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更新日:2020年10月5日
天竜区上阿多古地域で活動する上阿多古地域づくり協議会は、今年でなんと創設18年目を迎える地域にとってかけがえのない地域団体です。会長の小出洋二さんは「自分の役割はみんなをまとめること。地域に対する思いが強いメンバーに囲まれて僕は幸せ者です。活動はみんなで作り上げているものなんです」と語ります。その言葉通り、同協議会には4つの専門部会と事務局があり、それぞれ農業や会計のスペシャリストが知識や経験を活かして担当し、会員同士で協力し合って活動しています。
同協議会の活動を紹介すると、
・地元の野菜などを販売する朝市の開催
・日用品を販売するよろず市の開催
・小麦、そばの栽培とそば打ち体験の開催
・地元出身アーティストをお寺に招いての山寺コンサートの開催
・地域の風景を載せたふるさとカレンダーの作成
・夏祭り、ふれあいセンターまつりでの焼きとうもろこしや五平餅の販売
などがあり、非常に幅広い活動を展開しています。
同協議会が毎週日曜日の7時30分から9時にかけて、1年間ほぼ休みなく行っているのが朝市です。JA上阿多古支店跡地で、地元の農家が栽培した旬の野菜や同協議会で栽培から加工まで行った小麦粉などが、その日の朝早くから持ち込まれて販売されます。地元の人を中心に多くのお客さんが訪れ、毎回9時を待たずにほとんど売り切れてしまうほどの人気ぶりです。
会長の小出さんは「買ってくれる人の笑顔がいいよね。いつも買いに来てくれる人がいるのも、やりがいになります」と笑顔で話します。朝市は同協議会発足当時から続く大切な活動であるとともに、地元農家は地域のために格安で野菜を提供してくれるなど、地元愛あふれる人たちの協力によって成り立っているのです。
「地域に貢献することをしたい」と上阿多古地域づくり協議会発足当時から会員である小出さん。これまで活動を続けてこられた原動力について「地域を良くしたいという思いがあってこそできるんだ。それに子どものころ運動会が待ち遠しかったようにいつもイベントが楽しみ。一生懸命準備したイベントがうまくいったときはとても達成感があります。あと応援してくれる人が地域にたくさんいて、だから頑張れるんです」と語ります。
これからの活動については「新型コロナウイルス感染症の影響を受け、活動を制限せざるを得ない状況なんだけど、全く活動をやめちゃうんじゃなくて、どうしたらできるのかを考えていきたい。みんなで考えれば、必ず突破口はあると思うんです」と意気込む小出さん。活動を存続させていくために、みんなで知恵を出し合います。
先月には市民活動表彰で天竜区長賞を受賞した上阿多古地域づくり協議会。これからも前向きにコツコツと活動していきます。
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