緊急情報

サイト内を検索
ホーム > 市政 > 行政区 > 天竜区 > 天竜区協議会 > 令和3年度第8回天竜区協議会会議記録 > 令和3年度第8回天竜区協議会議事要点

ここから本文です。

更新日:2022年2月3日

令和3年度第8回天竜区協議会議事要点

  • 日時:令和3年11月26日(金曜日) 午後2時00分~3時41分
  • 会場:天竜区役所21・22会議室
  • 次第
  1. 開会
  2. 会長あいさつ
  3. 区長あいさつ
  4. 議事
    (1)協議事項
    浜松市人権を尊重し多様性を認め合う差別のない社会づくり推進条例(案)のパブリック・コメントの実施について
    (2)報告事項
    新市建設計画について
    (3)その他
    ア地域課題
    イ圡田哲也委員の講演
  5. その他
  6. 閉会

1.開会

本会議は、浜松市区及び区協議会の設置等に関する条例第13条第3項の規定に基づき、委員の過半数が出席し、会議が成立したことを確認。天野則子委員、生田要司委員、伊藤美奈子委員、片桐滋人委員、小橋志穂委員、鈴木勝夫委員、高木歩美委員、村井教子委員、守屋盛明委員の会議欠席を事務局から報告。

2.会長あいさつ

3.区長あいさつ

4.議事

(会議録署名人の指名)

会議録署名人に内山豊委員と髙氏秀佳委員を指名。

(1)協議事項

浜松市人権を尊重し多様性を認め合う差別のない社会づくり推進条例(案)のパブリック・コメントの実施について

≪健康福祉部福祉総務課人権啓発センターが資料に基づき説明≫

(吉林久会長)
1点目、近年浜松市で発生している人権侵害の実態を教えてほしい。人間の機微に触れることが多いが、表現に留意しつつ実態を明らかにすることにより市民への啓発が図られると考える。
2点目、多様な生き方をする人に対する誤解や偏見あるいは好奇の目が多く、正す必要があると考える。資料10ページ、「浜松市人権を尊重し多様性を認め合う差別のない社会づくり推進条例(案)」第9条の「関係機関との連携を図り、教育や啓発を推進する」とは具体的にどのような構想であるか教えてほしい。

(人権啓発センター)
1点目、近年発生している浜松市での人権侵害の実態ということである。
昨年7月中旬には、実名で新型コロナウイルス感染を公表した東区の不動産会社社長の男性がひどい誹謗中傷に悩まされた事件が報道された。これについては、東京からコロナウイルスをもらってきたなどという根拠のないうわさが広がり、本人の子供と一緒に写った写真がSNSで拡散されたり、連日30件ほどの無言電話が会社にかかってきたりということがあった。
続いて、今年の連休明けには、新型コロナの感染が外国人市民の間で広がったという報道を受け、市内の外国籍の人に対する厳しい見方があった。さらに、ワクチン接種が進んできた現在では、接種をしていない人に対する「ワクチンハラスメント」と呼ばれるような差別的扱いがあったことが報じられた。
そこで、市ではホームページで市長メッセージ、人権啓発センターのホームページでは、新型コロナウイルス感染症に関する人権への配慮について掲載し、人権を尊重し誹謗中傷を行わないことについて啓発している。
2点目、関係機関との連携で教育や啓発を推進する構想についてである。
一例として、現在ハローワーク浜松管内にある80人以上の規模の会社661社から「人権啓発推進員」を選出してもらい、その人を対象にハローワークと連携してオピニオンリーダー講座を開催している。この講座では、障害のある人や性的少数者と呼ばれる人が不当な差別を受けることがないように理解を進めるための内容となっており、企業での選考、面接、採用、研修等に活かしていただくことを目的としている。この講座は昨日行われ、LGBT当事者が講師となり実体験を語ってもらうことで、かなり迫力ある内容となった。
このほか、地域の人権擁護委員による啓発活動の支援をしたり、教育委員会と連携し、現場の先生への人権講座を開催したりするなどさまざまな手段を用いて啓発に取り組んでいる。今後も、効果的な啓発となるよう定期的な見直しを行っていく。

(吉林久会長)
1点目、新型コロナウイルス感染症に関連する事例以外にも人権侵害は多々あると思う。データのようなものはあるか教えてほしい。

(人権啓発センター)
人権相談は、子どもや女性、高齢者などそれぞれの窓口で対応を行っており、人権啓発センターでは、相談窓口を設置していないためデータは持ち合わせていないが、人権侵害に関する情報が寄せられる場合もあり、案内できることもある。

(吉林久会長)
個人情報に関する内容も含まれるため難しいと思われるが、できる範囲で開示し啓発をお願いしたい。
私は、現在市のユニバーサル・デザインの関係でかかわりがあるが、学校教育が功を奏している印象があり、浸透していていると感じている。人権に関することに関しても、学校教育のひとつとして加えていただければと考えている。

(2)報告事項

新市建設計画について

≪市民協働・地域政策課が資料に基づき説明≫

(吉林久会長)
資料「新市建設計計画登載事業実績」No.148、No.152、No.176についてである。地域の課題である自主運行バスや難視聴対策は、計画額と実績額の乖離が大きい。市民生活に欠かせない事業であり、経常事業のため継続実施することは理解するが実績額が増加の一途である。行政としての打開策など今後の見通しについて教えてほしい。

(市民協働・地域政策課)
新市建設計画は、当初平成26年度までを計画期間として策定された。その後、平成25年度に「津波対策事業」と「防災・減災事業」の2事業を追加し、令和2年度まで計画期間を延長した。
計画期間の延長に伴う各事業の計画期間や計画額の見直しなどは行っていないため、ご指摘のような経常事業については、当初計画よりも実績額が増大している。
なお、難視聴対策事業は、地上デジタルテレビ移行のための共同受信施設の整備事業について、国の補助事業から外れた整備を市費で実施したため、計画額と実績額が乖離した。
経常事業については、今後も事業費がかかることがあっても実施すべきものと考える。
 

(3)その他

地域課題

イ圡田哲也委員の講演

(吉林久会長)
圡田委員は、自分から地域へ溶け込んでいく行動力があると感じた。少し話は変わるが、先日、地域で活動する静岡文化芸術大学の舩戸教授と話す機会があり、「天竜から革命を起こしたい」という言葉が印象に残っており、そういった話と重なるところがあった。

(区長)
圡田委員から、自分の経歴から現在の立場、天竜に対する思いなどを熱く語っていただいた。
途中で紹介いただいた窓辺の「本当の宝は自然ではなく、この自然を守る人たち」とまさにその言葉が大変胸に熱く感じるものがあった。
今後どのような区政の運営をしていかなければならないのかということに置き換えたときに、その後の課題、自身としての課題、委員としての課題についても触れていただいた。特に、委員としての課題について、行政サービスも含めて平等なサービスを受けられていないという部分は私たちにとってしっかりしなければいけないという思いを今一度受け取らせていただいた。
ひとつの個人的な考え方の中で、20年先、30年先というのは難しい部分があると思うが、具体的にどういうような考え方をして、どのような見方をしてそこにたどりついていくか考えを教えていただきたい。

(圡田哲也委員)
こういったことを気づくきっかけというのは、2年前に長女が誕生し、そこから深く考えるようになった。
私の出身は磐田であるが、磐田で育ったかというとそうではなく、父の仕事の転勤などから今まで13回くらい引っ越しをしている。そうすると地域のおまつりに参加していないとか、地域の人が自分の成長を知らないという場面が多い。他の同級生は自分の成長をよく知ってくれているが、私自身は2年とか3年で転校してしまうこともあり、あまり知らないという状況であった。
なぜ20年、30年と考えるかといえば、自分の子供が大きくなり、大学を卒業して20歳、30歳くらいになったときに自分の子供や孫がこの地域で過ごしていきたいなという環境を今のうちからつくっていかなければならないからである。では具体的にどうすればいいかというと、やはり仕事だなと思っている。職がなければ浜松の街中や東京など都市部に人が出て行ってしまい、仕事がなければこの地域で暮らしていくことができない。20年、30年先を考えるのであれば、この地域で完結できる仕組みをつくらなければいけない。その一番初めに、この地域に会社やその支店がたくさんできるなど経済的なことについてもう少し取り組む必要がある。
現在、市がベンチャー企業に力を入れており、浜松の都市部で少しにぎやかではあるがそれを天竜に誘致してさまざまな会社ができ、かつベンチャー企業もできて雇用も必要としいてるという環境を今後つくっていきたいと思っており、そういった活動を天竜トライアルオフィスと一緒に行っている。

(太田佳子委員)
二俣のクローバー通りに住もうと思ったきっかけはどのようであるか。
最近はファミリータウンとかテピアとか少しずつ活性化してきているのがうれしい。今日の発表を聞き、クローバー通りや二俣のまちの今後がすごく楽しみだと思っている。

(圡田哲也委員)
現在の場所に住む以前、浜松山里いきいき応援隊任期中は、教員住宅や市が指定する場所に住めば家賃がかからないため、熊の旧教職員住宅に住んでいた。隊員の任期が終わるとき、移住に関する仕事をしなければならないということになり、住む場所を探さなければならないため天竜商工会に赴いた。天竜商工会で天竜デザイン事務所として個人事業主の登録をしつつ、どこか空いているところがありましたら教えてほしいと相談したところ、現在住んでいる物件の大家を紹介いただいた。そして、内装などを自身で修繕するという条件で借り受けることができた。

(太田佳子委員)
浜松の都市部からみると、天竜は非常に魅力的である。これからも頑張っていただきたい。

(松本常志委員)
資料の「東京都渋谷区から22歳の男性が天竜区に」について詳しく教えてほしい。

(圡田哲也委員)
市中山間地域移住コーディネーターとして東京に出張し、ふるさと回帰支援センターで相談を受け、就職、移住につながった。

(松本常志委員)
天竜区は、旧5市町村が合併した。旧5市町村には、それぞれ音頭や市町村歌があった。しかし現在はそれが潜在化している。こうしたものを活用しコロナ禍で沈んでいる地域を歌で元気付けることができないか。

(圡田哲也委員)
よくこうした話をするときに、若い人のサポートが必要だという話になってしまうが、私自身はそう思っておらず年配者のサポートが必要であると考えている。この地域に住んでいる人は、4~5割は年配者である。年配者と若い人が手を取り合わないと地域の維持は難しい。年配者が知っていること、得意なこと、例えば地域の民謡や市町村歌などを引継ぎつつ残していきたい。

(吉林久会長)
今回の圡田委員の発表を、私たちの日々の活動に活かしていければと思う。

5.その他

次回開催予定

日時:令和3年12月23日(木曜日)午後2時00分
会場:天竜区役所21・22会議室

6.閉会

令和3年度第8回天竜区協議会会議記録へ▲

このページのよくある質問

よくある質問の一覧を見る

お問い合わせ

浜松市役所天竜区区振興課

〒431-3392 浜松市天竜区二俣町二俣481

電話番号:053-922-0011

ファクス番号:053-922-0049

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?