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更新日:2020年11月6日
毎月、第2・第4日曜日の午前9時30分から、天竜区佐久間町の三遠南信自動車道佐久間川合I.C.からほど近い場所で開かれる「さくマルシェ」。3年前から本格的に活動が始まり、佐久間町内の店舗が出店し、地元で採れた農作物や、それを加工した食品などを販売しています。「佐久間地域を盛り上げるために何かできないかと考えてはじめたんです」と話すのは、さくマルシェの代表であり出店者でもある山香ふるさと村の長谷川國弘さん。「ここにあるのはすべて地元で採れて、かつ自分たちで加工したものなんです。だから素朴だけど、都市部じゃ手に入らないものばかり。季節ものになるけど、ワラビ、ゼンマイ、タラの芽、ヤブレガサ、こごみ、こういった山菜なんかは都市部じゃ採れないからね」と誇らしげに語ります。
出店者のみなさんは、利益をあげることよりも、地域の人たちの交流の場とすることを重視しています。最初期から運営に携わり、出店者でもある五平餅のまるふくの笹野訓子さんは「地元や観光客の人たちに『佐久間の名物がここにくれば買える!』って知ってもらいたいんです。目立つように看板も実は自分たちで作ったんですよ」と、さくマルシェへの思いを教えてくれました。
野菜や山菜、味噌、蜂蜜、梅干し、梅ジャム、五平餅、お茶、しいたけ…と、たくさんの個性豊かな商品が並ぶ店頭。開始と同時にたくさんのお客さんが訪れ、和やかな雰囲気の中、お店の人とお客さんはもちろんのこと、お客さん同士で会話に花を咲かせます。いつもこのマルシェを訪れるお客さんの一人は「ここに来れば、普段あまり会うことができない人とも会話を楽しむことができます。最近では、このマルシェが一番の楽しみです」と話します。この小さな市場が地域の人たちの憩いの場となっているのです。
▲笹野訓子さん(左)と長谷川國弘さん(右)
6月ごろから、アルコール消毒や手洗い、マスク着用などの感染症防止対策をしながら活動を再開したさくマルシェ。「新型コロナウイルス感染症の影響はあるけれど、新しい形に挑戦する良い機会だと考えているんです。これからも言葉や味で訪れた人をおもてなしして、人から人へつながる活動を続けていきたいな」と笹野さんは明るく語ります。まだまだ成長段階にあるさくマルシェ。長い視点で、ここでしか味わえないよろこびや魅力を発信しながら、佐久間地域をもっと盛り上げるため、毎回楽しみに待ってくれているお客さんのため、メンバーの挑戦は続きます。
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