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更新日:2021年7月2日

令和3年度第1回天竜区協議会議事要点

  • 日時令和3年4月28日(水曜日)午後2時00分~4時01分
  • 会場天竜区役所21・22会議室
  • 次第
  1. 開会
  2. 会長あいさつ
  3. 区長あいさつ
  4. 職員紹介
  5. 議事
    (1)報告事項
    ア令和2年11月以降の行政区再編の協議の経緯について
    イ令和3年度浜松市天竜区区政運営方針について
    (2)その他
    地域課題
  6. その他
  7. 閉会

1.開会

本会議は、浜松市区及び区協議会の設置等に関する条例第13条第3項の規定に基づき、委員の過半数が出席し、会議が成立したことを確認。片桐滋人委員、守屋盛明委員、渡辺悦子委員の会議欠席を事務局から報告。

2.会長あいさつ

3.区長あいさつ

4.職員紹介

5.議事

(会議録署名人の指名)

会議録署名人に鈴木勝夫委員と高木歩美委員を指名。

(1)報告事項

ア令和2年11月以降の行政区再編の協議の経緯について

≪浜松市議会鈴木育男議長が資料に基づき説明≫

(鈴木勝夫委員)
今回の区再編は、住民にとって何がメリット・デメリットとなるのか、説明する必要がある。それと共に、再編によって住民サービスの低下を招かないようにすることが不可欠である。再編により、住民サービスが低下するのであれば、住民は納得できない。この2点は、限られた時間の中ではあるが、各地区自治会連合会や各区協議会での説明だけでなく、広く住民の声や意見を求め、より良い区割り案をつくっていくことが望ましい。
個人としては、天竜区単独案を支持している。クラスター(ぶどうの房)型と言われたように、小さくても輝いている地域を支持している。人口比率のみを考慮し、天竜区を他区と合併することには反対である。中山間地域には、メリット・デメリットがあるが、先人が築き上げた歴史と風土がある。天竜区は人口減少や少子高齢化という厳しい状況ではあるが、その中でも活力ある地域づくりに取り組んでいる人がいる。

(鈴木育男議長)
区再編によって目指すのは、行政効率をどのように向上させるかということである。これを前提にさまざまなことを考えていく。デメリットは、区再編によって、住民サービスの低下を招くのではないかという心配があることである。住民サービスについては、今後も市当局と十分に協議を行う。
天竜区には、他区にはないさまざまな地域特性があると考えている。仮に天竜区が単独区となった場合には、地域事情に応じた過疎対策を実施できる可能性があり、他区と複合区となった場合には、単独区と比較して大きな枠組みの中で実施できる可能性がある。区割り案は、今後協議を重ねて決定するが、その際には、住民の皆さんに理解いただけるような手段がとれるよう考えていく。

(鈴木勝夫委員)
自治会連合会や区協議会ではなく、市民に対し、広く意見を求めることは実施するか。

(鈴木育男議長)
これまで、同様の意見はさまざまな人から伺っている。いつごろにどのような方法をという具体的なことについては、5月末の新委員による委員会において市当局と今後判断していく。

(池野谷勉委員)
区再編によって、天竜区が単独区となった場合、天竜区民の生活はどのように変わるのかといった説明をいただきたい。また、北区や浜北区の住民は、光ファイバ網の整備率が低く、人口減少などさまざまな課題を抱える天竜区と複合区となることについて、どのように考えているのかを教えてほしい。

(鈴木育男議長)
区再編は、なぜ必要かということについては、これまでも説明しているが、人口減少や少子高齢化など社会構造の変化、産業構造の変化も予測できない中で、市民の皆さんの理解をいただきながら時代の変化に合わせた柔軟で効率的な行政運営を目指すことを目的としている。今後も、市当局としっかりと協議をする中で望ましい区割りを決定していく。
区再編は、住民にとってプラスになるかということであるが、プラスにならないのであれば再編を行う意味がない。議会と行政と共に協議し、プラスになる形を見出していく。
光ファイバ網の整備については、今年度予算化されたため、整備が進むものと思われる。

(髙氏秀佳委員)
「協議事項と優先順位」について、区長権限に関することと記載がある。報道などで、他地域においても、天竜区を単独とするか複合とするかが争点になっているとあるが、天竜区は課題が多い地域であるため、区長の権限をもって地域課題を解決していくような環境を整えてほしい。

(鈴木育男議長)
区において、ワンストップでさまざまなことが解決できるように区長に権限を与えればよいのではないかと市民の皆さんから求められている。そのため、行政区再編に係る「協議事項と優先順位」について、「区長権限に関すること」と記載した。

(村瀬純子委員)
佐久間地域では、平成17年の合併以降住民サービスが低下したと感じている。合併前は役場に行けば回答が得られ進んでいたことについて、合併後、協働センターでは区に問合せなければわからないといった状況があり事務手続きに時間を要することがある。場合によっては区役所に行かなければならないこともある。協働センターの権限を大きくしていただくことや、縦割り行政ではなく、組織横断的な課題に対応できる仕組みをつくっていただきたい。

(鈴木育男議長)
これまで、役場において完結していたことについて、合併後は区役所や本庁に回答を求めるため時間を要する場合があるとの意見をさまざまな人から伺っている。行政運営効率を向上させ、限られたマンパワーを有効活用できるよう今後は、協働センターにおける権限について協議していく。

(内山豊委員)
天竜区は、広大な区域面積を有し、さまざまな課題がある中でそれを解決する手段として総合区の導入はどうかと考えている。総合区では、区長に予算意見具申権や職員任免権が付与される。
天竜区に限らず、他区においてもひとつの手段として検討していただけないか。

(鈴木育男議長)
要望として受け止める。現在のところ、総合区について協議を行っていない。

(圡田哲也委員)
2区案、3区案、4区案すべて天竜区を単独とするか複合とするかの案が記載されている。区再編における区割りの選定では、天竜区を単独で残すかどうかがひとつの焦点になる。日ごろ、地域の人と関わる中では、天竜区を単独とする意見が多いように感じている。天竜区を単独とするか、複合とするかによって、行政効率がどのように変化するか具体的な数値等を今後説明していただきたい。

(小橋志穂委員)
行政区再編の協議は、浜松市議会行財政改革・大都市制度調査特別委員会で行ってきたと記載がある。会議は公開であるとのことであるが、インターネットで調べても会議録を見ることができない。これまでの協議の経緯は、どのように確認すればよいか。

(議会事務局調査法制課長)
市では議会中継を行っている。ライブ中継で視聴することができる。市ホームページから、「浜松市議会」をクリックしていただくと、ライブ中継や議事録を確認できる。議事録が作成されるまでは、ライブ中継は録画として視聴できる。議事録作成後、ライブ中継は削除される。

(鈴木育男議長)
開かれた市議会ということで、本会議、委員会は原則公開している。

(進藤博行委員)
今回、区割り案のたたき台として6案を決定する過程において、区民と常に接している区長をはじめ協働センター職員などの意見は反映されているか教えてほしい。

(鈴木育男議長)
まず、区再編を考えるうえで、どのような形が望ましいのか、区役所や協働センターはどうするかといった基本的な議論が、地域住民を代表する議員間で行われてきた。そのうえで議会としては、区再編を行うと決定した。

(進藤博行委員)
スケジュールありきではなく、区民や区民と接している職員の意見を聴取し反映してほしい。

(鈴木育男議長)
議会と市当局と共に、市民の皆さんの方向をみて進めていく。

(吉林久会長)
8人の委員からの意見については、今後の協議において反映してほしい。

(鈴木育男議長)
行政区再編は、市民の皆さんにとって重要な問題である。地域の身近な人に今回の説明や意見について話をしていただき、広く意見を共有したり、聴取したりできればと考えている。

イ令和3年度浜松市天竜区区政運営方針について

≪区振興課が資料に基づき説明≫

(吉林久会長)
1点目、浜松市役所など公共施設におけるWi-Fi設備等の設置状況はどうであるか。
2点目、Web会議システムについて設置時期など具体的に教えてほしい。
3点目、森林整備の支援とあるが、これは具体的にはどのような支援であるか。

(区振興課)
1点目、別冊資料5ページに関連し公共施設のWi-Fiの設置状況であるが、市が設置したフリーWi-Fiは、インバウンド(外国人観光客)対応として浜松城やフラワーパークなどの観光拠点が中心となっている。他に、一部の図書館への設置などはあるが、市役所などの庁舎への設置は現在のところない。
2点目、別冊資料6ページ「Web会議システム」の構築であるが、現在、佐久間・水窪協働センターと区役所間で使用している「テレビ会議システム」に春野・龍山の協働センターが加わるかたちで構築する。既存のテレビ会議システムは、専用システムを使って通信しているが、今回は、この専用システムを導入せず、今後も発展性のあるタブレット端末とアプリケーションソフトを使用した通信網とする。アプリケーションソフトは、既存のテレビ会議システムと連動する「専用アプリ」とし、その端末でなければ通信できない暗号キーを使用するなど、セキュリティ強化がされている。そのほかの機器として、「広角カメラ、マイク、スピーカー」をリースしていく。導入時期は、7月を目指しているが、最近のコロナの影響で機器類の納品が流動的な状況である。契約リース業者と連携しながら進めていく。

(天竜森林事務所)
3点目、森林所有者が行う森林内での植林作業や木の間引き作業である間伐、木材の搬出作業に要する経費の一部を国や県と協調する中で補助金として支援するものである。

(鈴木勝夫委員)
別冊資料2ページに掲載されている、新規「在宅医療ICT推進事業」について教えてほしい。
令和2年度は、経済産業省の「地域新MaaS創出推進事業」の先進パイロット地域として採択され実証実験を行ったが、これは経済産業省からの予算がなくなれば終了するのか。

(区振興課)
本事業は、健康医療課が所管しているが、健康づくり課から回答する。

(健康づくり課)
経済産業省のモデル事業は令和2年度で終了した。本事業において、移動診療車を走らせオンライン診療を実施したり、薬をドローンで輸送したりする検証を行った。これらは、各種法令による規制があるため、それを改正すれば実施できるか検証し問題点などをまとめた。
モデル事業は終了したが、春野地域をはじめ、中山間地域を中心とした昨年の医療に関する実証実験を踏まえ、今年度は市独自で「在宅医療ICT推進事業」として実施する。今年度は、コミュニティーナースや住民の皆さんへ医療に関する問題点についてのアンケート調査を実施し、昨年度事業と連携できるのか、地域全体を網羅できる看護師の設置可能性を検証する取り組みなどを行う。

(鈴木勝夫委員)
中山間地域では、高齢化が進んでおり、地域医療は厳しい状況にある。昨年度の経済産業省の事業を実証実験として終了することなく、予算計上し確実に継続してほしい。
天竜区協議会はテレビ会議システムを使用している。水窪協働センターにてテレビ会議により出席しているが、説明者の声が聞き取りにくいことがある。
別冊資料6ページに掲載されている新規事業「Web会議システム」について、マスクを着用していても聞き取りやすいような機器の導入を検討してほしい。

(区振興課)
いただいた意見について、予算の範囲内で検討していく。

(村井教子委員)
別冊資料11ページに掲載されている「天竜区文化振興事業」について要望する。
コロナ禍において、文化・芸術は後回しにされがちであるが、市民は心豊かな生活を求めていると感じている。例えば、ガーデンパークやフラワーパークなど、土日祝日は駐車場が満車になるほど賑わっている。先日も浜松市美術館に足を運んだが、企画展「みほとけのキセキ遠州・三河の寺宝展」は来場2万人達成ということで盛況である。天竜区にも秋野不矩や本田宗一郎などの著名な故人がおり、それぞれ美術館や伝承館がある。
秋野不矩美術館開館当時は、非常に賑わっており、学校と連携し地域の児童・生徒も訪れていた。しかし現在は、そうした施設に行ったことがない地域の子どもたちも多く、学校との連携が不十分であると感じている。
天竜区には、文化・芸術に関する素晴らしい資源や財産がある。学校との連携を図りそうしたものを生かしてほしい。

(区振興課)
委員からの意見について、担当課へ伝える。

(永井久己委員)
森林・林業に関する要望である。来年度以降、国では森林に関する予算が増加するものと思われる。市としても独自に事業を企画・実施し国からの補助金を積極的に活用してほしい。

(天竜森林事務所)
国から地方自治体へ譲与される森林環境譲与税について、今年度は本市への譲与額は2億6千万円となっている。今年度新規4事業のうち、3事業は同交付金を活用している。今後も国の動向を注視しながら、事業を展開していく。

(進藤博行委員)
昨年度春野地域で行った実証実験「春野医療MaaS」は地域高齢者の期待が高い。この経済産業省の事業はその目的がどの程度達成できたか教えてほしい。

(健康づくり課)
経済産業省の「地域新MaaS創出推進事業」の先進パイロット地域として採択され実証実験を行ったが、これはどのような法規制がネックとなり進まないか検証を行うものである。法規制を度外視して取り組みを実施し、例えばドローンを飛行するにあたっては航空法が規制になるとか、看護師を移動診療車に乗車させた場合に医師の指導がなければ患者宅には入れないかなど、行為に対しどのような法規制がネックとなるか検証し国へ報告書を提出して完了している。

(進藤博行委員)
法規制についてはあらかじめ調べておけば分かるものである。実証実験において課題は山積していると思われるが、地域の皆さんが期待している事業である。今年度事業は、どの程度を目標としているか今後の具体的なスケジュールなど見通しを教えてほしい。

(健康づくり課)
今年度は、昨年度実施した実証実験を踏まえ、春野地域1,800世帯を対象にオンライン診療に関するアンケート調査を実施する。さらに、オンライン診療に関するデモや、他職種による連携会議において医療と介護の連携を検討すること、地域に根ざしたコミュニティーナースの活用可能性を検討するなどの実証実験を行う予定である。

(松本常志委員)
マイナンバーカードの交付について、天竜区役所区民生活課が受け取り箇所となっている。しかし、高齢者などの移動負担軽減のためにも協働センターで受け取ることができないか検討してほしい。

(区民生活課)
市民生活課と協議を重ね、実現できるよう努力していく。


(2)その他

地域課題

アGIGAスクールについて


(髙氏秀佳委員)
コロナ禍における学習の進め方としてGIGAスクールが本格的に実施され始めた。1人ずつに配備を進めているタブレット型端末は重要な学習ツールとして、学校から授業中はもちろん、休み時間や放課後、家庭においても有効に活用してほしいと話があった。
タブレットを家庭で有効に使用するにあたっては、インターネット環境が必要である。しかし、佐久間地域には、光ファイバ網が十分に整備されておらず、ADSLも使用できない世帯がある。国では、Wi-Fi環境のない家庭にはモバイルルータを貸し出す補助金を用意してあるとのことである。市においてこの補助金を使用する予定があるか教えてほしい。

(区振興課)
教育施設課から回答を報告する。
市では、教育機会の均等を図るため、市内小中学校の児童生徒1人1台の学習者用タブレット型端末を令和4年度末までに配備するよう進めている。現在は、各校児童生徒の約7割にあたる台数の学習者用タブレット型端末を配備している。
また、学校における1人1台学習者用タブレット型端末での学習に使用するため、市内全小中学校に光回線を整備済みである。今後は、学校での授業における学習者用タブレット型端末の活用を進めていく。
学習者用タブレット型端末の家庭での活用については、1人1台の学習者用タブレット型端末の配備完了後に向け、今後貸出・運用方法等を検討・構築していくため、現時点でモバイルルータの補助金を使用する予定はない。
なお、臨時休校等におけるインターネット環境がない家庭の児童生徒については、学校に登校して学校のパソコンを使用する予定である。
このGIGAスクールにつきましては、今後委員からの要望があれば教育委員会に出席していただき説明してもらうことも可能である。

イ新型コロナウイルスワクチン接種スケジュールについて

(小橋志穂委員)
新型コロナウイルスワクチン接種スケジュールについて、今後の見通しやスケジュールを教えてほしい。また、ワクチン接種を拒否する人が多くいると思われる。ワクチンに関する正しい知識についての情報発信を行ってほしい。

(健康づくり課)
新型コロナウイルスワクチン接種スケジュールについて、現在は医師や看護師、医療事務など医療従事者向け接種が順次開始されている。天竜区では磐周医師会に加入する医療機関の関係者のうち、希望者への1回目の接種が4月25日(日曜日)に完了したと報告を受けている。4月26日(月曜日)には、80歳以上の高齢者へ市からワクチン接種に関する通知を発送した。市内クリニック等での個別接種は5月17日(月曜日)から開始予定。集団接種は、イオンモール浜松市野、イオンモール浜松志都呂の2箇所において5月22日(土曜日)から接種開始を予定している。
今後は、5月下旬以降65歳から79歳までの皆さんに通知を発送予定。その後64歳以下の皆さんへ通知を発送予定であるが、ワクチンの供給状況が定かではないため日程は未定である。
ワクチン接種に関する啓発について、現在はファイザー社製ワクチンのみ使用している。今後は、ワクチン接種にあたって、過去にアレルギー反応が出たことのある人は接種を控えるとか、心臓や肝臓に疾患のある人は接種に際し注意が必要であるとかワクチンの正しい情報を提供していく。
5月17日(月曜日)からの個別接種については、ワクチン供給量が限られているため1医療機関あたり90人分を見込んでおり、すでに予約がいっぱいとなっているところもある。その後は、国からのワクチン供給量に応じて予約を受け付ける。
情報は流動的であるが、逐一市ホームページや報道機関を通してお知らせする予定である。

6.その他

次回開催予定

日時:令和3年5月27日(木曜日)午後2時00分
会場:天竜区役所21・22会議室

7.閉会

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浜松市役所天竜区区振興課

〒431-3392 浜松市天竜区二俣町二俣481

電話番号:053-922-0011

ファクス番号:053-922-0049

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