緊急情報

サイト内を検索
ホーム > 市政 > 行政区 > 天竜区 > 天竜区協議会 > 令和2年度第7回天竜区協議会会議記録 > 令和2年度第7回天竜区協議会議事要点

ここから本文です。

更新日:2020年12月28日

令和2年度第7回天竜区協議会議事要点

  • 日時令和2年11月25日(水曜日)午後2時00分~4時20分
  • 会場天竜区役所21・22会議室
  • 次第
  1. 開会
  2. 会長あいさつ
  3. 区長あいさつ
  4. 議事
    (1)協議事項
    ア第6期障がい福祉実施計画(案)・第2期障がい児福祉実施計画(案)の
    パブリック・コメント実施について
    イはままつ友愛の高齢者プラン(案)のパブリック・コメント実施について
    (2)報告事項
    行政区再編の協議の経緯について
    (3)その他
    地域課題
  5. その他
  6. 閉会

1.開会

本会議は、浜松市区及び区協議会の設置等に関する条例第13条第3項の規定に基づき、委員の過半数が出席し、会議が成立したことを確認。高木歩美委員、村井教子委員の会議欠席を事務局から報告。

2.会長あいさつ

3.区長あいさつ

4.議事

(会議録署名人の指名)

会議録署名人に鈴木勝夫委員と永井久己委員を会長が指名。

(1)協議事項

ア第6期障がい福祉実施計画(案)・第2期障がい児福祉実施計画(案)のパブリック・コメント実施について

≪障害保健福祉課が資料に基づき説明≫

(吉林久会長)
障害福祉サービスにはさまざまなものがある。しかし、中にはこうしたサービスを利用していない人がいると思うが、未利用者の実態や障害者数の把握はどのように行っているか。

(障害保健福祉課)
障害福祉サービスは、必要がある人について申請に基づき提供している。利用していない人すべてを把握しているわけではないが、天竜区では、浜北・天竜障がい者相談支援センターで申請に関する相談を行っている。
また、障がい者の実態は、申請に応じて交付する身体障害者手帳、療育手帳、精神保健福祉手帳において人数を把握している。精神障がい者については、児童に限るが、医師の意見書があればサービスの利用が可能である。

(吉林久会長)
障がい者の実態について、民生委員など地域事情に詳しいひとから情報収集を行っているか。

(障害保健福祉課)
例えば、身体障がいを持つ人については、本人が病院を受診し、医師の助言を受け、市に身体障害者手帳の交付申請を行うことによって実態を把握している。さらに、知的障がいを持つ子どもについては、集団検診による把握を行っている。また、精神障がいを持つ人については、実態の把握が難しいところであるが、民生委員から相談があった際には、本人の家族と相談するよう助言を行っている。

(鈴木勝夫委員)
資料9ページには、児童福祉法に規定するサービスの実績と見込量について記載がある。そのうち、放課後等デイサービスは、保護者の就労増加によってニーズが高まっているとある。将来的な人口減少が想定される中でも市が力を入れているということか。

(障害保健福祉課)
放課後等デイサービスは、児童福祉法に基づく療育に関わる分野である。平成24年から開始した比較的新しい制度であり、事業所もニーズにあわせて増加している。
小学校就学以前から、人口が減少する中でも発達に課題を抱える子どもが増加している現状を踏まえ、伸び率を算定している。

(社会福祉課)
放課後等デイサービスについて、天竜区では43名が支給決定されている。

(鈴木勝夫委員)
天竜区では放課後デイサービス事業を行う施設はどのくらいあるのか。

(障害保健福祉課)
天竜区には、事業所はない。

(鈴木勝夫委員)
天竜区には、放課後デイサービスを行う事業所はないとのことであるが、支援を必要とする子どもはどのくらいいるのか。

(障害保健福祉課)
障害保健福祉課では、そのような実態は把握していない。

(小橋志穂委員)
定期検診によって障害を持つ子どもの実態を把握しているとの説明があった。しかし、検診を受診しない保護者が増加していると聞く。そうした人には個別訪問などの対応を行っているのか。

(障害保健福祉課)
集団検診は、天竜区健康づくり課で行っている。1歳6ヵ月検診や3歳児検診において発達障がいなどの早期発見を行い、早期治療につなげている。障害保健福祉課の事業ではないが、受診率はほぼ100%に近いと承知している。

(小橋志穂委員)
都市部では、検診に行かない人がコロナ禍で増加していると聞くが、受診率が減少しているということはないか。また、天竜区においても都市部から移住した人などは、検診に行かない人もいると聞いたことがある。

(健康づくり課)
天竜区では、1歳6ヵ月検診や3歳児検診についてほぼ100%の人が集団で受診している。受診していない人については、対象年齢となった時に、保健師が個別訪問を行い説明して受診いただいている。

イはままつ友愛の高齢者プラン(案)のパブリック・コメント実施について

≪高齢者福祉課・介護保険課が資料に基づき説明≫

(髙氏秀佳委員)
資料「はままつ友愛の高齢者プラン(案)」21ページには、地域包括ケアシステムを示した図が掲載されている。包括支援については、これまで包括支援センターの人が中心となっていたが、近年は社会福祉協議会が中心となって行うようになったと承知している。
買い物支援や服薬指導など中山間地域における課題について、どのように把握しているのか。また、そのような課題について、どのような施設や関係者で対応しているのか。

(高齢者福祉課)
資料「はままつ友愛の高齢者プラン(案)」35ページには、地域包括支援センター22の圏域で設置し運営を行っている生活支援体制づくり協議体についての説明がある。同協議体は、地域包括支援センターから市社会福祉協議会に主体が移行し協議を進めている。
地域の生活支援体制づくり協議体では、それぞれの地域に応じた課題を把握し、地域でどのような支援ができるか協議している。しかし、地域で解決できない課題については、より上位の協議体において協議し市全体で取り組むことができるか検討を行っている。

(吉林久会長)
資料「はままつ友愛の高齢者プラン(案)」33ページには、中山間地域介護サービス事業の推進に関する項目があり、「周辺の事業所がサービス提供した場合に経費の一部を助成します」と記載がある。これについて詳しく教えてほしい。

(介護保険課)
在宅介護サービスを提供するにあたり、中山間地域では事業所と利用者間の移動距離が長いこと、利用者が少数で地域に点在していることなどの地理的条件により、サービス提供量が低下する恐れがある。中山間地域に居住する被保険者に必要なサービスを提供する事業所に対し、市が独自で交通費の補助を行うものである。
実際には、10km以上の移動にかかる車両経費および人件費について、かかった費用のうち少ないものについて補助を行っている。令和元年度には、利用者1,340人、延べ27,064人に対し、34,297,000円を事業者に補助を行った。
現在、龍山地区内で通行止めが発生しているが、三遠南信自動車道を利用し迂回する場合についても利用できることを天竜厚生会や地域包括支援センター北遠支所にも情報提供し佐久間、水窪地区の利用者への介護サービスが滞りなく提供できるようお願いした。

(吉林久会長)
資料「はままつ友愛の高齢者プラン(案)」39ページには、浜松ウエルネスプロジェクトについて記載がある。同プロジェクトに関連し、浜松ウエルネス推進協議会への金融機関以外の民間企業の加入実績があるか教えてほしい。

(高齢者福祉課)
浜松ウエルネス推進協議会は、現在96社が加入している。天竜区では、生活協同組合ユーコープ佐久間店、天竜浜名湖鉄道株式会社の2社が加入している。その他、浜松医科大学や静岡大学などの大学や医師会、歯科医師会、薬剤師会、金融機関や商工会、社会福祉協議会シルバー人材センターなどが参画している。

(2)報告事項

行政区再編の協議の経緯について

≪髙林行財政改革・大都市制度調査特別委員会委員長・鈴木副市長があいさつ、内藤企画調整部長が資料に基づき説明≫

(鈴木勝夫委員)
区再編の目的には、行政サービスの向上と行財政改革があると思う。行政サービス向上を目指す一方で行財政改革による職員の削減が行われるのであれば矛盾が生じる。区再編による行財政改革を行うことによって、行政サービスが向上するのか。

(髙林修行財政改革・大都市制度調査特別委員会委員長)
区再編について協議を進めていく中で行政サービスの維持については説明しているが、行政サービスの向上について語ったことはない。しかし、行政サービスを向上すべきであると考えている。行財政改革と言われるが、区再編や組織改編については、まず行政効率を求めた行政の改革があってその中に財政の改革があると考えている。よって、前期の特別委員会で市当局から説明があった、7億円の行政コスト削減という話についても全くゼロベースで今後考えたい。まずは、行政組織を改編することによって、行政サービスを維持していく考えである。

(鈴木勝夫委員)
地域住民としては、行政サービスを滞りなく受けることができる体制の担保ができれば、区の数は関係ないと考えている。

(村瀬純子委員)
平成31年4月の住民投票の結果は、反対多数であったが、その1カ月後に特別委員会を開催している。反対多数にもかかわらず特別委員会を開催している理由について理解できなかったため教えてほしい。

(内藤伸二朗企画調整部長)
平成31年4月の住民投票の結果について説明する。住民投票の設問1「3区案(天竜区、浜北区、その他の5区)での区の再編を平成33年1月1日までに行うことについて」は賛成41%、反対59%であった。このことから、市議会と市当局は、平成33年1月1日までに3区案で再編を行うことについて、反対が多数であり、反対が半数を上回っていることを確認した。
さらに、設問1で反対と回答した人について、設問2「区の再編を平成33年1月1日までに行うことについて」で伺っている。
設問1と設問2を通して分析した結果、「平成33年1月1日までに区の再編を行うこと」に賛成した人は50.8%、その他49.2%であり、「平成33年1月1日までに再編を行うこと」への賛否は拮抗という結論を得た。
この住民投票の結果について、令和元年5月に設置した特別委員会において市議会と市当局で確認、共有をした。

(髙林修行財政改革・大都市制度調査特別委員会委員長)
まず、住民投票設問1については、天竜区単独、浜北区単独、その他の5区という3区の是非を問うものであった。結果、6割の人が反対し、その後の特別委員会でもこの案について触れておらず、反対されたと認識している。
さらに、内藤企画調整部長の説明の通り、再編そのものについての賛否は、さまざまな意見があったがやはり拮抗ということと委員会として判断した。そのため、改めて区再編の協議に入ったというものである。

(村瀬純子委員)
住民投票の設問内容は非常に分かりにくかった。最初から区の再編ありきで進んでいたのではないかという疑問があるが、そのようなことはなかったのか。

(鈴木伸幸副市長)
市当局としては、再編することが望ましいと判断し、具体的な提案をいくつかしてきた。
そして、最終的に市としては3区案を進めたいという考えのもと、議会と相談、協議した際に、これは議会と市だけで決めることではなく、住民投票を行うという話にまとまった。
市は、できる限りスリムな行政組織をつくり、今後の行政需要に必要な財源を確保したいと考え提案したが、最終的には3区案は反対・否決されたという認識であった。
しかしながら再編を行うことについては、約半数の人がしても良いのではという考えが示されており、議会ともう一度相談する中でどんな区の再編が望ましいのか、これまで市が提案した合区案よりも別の区の再編案を協議していくということになったため、決して無理にとか強引にという思いや考えはなかった。

(片桐滋人委員)
住民投票は、当初から区再編を行う時期を問うものであり、再編をしないという選択肢はないように見受けられた。よって、住民投票の内容を十分理解して投票した人は何割いたのか疑問に思う。再編ありきで市も議会も動いているのではないか。
議会(全員協議会)による投票は無記名で行われたため、個々の議員がどのような意思を持っているのか住民による判断ができない。市当局が区再編を進めたら反対ができないということであり、非常に残念に考えている。

(鈴木伸幸副市長)
区再編については、いろいろな受け止め方、考え方がある。また、この住民投票は分かりにくかったという指摘や意見が多数寄せられた。しかし決して誘導ではなく、3区案と再編も反対という意見が圧倒的であれば、現在協議が進められることはない。結果として約半数が再編を行うことへ賛成したという結果であるととらえ現在に至っている。
今後は、住民投票の反省を踏まえ、これからどのようにするか、できるだけ具体的に、区再編が決定してしまう前に、途中経過も含めて説明や報告をすることが大事であると考えている。

(髙林修行財政改革・大都市制度調査特別委員会委員長)
議会としても、一定の期間かかると思うが、説明していく。

(3)その他

地域課題

ア消火栓について

(天竜消防署)
前回の区協議会において、守屋盛明委員から質問があった、初期消火における消火栓の使用について報告する。
天竜区のうち、中山間地域における特有の事情を踏まえ、地域住民が火災の初期消火および延焼防止のため消火栓を使用することができると回答する。しかし、消火栓の使用にあたって3点了承いただきたいことがある。
1点目、消火栓使用は、天竜区の中山間地域での使用に限る。
2点目、消火栓を使用するにあたり、水の濁りが発生する場合がある。
3点目、12月地域防災訓練など、訓練時に消火栓を使用する場合は、天竜上下水道課や天竜消防署へ連絡・相談いただきたい。使用に際しできる限り指導・立ち合いを行う。
また、これから寒くなるため、火の元には十分注意し、火災予防に努めていただきたい。

イ庁舎内移転について

≪区振興課が資料に基づき説明≫

ウ国道152号について

≪天竜土木整備事務所が資料に基づき説明≫

(片桐滋人委員)
国道152号暫定開通については、具体的日時を示してほしい。また、国道152号に限らず、県道鮎釣東雲名春野線についても通行止めにより、住民が隣の集落にも行くことができない状況である。このような市が管理し通行止めが発生している道路について、復旧するという意気込みが伝わってこない。天竜土木整備事務所の対応は、機能不全に陥っていると思うくらい遅いと感じている。

(天竜土木整備事務所)
暫定通行の日時を示してほしいという意見は、多くの人からいただいている。現在ははっきりと伝えることができないが、現場の状況などを踏まえ、12月の何日かについては、決まり次第公表する予定である。
天竜土木整備事務所の職員として、一日でも早い災害復旧に向けて全力で取り組んでいる。住民の皆さんには、ご理解とご協力をお願いしたい。

(進藤博行委員)
国道152号については、一日でも早い開通をお願いしたい。国道152号に限らず、災害発生から復旧にあたっては市土木整備事務所と県土木整備事務所との連携をお願いしたい。また、国道152号は以前にも災害により通行できないことがあった。難しいと思うが、災害が発生してから復旧を考えるのではなく、災害を予測して動くということから災害点検など予防策を実施してほしい。

(天竜土木整備事務所)
他機関との情報共有や連携強化に努める。
点検について、さまざまな道路構造物の点検ルールがあり、より詳細に実施するよう日々改定されている。予防、防災に関する事業は、優先順位を定め実施している。
過去に実施した点検で明らかになった要対策箇所については、100%対策が完了するには遠く及ばない状況である。そうした中で、新たな点検手法で、制度の高いもので優先順位を見直しながら実施していく。

(進藤博行委員)
今回判明した、高さ150mの箇所の巨石については、これまでに点検を実施していたのか。

(天竜土木整備事務所)
これまでの点検は、道路敷地内のみ実施するという手法であったが、現在は道路構造物の上方に関してもすべて点検することとなっている。

(進藤博行委員)
国道152号に限らず、災害はいつ、どこで発生するか分からない。予防策を計画的に実施していくことで住民の皆さんが安心できると考える。

(天竜土木整備事務所)
予防・防災に関する事業は、予算など実施する条件などが限られている。しかし、点検手法や技術なども変化してきている。ドローンを使用した測量など、最新の技術を活用して実施していきたいと考えている。

(松本常志委員)
道路だけでなく、他の交通手段、例えば、ダム湖などで船を活用した交通手段による移動も検討してはどうか。

(鈴木勝夫委員)
山林の間伐の状況など、植生が十分ではないことによる土砂流失などが想定される。スギ・ヒノキだけでなく、広葉樹を植栽するという方法により、山林を保全するとともに土砂流失を防げるのではないか。

5.その他

次回開催予定
日時:令和2年12月24日(木曜日)午後2時00分
会場:天竜区役所21・22会議室

6.閉会

令和2年度第7回天竜区協議会会議記録へ▲

このページのよくある質問

よくある質問の一覧を見る

お問い合わせ

浜松市役所天竜区区振興課

〒431-3392 浜松市天竜区二俣町二俣481

電話番号:053-922-0011

ファクス番号:053-922-0049

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?