネットや情報化への対応が難しいと考えている。高齢者も置いていかない、デジタル格差をつくらないために、例えば近くの協働センターへ困ったときに使いかたなどを教えてくれる場所があるといいと思う。

(デジタル・スマートシティ推進事業本部)
2点の取組を紹介する。
1点目はスマホ講座。これは、現在も開催しており協働センターやふれあいセンターでやっているものであり今後もスマホ教室など民間事業者と連携しながら開催したい。
2点目は来年度に新規事業として中山間地域においても計画している事業である。
スマートフォンやオンライン会議ツールなど、日ごろ使っている中でわからないことがあったときに、地域の地区社会福祉協議会などさまざまなコミュニティの中で相談ができる人材を育成し地域の中で相談ができる体制づくりに取り組んでいきたいと考えている。

(小橋志穂委員)
友人が、育児のぴっぴラインアカウントで離乳食教室を申込した際にうまくいかず電話で申し込んだという。そうしたところラインから申し込みをしてほしいとたらい回しされ非常に困ったことがあると聞いた。
デジタルを中心に考えが固まってしまうのではなく、なぜ電話をかけてきたのかという意図をくみ取って対応するなど柔軟に対応していただけるようにお願いする。

(デジタル・スマートシティ推進事業本部)
デジタル技術を活用するということは、利便性を高める可能性がある一方、それが使えない人もいるという前提にデジタルは新しい1つの手段であるとの考えで取り組む。

(吉林久会長)
1点目、条例(案)基本原則第3条(2)の「多様かつ包摂的」の表現は的確であるが、とても難しい概念のように思う。
「情報通信技術を用いた…手段の一つである。そのような認識の下、すべての人の社会参加を支え、誰一人取り残されない社会の実現に寄与すること。」に変えてはどうか。
2点目、条例(案)にはさまざまな表現の語句があり、その多くは市民に理解されていると思う。しかし、聞きなれない語句も使われているようである。語句の解説や訳を加え、できるかぎり市民生活に沿った具体例を示してくれるとより理解が深まりデジタル化が身近なものになると思う。
3点目、条例(案)第1条にある「市の責務及び市民等の役割」とあるが具体的にどのようなことか。
4点目、要望であるが、情報通信技術を用いた情報については、その取扱に細心の注意を払い、個人情報が漏れないように万全を期してほしい。

(デジタル・スマートシティ推進事業本部)
1点目、条例(案)では、「多様かつ包摂的な社会の実現」と表現している。
これは、国で令和2年12月に、「デジタル社会の実現に向けた改革の基本方針」を定めており、この方針に従い法律を定めるなどさまざまな取組を進めている。ここで規定しているデジタル社会の目指すビジョンがある。
このビジョンでは、「デジタルの活用により、一人ひとりのニーズにあったサービスを選ぶことができ、多様な幸せが実現できる社会」を掲げ、こうした社会を目指すことによって「誰一人取り残さない人に優しいデジタル化」を進めることにつながると整理されている。
さらに国の方針における基本原則の1つには「包摂的・多様性」といった規定がある。
こうしたところから、国の基本方針にあるように本条例(案)に掲げる「多様かつ包摂的な社会の実現を進める」ということは誰一人取り残さない社会の実現につながるものと考えている。
2点目、今回パブリック・コメントを実施するにあたっての参考としてこれまでのデジタル・ファースト宣言やデジタル・スマートシティ構想を資料として添付している。語句が難解であるという点に関しては、昨年も同時期にデジタル・スマートシティ構想の策定に向けたパブリック・コメントの説明をした際にも同様の指摘をいただいた。この構想ではさまざまなことが規定されていることから、どうしてもわかりにくい語句がある中でご指摘に対応し、構想には解説版を作成し語句に対する説明を掲載している。
今回の条例(案)では、なるべく分かりやすい表現をしたり、説明において言い換えたり、何か具体的な事例を挙げながら説明したりしている。今後も、この条例(案)の考え方を説明するだけでなく、これを進めてどうなるかというような具体的な分かり易い身近な取組に触れながら市民の皆さまに紹介したいと考えている。
3点目、市の責務と市民の役割についてである。市では、今回の条例(案)に関わらずまちづくりに関する理念条例を自主的に制定している。条例(案)第4条においても市の責務として市民のみなさまとの連携・協力を規定とし、第5条では市民等の役割では市との連携と協力を掲げている。
今後も、市民の皆さまと連携する中でこの条例の目的を達成していきたいと考えているためご理解をいただきたい。
4点目、要望ということでいただいたが、大変重要な観点と思う。
条例(案)でも、第5条基本原則(3)では「個人情報が保護され、及び個人のプライバシーの保護に配慮される」ということで規定しているため、これを念頭に置きながらデジタルを活用したまちづくりを進めていく。

(吉林久会長)
市民目線で、やさしく分かり易い表現でお願いしたい。

イ令和4年度地域力向上事業「市民提案による住みよい地域づくり助成事業」について

≪区振興課が資料に基づき説明≫

(吉林久会長)
事業提案者である「龍水の都」文化体験プログラム実行委員会は、事業を開始して20年目ということで素晴らしいと思う。
1点目、事業の継続性を考えると会員数の確保が気になるところであるため、現在までの推移や今後の対応を教えてほしい。
2点目、いつまでも補助金に依存することができないことから自己負担金をどのように考えているか教えてほしい。

(区振興課)
1点目、出演者の推移であるが、設立当初平成14年には36人であった。その10年後には50人、現在は71人となり20年間で約2倍となっている。団体では、勧誘をあまり行っておらず、より良い公演を行い、口伝えなどで増えていると分析している。今後も魅力ある公演を行っていくことで会員も増えていくものと考えている。
2点目、実行委員会の自己負担金は出演者の参加費で賄っている。地域力向上事業市民提案による住みよい地域づくり助成事業費補助金は、同一団体であっても当初事業と目的または内容が様変わりした場合については新規事業として取り扱うこととなっている。

(村井教子委員)
「龍水の都」文化体験プログラム実行委員会実施の事業について平成17年ごろから参加している。子どもたちと一緒に舞台をつくりあげていくが、毎年積極的に募集をしなくても非常に多くの子どもたちが参加してくれる。子どもたちは小学校低学年ごろから参加し、舞台に立って堂々と演じることに限らず、下の子どもたちの面倒を見たり、指導をしたり、大人の指導者のお手伝いをしたりとさまざまな面で成長する。また、子どもたちの中には将来の夢や希望を持って舞台の仕事をしたいという子も現れ、実際に劇団四季の企画制作部で活躍している人もいる。
他にも、実行委員会では天竜の偉人である秋野不矩や本田宗一郎の継承活動として活躍しており地域の財産であると思っている。ぜひ、活動を応援していただきたい。

(区振興課)
それだけ魅力のある実行委員会であると思う。区としても今後も協力していきたいと考えている。

(吉林久会長)
今回の案件について、特に意見はなかったということで報告する。

(2)その他

地域課題

ア市内6つの森林組合の合併について

(鈴木勝夫委員)
市内6つの森林組合の合併について、現時点での市の基本的方向性を教えてほしい。
森林組合を取り巻く環境は烈しいものがある。特に人材の確保などは、最優先事項と考える。
市は、リーダーシップを発揮し、各組合の意見を聴いて方向性を示してほしい。

(林業振興課)
森林組合の合併に関しては、各森林組合による森林組合協議会において、平成21年から合併に向けて話し合いがされていた。しかし、平成25年に同協議会において、財務基盤に差があることなどにより、合併が棚上げとなった。
その後、令和元年度に合併に先行する形で、水窪、佐久間、龍山の3つの森林組合において、業務連携が締結された。しかし、その後、森林組合協議会において、合併に関する協議が継続されていなかった。
今年に入り、各森林組合の財務基盤の差が解消されつつあることなどから、森林組合協議会を開催し、合併についての協議を再開するとの回答があったため、今後の話し合いの経過を見守る中で、状況により、市として助言、支援等を行っていきたいと考えている。

(鈴木勝夫委員)
水窪、佐久間、龍山の3つの森林組合において、業務連携が締結されたことは承知している。財務基盤については、区内で最も大きい天竜森林組合、2番目に大きい春野森林組合と比較して
水窪、佐久間、龍山の3つの森林組合については脆弱であると思われる。
水窪、佐久間、龍山の3つの森林組合において、業務連携をさらに密にしたうえで合併し、その後天竜、春野森林組合と合併する二段階方式が望ましいと個人的には考えるがいかがか。

(林業振興課)
令和元年度から水窪、佐久間、龍山の3つの森林組合においては、業務連携協定を締結し、今年度も連携して事業実施していると承知している。3つの森林組合の事業が円滑に進む状況であれば、先行して合併する可能性もあると考えている。市としては、情報収集を進める中で助言、支援等を行っていきたいと考えている。

(鈴木勝夫委員)
林業従事者の給与体系や労災事故発生率が高く危険であるという状況の中、森林組合への入職を希望する若い人がいなくなってしまうと森林組合の存続が危惧される。組織が大きくなることによって、職場環境が向上し、後継者不足問題の解決にもつながるものと期待している。市が積極的にリーダーシップを発揮してほしい。

(林業振興課)
森林組合が合併するメリットは、対外的な信用の高まり、大型機械の導入等の体質強化、財務等の効率化などが考えられる。市としても、森林組合協議会が開催され、合併についての協議を再開するといった状況を尊重し、市へ依頼があれば積極的に助言、支援等を行っていく。

(鈴木勝夫委員)
各森林組合長が集まる会議等においても、市がリーダーシップを発揮してほしい。

(林業振興課)
今年度には、各森林組合を十数回まわり、さまざまな意見交換をさせていただいた。今後も、これを継続して情報収集を行い適切な支援を実施していきたいと考えている。

イ佐久間病院、光ファイバ整備事業について

(高氏秀佳委員)
1点目、佐久間病院の医師について、先日地域への回覧文書「令和4年4月からの佐久間病院担当医師のお知らせ」にて2名の医師が新たに着任されると拝読した。常勤医師ということで入ってくれる、入院患者の対応などができるということでよろしいか。
2点目、光ファイバ整備事業について、未整備となる地域もあるが着々と工事が進んでいると感じている。

(区長)
1点目、佐久間病院の件について。先般、中山間地域医療検討会議が開催され、佐久間病院の院長をはじめ、各病院の先生方、開業医の先生方がweb会議にて一堂に会した。そうした会議の中では、常勤で対応していただけるという話であった。本年度は、少なくとも5名が確保されており、場合によってはもう1名増員の可能性があるということである。しかし、来年度以降同じ人数で対応できるかどうかは確定していない。新年度になれば、次年度(令和5年度)に向けて本庁健康福祉部、天竜区健康づくり課、佐久間病院を中心として関係機関の皆様と協議を続けていくものと考えている。
2点目、ご意見としていただく。

(吉林久会長)
今後、推移を見守る中で、何かあれば要望等考えていくこととする。

ウ伊藤美奈子委員から辞任届が提出されたことについて報告

5.その他

次回開催予定

日時:令和4年4月27日(水曜日)午後2時00分
会場:天竜区役所21・22会議室

6.閉会

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浜松市役所天竜区区振興課

〒431-3392 浜松市天竜区二俣町二俣481

電話番号:053-922-0011

ファクス番号:053-922-0049

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