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更新日:2024年5月15日
本市では、平成30(2018)年3月に、障害者基本法に基づく、「第3次浜松市障がい者計画」を策定し、平成30(2018)年4月に、地域の相談支援機関への専門的な支援や相談支援体制を強化する障がい者基幹相談支援センターを開設しました。令和2(2020)年には、困難化・多様化する相談に対応するため、障がい者相談支援事業所を集約し、障害種別を問わない専門的な相談を可能とした障がい者相談支援センターを開設するなど、障がいのある人の自立と社会参加に向けた施策を推進してまいりました。
国においては、令和5(2023)年3月に「障害者基本計画(第5次)」を新たに策定し、障害の有無にかかわらず、相互に人格と個人を尊重し合いながら共生する社会の実現を目指すため、障害者差別解消法の改正や医療的ケア児等支援法の施行をはじめとした各種法律等の整備を行うなど、障がいのある人の権利の実現や支援の充実に向けた取り組むべき施策の基本的な方向を定めています。
本市においても、近年の一層の少子高齢化や核家族化の進展、地域コミュニティに対する意識の希薄化とともに、市民ニーズの多様化が進み、人と人とのつながりの重要性がこれまで以上に増してきています。
こうした状況の中、障がいのある人が、それぞれの住み慣れた地域や家庭において、主体的な自己決定と自己選択により暮らしていくためには、様々な公的支援とともに、地域の中での支え合い、共生・共助でつくる豊かな地域づくりが必要であり、令和6年度から11年度を計画期間とする「第4次浜松市障がい者計画」を策定しました。
本計画は、共生社会の理念と浜松市総合計画の健康・福祉分野における将来の理想の姿を踏まえ、「誰もが住み慣れた地域で支え合い、希望を持って安心して暮らすことができるまち」を基本理念としています。きめ細かな相談支援の充実のため重層的な相談支援体制の整備や関係機関と連携したこどもと家庭に対する支援体制の強化のため医療的ケア児等支援センターを設置するなど、障がいのある人の視点に立ち、ライフステージに応じた総合的な支援を地域全体で進めるため、地域社会への働きかけや地域生活支援の充実、福祉のまちづくりの推進等、引き続き幅広い施策に取り組んでまいります。
結びに、本計画の策定にご尽力いただきました「浜松市障害者施策推進協議会」及び「浜松市障がい者自立支援協議会」の皆様をはじめ、アンケート調査やパブリック・コメント等を通じて、貴重なご意見を賜りました市民の皆様、障がい者団体の皆様に心より感謝を申し上げます。
令和6(2024)年3月
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