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更新日:2022年6月7日

令和3年度第11回天竜区協議会議事要点

  • 日時:令和4年2月24日(木曜日)午後2時00分~3時27分
  • 会場:二俣協働センターホール
  • 次第
  1. 開会
  2. 会長あいさつ
  3. 区長あいさつ
  4. 議事
    (1)協議事項
    令和4年度天竜区役所費の当初予算案及び主要事業の概要について
    (2)その他
    ア浦川幼稚園の今後について
    イ天竜体育館大規模改修工事の進捗状況及びスケジュールについて
  5. その他
  6. 閉会

1.開会

本会議は、浜松市区及び区協議会の設置等に関する条例第13条第3項の規定に基づき、委員の過半数が出席し、会議が成立したことを確認。生田要司委員、片桐滋人委員、小橋志穂委員、鈴木芳治委員、高木歩美委員、三須富美委員、守屋盛明委員の会議欠席を事務局から報告。

2.会長あいさつ

3.区長あいさつ

4.議事

(会議録署名人の指名)

会議録署名人に村井教子委員と村瀬純子委員を指名。

(1)協議事項

令和4年度天竜区役所費の当初予算案及び主要事業の概要について

≪区振興課が資料に基づき説明≫

(吉林久会長)
次の3点について教えてほしい。
1点目、協働センター等管理運営経費が119,000千円減額となった要因について。
2点目、地域力向上事業区課題解決事業が5,000千円増額となった要因について。
3点目、令和3年度当初予算に計上されていなかった原材料支給事業に6,000千円計上されているがどのような事業であるか。

(区振興課)
1点目、協働センター等管理運営事業について、協働センター5施設、ふれあいセンター8施設の維持管理、運営経費を計上しており、令和4年度当初予算額は153,796千円、令和3年度当初予算額は273,350千円であり前年度比119,554千円の減額となっている。減額の主な理由は、令和3年度実施した水窪協働センター空調設備更新工事、小畑公衆便所増築事業、山住公衆便所建設工事が完了したことによるものである。
2点目、地域力向上事業区課題解決事業に関して、令和4年度当初予算が昨年度比5,473千円増額となった主な理由について説明する。令和4年1月からの事業であるが、春野地域において市及び春野地域住民で構成する春野未来プロジェクトの運営支援のため、地域活性化を支援する民間専門人材の受け入れに伴う春野未来創造推進事業の負担金5,600千円である。
3点目、原材料支給事業は、令和3年度までは本庁市民協働・地域政策課の予算であったが令和4年度から天竜区役所費に移管された。地域住民が自ら行う地域が利活用する道路や道路付属施設の整備に対する原材料(生コンクリートやU字溝など)の支給を行う事業である。自治会が自ら作業を行う場合を対象としており、事業者等に委託する場合は対象外となる。

(松本常志委員)
資料3ページ、区民活動・文化振興事業のNo.2「天竜区サイクリスト誘致事業」は、サイクリング関係の事業であるか。

(区振興課)
そのとおりである。2年に1回サイクルイベント「天竜サイクルツーリズム」を開催している。今年度は、サイクルイベント開催予定であったが、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のため中止となった。来年度は、サイクルイベントではなく、環境整備等に係る経費を計上している。

(松本常志委員)
以前、天竜区内を周遊するサイクリングイベントを実施したと思うが、それは来年度実施しないということで、再来年度は実施するか。

(区振興課)
令和5年度には、コース未定であるが、サイクルイベントを実施する予定である。

(吉林久会長)
天竜区サイクリスト誘致事業について、もう少し詳しく知りたいが担当課は区振興課であるか。

(区振興課)
事務局は、まちづくり推進課である。

(吉林久会長)
自治会集会所整備助成事業に関して、来年度新築1件予定しているとのことである。それは、どちらの自治会か教えてほしい。

(区振興課)
天竜地域光明地区内の自治会である。

 

(2)その他

ア浦川幼稚園の今後について

≪幼児教育・保育課が資料に基づき発表≫

(鈴木勝夫委員)
浦川幼稚園が来年度から休園ということであるが、建物の維持管理などはどのようになるか。

(幼児教育・保育課)
建物の維持管理について、職員は常駐しないが、引き続きしっかりとメンテナンスを実施するなど対応する。

(鈴木勝夫委員)
入園希望者があり、再開する際に困ることがないよう建物のメンテナンスをお願いしたい。

イ天竜体育館大規模改修工事の進捗状況及びスケジュールについて

≪まちづくり推進課が資料に基づき説明≫

(吉林久会長)
ユニバーサルデザイン化工事とは具体的にどのような工事か。

(まちづくり推進課)
建物外部では、身障者用駐車場、おもいやり駐車場を整備する。
建物内部では、多目的トイレ、授乳室、ロッカー室を新たに整備するとともに、これまで段差があった床やトイレはフラットな状態に改修する。その他、大きく見やすいサインや自動ドアの設置を予定している。

(池野谷勉委員)
1点目、駐車場の台数が少ないのではないか。のり面などを工夫して広げてほしい。また、駐車する際、法面から落ちないように工夫してほしい。
2点目、駐車場の出入口が狭くないか。現在の区役所別館玄関前の南に出る通路は閉鎖するのか。閉鎖するのであれば植栽など撤去し駐車スペースにできないか。
3点目、現在、体育館ステージ下に保管している卓球台等の体育器具を保管するスペースは確保されているか。
4点目、管理室の広さはどのくらいか。指定管理者のスペースとして手狭ではないか。
5点目、放送設備について、個別アンプではなく、全体にいきわたる設備を望む。
6点目、選手控室や応援席の設置が必要であると思う。他の体育館では、2階席が設けられているがどのようであるか。
7点目、工事期間中の天竜体育館代替施設はあるのか。

(まちづくり推進課)
1点目、現在駐車場は6台であるが、改修後は20台となる計画である。今回は改修であり敷地に限りがあるため、大勢になるときは乗り合いでの利用を案内するが、周辺には天竜武道館があるため混雑するときはこちらも案内する。車両の出入りは、すべて東側からとする予定である。これにより、西側法面沿いを走行することがなくなるため、転落の危険は避けられると考えている。また、バリケード等の設置も予定している。
2点目、斜面に建設する関係上高低差があり、出入り口は資料の通りとなる。ただし、出入り口の幅は7メートル、最も狭い箇所でも6メートルを確保しているため、安全にすれ違うことができると考えている。南側に降りる通路は、勾配がきつく車両通行に危険があるため歩行者専用の通路としたいと考えている。
3点目、現在体育館で保管している器具等について把握している。不要なものを除き、すべて新体育館アリーナの器具庫に移設する予定であり、十分なスペースが確保されていると考えている。大型トランポリン等は北側中央の待機場所に置く予定である。
4点目、新体育館の管理事務所は18平方メートルほどである。3名分の事務スペースを想定しており、体育館の管理に必要な人数で算定している。浜北体育館も同程度の広さである。
5点目、今回の計画では、ワイヤレスアンプに外部スピーカーを接続しアリーナ全体に伝達できるよう設備を考えている。
6点目、専用の観覧席は設置しないが、アリーナ右側、左側の待機場所に折り畳み椅子を置き観覧席や選手の待機場所などフリースペースとして使用したいと考えている。
7点目、利用者のみなさんには大変ご不便をおかけするが、市内のスポーツ施設や学校の体育館など既存の施設を利用いただくよう案内する。近隣には、旧天竜市地域内に小中学校の体育館8箇所、その他浜北体育館、サーラグリーンアリーナなどがある。

(進藤博行委員)
大規模改修とは、どの程度の規模であるか。

(まちづくり推進課)
今回の大規模改修では柱や梁などの躯体は既存のものを活用する予定である。そのうえで内外装は新しく整備していくイメージである。

(進藤博行委員)
基礎や柱などの耐震性は確保されるか。

(まちづくり推進課)
平成29年に躯体強度について専門家に調査を依頼した結果、問題なしとの回答を得ている。

(進藤博行委員)
大きさは現在の体育館と全く同じであるか。

(まちづくり推進課)
そのとおりである。

(進藤博行委員)
体育館内には、ステージなどを設置するか。

(まちづくり推進課)
現在の体育館にはステージがある。しかし、ステージを残すと駐車場台数が少なくなるため、ステージ部分は撤去し駐車スペースを確保する予定である。

(村井教子委員)
近隣の体育館を借りる場合、予約等の窓口はまちづくり推進課であるか。

(まちづくり推進課)
二俣小学校体育館など一部の学校施設の体育館については、スポーツ協会へ申し込むこととなる。事務所は船明にある。

(鈴木勝夫委員)
内装に天竜材を使用するということである。スギであるかヒノキであるか。

(まちづくり推進課)
材料については、現在調整中であるがヒノキもスギも使用予定である。

(鈴木勝夫委員)
強度を考えると、ヒノキのほうが望ましいと思う。天竜材をふんだんに使用してほしい。

天竜区が医師少数スポットに

(鈴木勝夫委員)
令和3年12月の新聞報道によると、静岡県は天竜区を医師少数スポットに設定するとのことである。北遠の中核医療の中心である国民健康保険佐久間病院は慢性的な医療不足だと思われる。医療体制の充実・維持は地域にとって喫緊の課題である。市として県の方向性についてどのように考えているか、どのような方策がとれるか教えてほしい。また、地域住民を巻き込んで地域医療を考える必要がある。

(区振興課)
健康づくり課が担当となるが、区振興課にて担当課からの回答を報告する。
国が指定する医師少数区域等には該当しないが、それと同等に局所的に医師が少ない地域を都道府県が医師少数スポットとして定めるもので、天竜区がこの医師少数スポットにという報道があった。
医師の少数区域等に指定された医療機関に一定期間勤務した医師は、地域医療支援病院の管理者になることができる認定医師として評価されることや医師としてのレベル向上のための資格取得にかかる経費の支援が受けられるなどのインセンティブが与えられるもので医療少数スポットに指定された地域に勤務した場合も同様のインセンティブが得られるものである。
これにより、医師が少ない地域の医師確保を促進する制度である。
佐久間病院の医師については、現在3名の常勤医師と浜松市医療センターや浜松医科大学付属病院等からの派遣医師により運営しているところであるが、今年度も静岡県に対して常勤医師の派遣を継続してお願いしているところである。今回の医療少数スポットの指定によって、医師確保につながるものと期待している。
地域住民を巻き込んでということであるが、市としては佐久間病院、天竜病院、浜松医科大学付属病院などの市内医療機関や地域の看護ステーション、静岡県西部保健所、地域の住民代表で組織する浜松市中山間地域医療検討会議を定期的に開催している。地域医療の課題、問題点について意見交換を実施しており、地域医療について引き続き検討を進めていく。

(鈴木勝夫委員)
天竜区が医師少数スポットとなった場合には、市は常勤医師の確保に向けて努力する義務があると思う。地域としては、整形外科の医師を望む声などがあり、地域住民の声をきくためには、病院と住民と市が一致団結し地域医療、住民の命を守る必要がある。市は常勤医師の確保に全力で取り組んでほしい。また、極力担当課が説明してほしい。

(区振興課)
市は、静岡県に対し常勤医師の派遣について継続してお願いしていく。今回いただいた意見は担当課へ伝える。地域住民との会合ということであるが、浜松市中山間地域医療検討会議が開催されている。その中で地域住民と意見交換を行っていきたい。
今回いただいた意見は、担当課へ伝える。

(髙氏秀佳委員)
佐久間病院は地域にとってなくてはならない病院である。現在、市内の各病院からいろんな科の医師に来ていただいている。私たちは、常勤医師にこだわりたいと思っている。現在、3名の常勤医師がいるとのことであるが、いなくなった場合には入院患者の対応などデメリットが生じる。常勤医師の確保により、安心して入院できるため、確保に努めていただきたい。

(区振興課)
先ほどの鈴木勝夫委員の意見とあわせて担当課へ伝える。

(進藤博行委員)
私は、浜松市中山間地域医療検討会議に春野地域の代表として参加しており、佐久間、引佐地区自治会連合会長も参加している。会議において、このような話し合いがあったということを自治会長会議にて話をするがもう少し地域のさまざまな人に会議の存在など伝える必要がある。
佐久間病院は、佐久間地域、水窪地域の住民にとって重要であり、その存続をみんなで応援するために会議にて話し合いを行っている。
春野地域では、天竜区の中でも医師数減少が進んでいる。令和4年度から、地域支援の看護師を本格的に入れていただいたり、2年前から春野地域医療MaaSなどの実証実験を行ったりしている。春野地域医療MaaSについて、地域の期待は大きくデジタルの力で地域医療の課題を解決する魔法のようなものと捉えていた。しかし、実証実験を行って出た答えは、「春野地域では医師の確保が課題である」ということであった。それは実証実験を行う前からわかっていたことではないかと思う。
会議では、地域医療に携わる看護師等の話から現状や課題は明らかになるが、それをどのようにしていくか先は見えないと感じている。地道に根気よくやれるところからやっていく必要がある。

光ファイバ整備事業について

(圡田哲也委員)
市と民間事業者が共に光ファイバ整備事業を進めているが、地域の人から「地形や採算性によって私の集落は整備されない」との相談があった。すでに電気や電話線が開通しているため、地形の問題にすることは疑問が残るそうです。
また、採算性に関しても光ファイバを必要としない家に光ファイバ網が届く予定であり、逆に光ファイバを必要としている家に整備されないなど採算性ではなく、天竜区内の光ファイバ整備率の向上を上げるために整備しているのではないかなど地域から疑問が出ている。光ファイバを必要としている集落に今後整備される予定はあるのか。また、採算性を上げるため、整備前に光ファイバ利用に向けて戸別訪問は行ったか。

(区振興課)
担当課である情報政策課の回答を報告する。
今回の光ファイバ整備事業について、地形的な制約や採算性の問題から、サービスを受けられない世帯が生じることは事業者から聞いている。
まず、地形的な制約とは、主に、ケーブルを張るために山地や河川の横断が必要で、工数や工法などの関係で施工が困難な箇所が該当する。また、がけ崩れや通行止めで、工事車両が入れない場所もこれにあたる。
電力線や電話線が張れたのにもかかわらず、なぜ光ファイバーケーブルだけ張れないのかという疑問はもっともなところであるが、電力線や電話線を張った当時と現在と、状況が同一ではなく、電力線や電話線はユニバーサルサービスとして事業者に提供が義務付けられているが、義務付けられていない光ファイバなどのブロードバンドインターネット接続サービスとは、同じレベルで施工の可否を論じられないところがあると理解いただきたい。
次に、採算性の問題であるが、施工にかかる経費や維持管理にかかる経費を考慮し、見込まれる利用料収入と比較して採算ラインに載るかどうかの判断は各事業者によるところとなり、見込まれる利用料収入の具体的な積算方法は公開されていない。
なお、今回の整備においては、国の補助金申請など、大変短い期間の中、市としては、出来る限り整備をするようお願いしている。整備困難となったところについては、当該地域の自治会長に市から説明をさせていただいたが、それでも納得いただけない場合には、事業者と調整をしている。
最後に、今後は、国において維持管理費のユニバーサルサービス交付金の制度化の動きもあるため、事業者がより整備エリアを広げられるよう、国の補助割合の見直しや整備が促進される枠組みが導入されるよう、働きかけを行っていく。

(圡田哲也委員)
電力線や電話線はユニバーサルサービスという話があったが、光ファイバもユニバーサルサービスに近いと考えている。例えば、お年寄りの見守りやテレワークには高速インターネット回線が必要である。また、浜松市はデジタル・ファースト宣言をしており、デジタルの力を最大限活用し持続可能な都市づくりを推進するとしている。この宣言をひとつの浜松市として天竜区にもあてはめてほしいと考えている。
さらに、できれば情報政策課から説明していただきたかったと思う。

(区振興課)
今後、調整をとりながら可能な限り担当課が説明できるようにしていきたい。

(区長)
今回、担当課が説明に来られないという状況となり、申し訳なく思う。担当部局、所管課へ確実に伝えていく。

(髙氏秀佳委員)
本日、光ファイバ住民説明会の開催予定であったが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となってしまった。今後の光ファイバに関する予定など確認したいと思う。

(区振興課)
光ファイバ住民説明会は、天竜区自治会連合会が主催するものであったが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となった。今後、事業者が個別訪問やポスティングによる周知を図っていく予定である。

(髙氏秀佳委員)
分かりやすい説明をいただけるようお願いしたい。

(吉林久会長)
光ファイバに関しては、地域住民の関心が高いため、今後も情報提供などお願いしたい。

森林環境譲与税の使途について

(吉林久会長)
森林環境譲与税について、今年度はどのような事業に使われたのか。報道では担い手育成と聞いているが、間伐への実績はどのようであるか。間伐の必要がある森林が至るところにある。間伐を促進するため、重点配分をお願いしたい。

(天竜森林事務所)
森林環境譲与税に関して、全国平均で5割ほどが使われず、基金に積み立てられているとの報道があった。浜松市では森林整備、作業道開設、林道の大規模補修をはじめ、人材育成、木材利用、天竜材のPR等に活用しているが1割がどうしても残ってしまうため、基金に積み立てている。
森林環境譲与税は一定の条件のもと、国から自治体へ交付されるもので、令和元年度から始まった。森林(人工林)面積、林業就業者数および人口を基準に計算され、本市への譲与額交付額は、令和元年度が約1.2億円、2年度、3年度が約2.6億円と年々増額され、令和4年度は約3.3億円、令和6年度以降は、約4.2億円となる予定で、譲与額は横浜市についで全国2位でありこれが毎年市の収入となる。ルール上の使途は、「森林整備に関すること、人材育成・確保、森林機能のPR、木材利用促進」などとされており、これらに関する事業であれば、弾力的な活用も認められたものとなる。
本市においては、森林整備につながる各種事業(所有者意向調査や間伐・主伐への助成)を中核的に実施しており、譲与税全体の約3割にあたる約80,000千円を充てている。このほか、作業道開設などのインフラ整備への助成、人材育成や天竜材のPR、林道管理のデジタル化など、幅広い施策で活用している。
譲与税の使途及びその方針は、本庁・林業振興課にて設置する「森林・林業未来構想会議」において、外部委員の皆さんの幅広いご意見いただくなかで決定している。今後も関係する皆さんのご意見をいただきながら、貴重な財源の効果的な執行に努めていく。

(吉林久会長)
私たち市民には、森林整備の補助金に関する情報があまり入らないように感じている。木の伐採をお願いする際、どのようにすれば補助金を受けられるのか。

(天竜森林事務所)
森林組合などの林業事業体が各種補助制度を熟知しており、伐採内容に応じ、適した補助制度を活用した提案をしてくれると思う。

(吉林久会長)
森林環境譲与税の算定方法として人口の基準が用いられることによって、人口が多い大都市の配分が多くなるが納得がいかないところである。これを変更することは難しいことか。

(天竜森林事務所)
人口が少ないが森林(人工林)面積が大きいところは譲与額が少なくなる。全国の市町村から算定方法の見直しについて意見があがることも考えられる。

(永井久己委員)
木が成長して大径木となり、間伐できない森林が増えている。木材搬出のための作業道開設は、木を伐るため災害につながる場合もある。伐採したくてもできない森林もある。これからの林業をどのように考えるか。

(天竜森林事務所)
国が約20年来進めてきた間伐政策は、木の大径木化により限界に近い状況とも言える。木が太くなると伐採が困難になり、木材の市場価値も高くない。この地域は、全国平均より木の年齢が高いため、高齢の木を伐採し木の平均年齢を平準化する必要がある。来年度、皆伐をどのように位置づけていくかを検証する調査事業を実施予定である。作業道を使わず架線を使う生産は、木を伐らないので環境的に優れているが、技術と設備が必要なため、対応できる事業体は少ない。急峻で手が入らない森林の位置付けについては、今後の検討課題である。

5.その他

次回開催予定

日時:令和4年3月24日(木曜日)午後2時00分
会場:天竜区役所21・22会議室

6.閉会

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浜松市役所天竜区区振興課

〒431-3392 浜松市天竜区二俣町二俣481

電話番号:053-922-0011

ファクス番号:053-922-0049

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