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更新日:2022年10月18日
10月16日(日曜日)、「日本の棚田百選」に選ばれている大栗安の棚田で稲刈りが行われました。
標高450mの急峻な山あいに位置している大栗安の棚田。山並みと調和した美しい景観で、貴重な里山の風景が今もなお人々の保全によって残されています。いびつな形の棚田での作業は機械化ができないため、人力に頼らざるを得ません。この美しい棚田を守るために地元住民が集まって結成された「大栗安棚田倶楽部」は、毎年5月と10月にボランティアを募って田植えと稲刈りを行っています。稲刈り当日は、絶好の日和となり、さわやかな風が吹く秋晴れの下、田んぼでは黄金色に育った稲がきれいにそよいでいました。
今年は総勢30名ほどのボランティアが参加。手鎌で稲を刈り取り、藁で束ねトラックへ積む作業をしました。棚田倶楽部の代表鈴木芳治さんによると、今年は大きな台風がありましたが、幸い棚田への被害は少なく、平年並みの出来になったとのことです。ただ近年はシカの食害が増えており、鹿侵入防止のネットを張る作業が一苦労だったといいます。
収穫された稲は、この後3週間ほどかけて天日干しと脱穀を行い、「大栗安の棚田米」として11月半ばに地元の米穀店に並びます。
▲日本の原風景が残る美しい棚田。稲が大きく育ち青々とした光景が広がる夏、米が実り黄金色に輝く秋、雪が降り積もる冬など四季折々でさまざまな顔を見せます。毎年11月には棚田を散策する棚田ウォーキングを開催しています。散策後は、竹筒で炊いた棚田米と地域の野菜を使ったお昼ご飯を味わいます。今年の予定は決まり次第「道の駅くんま水車の里」ホームページでお知らせします。
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