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更新日:2022年3月14日

【今月の特集】見捨てられた廃墟地帯から人を惹きつける魅力が詰まったキャンプ場に、あてらの森キャンプ場

穏やかな流れの清流阿多古川と阿多古川に流れでる沢のほとり周辺にひっそりとある「あてらの森キャンプ場」。実はこのキャンプ場、電灯も水道も炊事棟も管理棟も看板もありません。スマートフォンの電波は繋がったり繋がらなかったり。きちんとした設備といえば仮設トイレだけ。言葉だけで聞くと怖くて不便そうな印象を受けますが、意外にも訪れた人からの評判は良いといいます。

「野営心をくすぐる自然体なところが良い」「目の前に澄んでいる小川があって抜群のロケーション」「明かりが全くないから星がきれい」「人に教えたくないくらい最高の場所」など。このキャンプ場の魅力にハマったコアなファンも少なくありません。毎週のように来るようになったという市内在住会社員の油利義浩さんは「設備的に不十分なところがいいんです。不便なここでしか味わえない野営感があります。目の前の沢から水の確保はできるし、周辺の木を使ってブッシュクラフトもできる。あと浜松市内なのに街中に比べて風が穏やかなんですよ」と語ります。

※ブッシュクラフト…必要なものを現地調達で揃えるキャンプスタイル

旧水路をたどって

「不安になるくらいの孤独と不便を楽しんでね」そう案内してくれたのは、このキャンプ場を造成運営している村長の川島和人さんと管理人の大谷亘さん。「いまキャンプ場がある場所は元は大谷製材という製材所でした。キャンプ場に残っている水車は製材の動力源として使われていたんですよ。阿寺まで電気が来ていなかったのでね。製材所が閉鎖すると何十年も廃墟状態が続いていました。阿寺の入り口にあたる場所だし、これはどうにかしないとと思って自費で解体して、それから何か活用方法は無いかと考えキャンプ場をやることにしました」と経緯を語りました。

▲放置されていた廃墟の解体からキャンプ場の造成は始まりました

▲サイトに車が入れるように道を作っている村長の川島和人さん

川島さんは自身でショベルカーなどを使い、人や車が通れる道やテントが張れる平らな土地を地道に作っています。「いま歩いているのは昔水車へ続く水路だったところです。ここも整備して誰でも歩くことができるようにする予定です」水路のコンクリートはきれいな苔に一面覆われていて自然と一体化しており、一見人工物とは分からないほどです。他にも説明されないと気づかないような昔の遺物がキャンプ場内に点在しています。再び歩き出すと「ほら、あそこ。」と川島さんが川の方を指さします。凝視すると気持ちよさそうに泳ぐアマゴの姿が。その後も次々とアマゴを発見。炊事棟などの設備を極力作らないのは、汚水やごみを出さずこのきれいな自然環境を守るためだと言います。そういったものはすべて利用者に持ち帰ってもらうようにしているそうです。また水路をたどって歩き出すと上のほうの車道から車の気配が。「今日予約したお客さんかもしれない」と、大谷さんが急いで道なき斜面を登って駆けつけます。しばらくして大谷さんが戻ってくると「そのまま先のほうへ行っちゃったよ」と苦笑い。初めて訪れるお客さんは場所が分からず車で右往左往してしまうのがあるあるなのだそう。

▲看板の代わりとして目印になっている水車

▲今は役目を終えた水路に繁茂した苔

▲悠々と泳ぐアマゴ

工事に着手したのは2年前から、完成したサイトから随時お客さんを受け入れていますが、まだまだ道半ば。「阿寺は廃村になってしまいそうな集落です。整備してより多くの人が集まって賑やかになれば面白いですね」と思いを語ります。いつかは山菜やキノコ採り、釣りなどのイベントも考えているそうです。

二人の運営者の横顔

常連の油利さんは運営の川島さん、大谷さんとすっかり顔なじみ。油利さんに二人の印象を聞いてみました。「村長の第一印象は気さくな人。山育ちらしいので知識とか遊びもいろいろ知っているし、面倒見がいい親分って感じ。気難しい一面もあるけれど、村長の人間性が僕みたいなコアな常連も生み出している気がします。大谷さんは誰に対しても平等に優しく出来る人格者。必ずお客さんに声掛けして回って大切にしているという感じが伝わってきます。単なる話好きという説もありますけど。2人とも得意分野が違うからいいバランスになっていて、お互いがリスペクトしているように見えます」と教えてくれました。油利さんはYoutubeにキャンプ動画を投稿しており、あてらの森での過ごし方も垣間見ることができます。

▲油利義浩さん

別れ際、川島さんは「天竜にこんな素晴らしいところがあるんだよということを皆さんに伝えてくださいね」と言って開発中の新しいサイトへ作業をしに行きました。一方、大谷さんはのんびりした口調で「人が増えるのもいいけど、ルールやマナーを守って、ここを本当に気に入ってくれる人だけ来てくれたらそれでいいよ」と話しました。

あてらの森キャンプ場公式サイトはこちら→https://www.ateranomori.com/76280/(別ウィンドウが開きます)

油利義浩さんのYoutubeチャンネルはこちら→https://www.youtube.com/channel/UCoJlpQYLgEY_abonCiXCQeg(別ウィンドウが開きます)

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