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更新日:2022年12月21日
12月15日(木曜日)、秋葉山秋葉寺で火祭りが行われました。
秋葉寺(しゅうようじ)は秋葉神社の上社から約20分ほど山を下った中腹にあるお寺で、火防(ひぶせ)の神、三尺坊様を祀っています。
毎年15日と16日に火祭りが行われます。
夜20時から儀礼が始まりました。
積み上げられた護摩壇に一人の僧が立ち、ご神木の下で焚かれた神火を用い四方から火がつけられます。
僧は白い無地の畳8畳ほどある大きな凧を抱えながら、燃えたぎる炎の中でお経を唱えます。
僧はぎりぎりまで熱さに耐え、いよいよ火の勢いが激しさを増し限界が来ると、持っていた凧を空に放ち、護摩壇から飛び降ります。
凧は激しい炎の上昇気流に乗って勢いよく舞いあがります。凧は四方で人が持つ長い竹竿に紙でつながっており、竹竿を掲げる人たちはなるべく凧が長い間舞っているように、重い竹竿を動かしバランスを取ります。
凧が激しく舞い上がるなか僧たちは火に向かってお経を唱えます。豪炎とお経とホラ貝の音で、辺りは普段とは違った独特な雰囲気に包まれます。
火が静まると同時に一連の儀式も終わります。
最後に燠火となった上を一般の参拝者が素足になって歩き、一年のけがれを祓います。
火渡りをした人たちに記念品としてお守りが贈られました。
参拝者たちは足の裏が真っ黒になりながらも、身が清められ、一年の締めくくりに心を新たにしている様子でした。
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