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更新日:2019年5月8日

平成29年度 第2回区協議会会長会議 会議録

開催日時 平成30年3月20日(火曜日) 午前10時30分~午前11時20分

開催場所 二俣協働センター ホール

1 開会

2 あいさつ

3 議事 

  • 意見交換
    テーマ 区協議会を振り返って
    1 運営方法や諮問・協議事項の設定、委員構成等について
    2 今後に期待したいこと

4 報告

  • 新たな行政区、行政サービス提供体制について 検討の状況

5 閉会

1 開会

【岡安市民協働・地域政策課長】

 ただ今から、平成29年度第2回区協議会会長会議を開催する。

 ご多用の中、ご出席いただきお礼を申し上げる。

 開催に先立ち、事務局から報告申し上げる。本年1月11日に東区区協議会長としてご尽力いただいていた、杉本恒雄会長がお亡くなりになられた。この場を借りてご冥福をお祈りする。

 今回の会長会議については、後任の会長である金指操会長が出席されているのでご紹介する。

 

【東区協議会 金指会長】

 東区協議会長の金指操です。1月から杉本会長の後任として会長を務めている。よろしくお願いする。

 

【岡安市民協働・地域政策課長】

 ありがとうございました。

 早速ではあるが、会議を進めさせていただく。今回は天竜区での開催であるので、天竜区協議会の鈴木会長より一言ご挨拶いただく。

2 あいさつ

【天竜区協議会 鈴木会長】
 本日は天竜区へお越しいただき感謝申し上げる。

 本日の会場である二俣協働センターの前の二俣川の柳も緑が芽吹き、春の訪れを感じる季節になってきた。会場に来るまで大分遠いと思われたかもしれないが、この会場は天竜区のなかでも南の端である。私は旧春野町からの選出委員であるが、区役所から春野協働センターまでは公共交通機関、遠州鉄道のバスを使って50分かかる。また、佐久間町までは1時間10分、水窪協働センターには1時間25分かかる。本数も1日に3本や5本など、限られた本数である。協働センターまではそれだけの時間だが、そこからなお1時間以上、車での移動を要する地区をかかえている。天竜区は人口3万人弱で、面積は市の60%超を有する。四季折々の自然豊かな地域ではあるが、生活をするには大変不便さを感じる地域でもある。

 そういった中で、天竜区は多くの地域課題を抱えている。天竜区協議会としても、4月は佐久間のアワビ養殖、11月は地域遺産に認定された二俣城跡・鳥羽山城跡の史跡指定、1月は区の再編について、委員同士の意見交換を行ってきた。現在開会中の市議会においては、行政区の再編が議論されているようであるが、区協議会へは情報提供がなされていない。住民の意見聴取を市当局はどのように考えているのか、本日の会長会議の中でお聞かせいただきたい。

 結びに、任期最後となる本日の会長会議が今後の区協議会の運営に少しでも繋がっていくことを祈念して挨拶とさせていただく。

 

【市民協働・地域政策課長】
 ありがとうございました。続いて、天竜区長より一言ご挨拶いただく。

 

【岡部天竜区長】

 天竜区長の岡部です。本日は天竜区へ足をお運びいただき感謝申し上げる。

 せっかくなので天竜区にまつわる話題をひとつだけ紹介する。今週23日から甲子園では春の選抜高校野球が始まる。北は北海道、南は宮崎まで36校が出場するとのことだが、実は天竜区でも同じ23日に全国高等学校選抜ボート大会が開催される。北は北海道、南は鹿児島まで、88校144クルー約500名が出場し、ボートの甲子園と呼んでいる。ボートの甲子園と呼ぶことに少し悔しさを感じるわけではないが、テレビ中継はないので、春の選抜をテレビでご覧になることがあれば、天竜でもボートの甲子園をやっているんだなと思い出していただければ幸いである。

 本日は2年間あるいは4年間の活動の振り返りがされると思う。それぞれの区の展望や地域課題とあわせて、本日報告のある「新たな行政区、行政サービス提供体制について」についても、それぞれの区協議会、委員の皆様はいろいろと意見をお持ちだと思う。それらについても、平成30年度に引き継いでいただければと思う。限られた時間ではあるが有意義な会議になることを期待し、挨拶とさせていただく。よろしくお願いする。

 

【岡安市民協働・地域政策課長】

 それでは議事に移る。進行は座長の中区協議会の畑会長にお願いする。

3 意見交換

【座長(中区協議会 畑会長)】

 次第に基づき進行する。

 今回の意見交換は「区協議会の活動を振り返って」ということで、「運営方法や諮問・協議事項の設定、委員構成について」と「今後に期待したいこと」の2点について意見交換をする。

 なお、会議終了後に、秋野不矩美術館の見学を控えているので、スムーズな議事進行にご協力願いたい。

 それでは、「運営方法や諮問・協議事項の設定、委員構成について」、「今後に期待したいこと」について各会長の考えを伺っていく。

 

【北区協議会会長 佐藤会長】

 北区は合併前の旧3町と旧浜松市北地域を合わせた区ということではあるが、区協議会を通じて、北区の問題に対して共同で提案することができるようになってきた。春の姫様道中、夏の三ヶ日花火大会、秋のいなさ人形劇まつり、政令市移行後から3月に開催している北区Deまつりといった催しを通じて、北区民の交流を図ってきた経緯がある。協議会においては、区の再編、野球場の問題などいろいろ意見がある。

 構成員については、若者と女性の意見を取り入れたいと考えていたが、平成30年度の改選では、40代の男性と50代の女性から参加の意向をいただけた。これにより、若者の意見を少しでも聴ける形にできたと思う。

 

【浜北区協議会 川上会長】

 私が会長になったときは、総合計画の見直しなど諸々の計画の案件が区協議会にあがっていたが、2期目は協議案件が少なくなってきている。パブリックコメントについて、実際に区協議会にあがってきたものは、市ホームページをみると、道づくり計画だけであった。多文化共生都市ビジョン、観光ビジョン、男女共同参画基本計画などパブリックコメントが実施されているものが区協議会にあがってきていない。パブリックコメントのみのほうが文書で完結し、7つの区協議会に案件をあげるよりも手続き的に楽だという考えが働いたのか定かではないが、市民の意見を直接聴くということでは、区協議会の場で意見を聴くことも重要ではないか。

 区役所の予算要求については、区から財政課への予算要求内容を諮問・答申という形で、わざわざ2回も協議会を開催している。基本的に行政内部の手続きに過ぎないものであれば、協議事項として委員の意見を反映し、予算を組んでいけば足りるのではないか。協議する際は、区役所費だけでなく、区に関係する予算全体について協議することが必要ではないかと思う。

 若い人や子育て世代、特に女性の委員が集まりにくく、来年度の委員についても1団体から委員を選出できないという話になり、急きょ直接指名で女性の委員を選出したということがあった。

協議会の夜間開催については、職員の夜間対応が必要ということもあり、最近の働き方改革に逆行するかと思い、難しいと感じている。

 今後に期待したいことであるが、浜北区役所の移転後、庁舎内がわかりにくい等の指摘を受け、今年度、区協議会内に「区役所サービス検証委員会」を設けた。接遇等のソフト面や案内表示等のハード面について市民目線で検証を行い、職員で組織する「区役所サービス向上プロジェクトチーム」と協働の形で意見交換を行いながら作業を進めた。期間が短かったこともあり、十分な議論はできなかった点もあるが、職員の自主研修グループのようなものがあれば、そこと議論しながらいろいろなことを検討していくということも今後の方向性として考えられるのではないかと思う。

 区協議会では、委員から活発な意見がなされるようになったが、職員とのやりとりが主体となっていて、委員相互の「対話」がなかなかできていない。協議会中の委員の発言に対し、その場では発言をしなかった別の委員から協議会後に自分こう考えているという話をされることがある。去年読んだ本の中に、 淑子(てるおかいつこ) さんの「対話する社会へ」というものがある。その本の中で、対話というのは個人の感情や主観を排除せずに理性も感情も含めた全人格を伴った自由な話し合いであり、対話が非常に重要であると書かれている。

 これは対話で協議会を運営していく、もっと言えば市が(区再編の議論の中で)提案している(仮称)地域委員会などにおいて、地域でいろいろな考え方をもった人間が対話をして新たな方向を見つけ出していくというあり方に通じるのではないか。

 昨年の研修会のように発言の場を増やしていって、全員が参加するのは難しいかもしれないが、何人かを選抜して交代でワークショップのような形で議論していくことが大事ではないかと思う。

 

【天竜区協議会 鈴木会長】

 区協議会は毎月1回開催を基本としてきたが、本年は協議事項の少ない月を2回中止にしたところ、そういう時こそ地域課題を掘り下げて協議したらよいという意見をもらった。

 天竜区は5つの旧市町村からなる広範囲の行政区であるため、協議会の開催場所を持ち回りで開催したら、地域事情を共有できるとの意見もあった。

 諮問、協議、報告事項等については、委員に就任した4年前に比べて、市が提案する議題の件数が減ってきている。特に重要な諮問事項も少なく、このままでは区協議会が必要なのか心配になる。

 委員構成については、もう少し若い人たちにも参加してもらいたい。そのための環境整備が必要だと思う。

 今後に期待したいこととしては、委員就任当初は一部の委員しか発言が無かったが、任期満了近くになり、多くの委員が自分の意見を発言するようになってきた。委員研修会をできるだけ早い機会に開催し、意識づけをすることが大切だと思う。

 市からの提案事項が少なくなってきているため、天竜区協議会では時間を割いて地域課題について意見交換や情報交換をしてきた。こういうことも重要であると思う。

 最後に、市民の意見が行政に反映されない、言ってもしょうがないという諦め感が一番危険だと思う。丁寧な説明と市民意見の反映を市当局にお願いしたい。

 

【南区協議会 持塚会長】

 運営方法等については、毎月1回、決まった時間に開催している。出席状況は非常によいが、夜間開催を検討してもよいかもしれないと考えている。 

 諮問・協議・報告事項等については、言葉の定義がわかりにくい。来年度4月に新しい委員が定義を理解できないうちに協議会が進むことがないよう、早い時期に勉強会、研修会を実施していただきたい。極力、専門用語を使わないようにしていただければ、もう少しわかりやすくなるのではないかと思う。例えば以前、ゴミの集配に関する市から自治会へのお知らせの中で、刃物などを意味する「禁忌品」という言葉が使われており、自治会を通じてわかりにくいという指摘をした。その際、市当局は修正をするとのことであったが、最終的には「禁忌品」のままであった。専門用語は極力わかりやすい言葉に変えてもらいたい。

 委員構成については、できるだけ若い年代の方に参加してもらいたいが、仕事を抱えてる方が多い。勤めている会社等での協力体制が築けるとよい。来年度以降の委員に教育関係者がいないが、幅広い意見を得るために教育関係者の参画を希望している。

 南区協議会としては、ある程度の幅の年代、性別、分野の委員により適当な内容、量の事項に対して会議の運営が図られているといえる。

 今後に期待したいこととしては、区協議会において市全体の事業に関して協議することが多いが、区における施策や区特有の課題について、南区としての地域力向上事業以外にも検討する議題が増えることを期待したい。なお、市全体のものとなると、例えば防災の話などは気になるが、津波などの話は天竜区ではピンと来ず、逆に山崩れの話などは南区ではピンと来ないなど、他区の話題だと関係がないように思ってしまう可能性がある。しかしながら野球場の話などもそうだが、同じ市民として考えていかないといけないと思っている。

 他地区の交流は難しいが、この会長会議などに副会長など複数で出席したらどうかと思う。

 

【西区協議会 安間会長】

 会議の開催回数については諮問・協議・報告等の議題次第ではあるが毎月1回の開催で妥当ではないかと思う。

 運営方法については、事前に内容を協議会委員に報告し、委員から質問や意見または提案等を提出してもらい、協議会当日に議論する事ができればとよいと思う。

 開催時間については協議会委員のそれぞれの都合があるので、夜間での開催も一つの選択肢ではあると思うが、全ての人が都合の良い日や時間は難しいため、事前に年間日程を報告しその日程に出来る限り都合をつけて出席していただくことが大事である。だいたい決まった人が欠席をする状況になっているが、そのような方にできる限り意識と自覚を持っていただくとともに委員を選出した各団体にも年間の日程程表を送付して協議会出席への配慮を依頼する事も必要かと思う。

 委員構成については、年代や性別問わず幅広く意見が出てくる様な人材が必要だと思っている。

 区協議会委員を4年、うち2年間は会長を務めさせていただいた。会議の内容がかなり幅広く、的確な意見を出せていたのか、会長として円滑な運営ができていたか疑問なところもあるが、貴重な経験をさせていただいた。

 団体から選出された委員については、責任と自覚を持っていただく必要があるかと思う。

 平成30年度に向けては、区の再編、野球場建設の関心が高く、いい方向に意見集約できるよう対応してもらいたいと思う。

 

【東区協議会 金指会長】

 運営方法等だが、協議事項など議題が多い時に、会議時間が長くなり集中力が続かない。各議題の説明については、ポイントを押さえ簡潔に説明してほしい。

 若い世代の意見反映ということで、青年会議所などから委員を出してもらうことも良いのではないか。しかし、公共的団体からの推薦となると、若い世代の委員を出してもらえそうな団体がどの程度あるか不明である。

 会議の開催時間については、現行の時間に出席できる方が委員として選任されているので、夜間の開催については、かえって出席しにくい場合もあるのではないか。

 会議でいろいろな意見が出るが、それが反映されているのか見えにくい。

 今後に期待したいことであるが、協議会開催中、発言をする人がいつも決まった人になりがちで、偏りが出てしまうので、委員一人一人が、意見や質問など年に一度は発言する機会ができると良いと思う。

 今後、区が合区された場合も旧東区として協議会を行ってほしい。現在の協議会の設置範囲・委員数が、広すぎず、狭すぎず、規模がちょうどよいのではないか。合区後の区単位で協議会を行うことも良いかと思うが、基本的には現行区の単位で開催し、年に1、2回程度、会長、副会長くらいが集まって、区の全体会を行うくらいが良いのではないか。

 

【座長(中区協議会 畑会長)】

 運営方法や諮問事項等については、協議会担当課から的確な指示があり、個々の委員が自分の考えを持って参加することができた。西区はまだとのことであったが、中区では事前配付資料に併せて事前質問票が送付され、質問のある委員はそれを提出することで議事が深まり、円滑な進行にも役立った。協議会の後半は委員相互のやりとりがあり良かったと思う。

 区協議会の「市民協働の要」という役割から考えると、協議会には意見聴取や情報提供を早目に行ってもらいたい。パブリックコメントがすぐ迫っている中での協議事項としてあがってきても、我々の役割がなかなか反映できないのではないかと思う。タイムラグというものを考えながら進めて欲しいと思う。

 委員構成については、推薦を依頼する団体を選考するにあたり、年齢や男女比を考慮している。今回の改選も公共団体等の選定や候補者の推薦共々、厳格で公正に実施されていると感じた。

 今年、ひとつ良かったと思うことは、地域力向上事業の「第2種協働センターを核とした課題解決事業」で助成を受けた協働センターから、実施後、開催状況について報告を聞く場があったことである。新聞報道もされ、皆知っていたわけであるが、コミュニティ担当職員がサポーター役として奮闘し、地域の魅力を再発見するために頑張っていることを委員で共有できた。今月号の広報はままつ中区版にも掲載され、いいキャッチボールができて良かったと思っている。

 今後に期待したいことであるが、新任の各区協議会委員を対象にした全市的な研修会を、年度当初のできるだけ早い時期に開催していただくことが望ましいと思っている。

 要望になるが、区協議会の目的や役割から考え、協議会には意見聴取や情報提供等の機会を早目にしていただきたい。

 真に「市民協働」を推進するために、区協議会が形骸化することが無いよう期待したい。形式的なものでなく、大きな役割を担っていると市長からもお言葉をいただいたので、そういう点で形骸化することがないようお願いしたい。

 委嘱を受けた委員が、自覚と責任をもって参加し、行政運営に反映できるよう期待したい。会長としての2年間を振り返り、中区ではあらかじめ事前配付資料に目を通して出席する委員が多かったため、絞り込んだ発言が多かったと思う。

 

【座長(中区協議会 畑会長)】

 以上で、区協議会を振り返っての皆さんの考えをお聞かせいただいた。意見や質問等があれば発言をお願いする。

 

【南区協議会 持塚会長】

 南区には、中区のような事前質問票というものがない。どういった形式のものか。

 

【森田中区振興課長補佐】

 事務局から説明させていただく。事前配付資料とともに白紙の質問票を委員に送付している。委員が事前配付資料の内容を見て疑問に思う点等があればそれに記載し、事務局に提出してもらっている。協議会における担当課からの説明の際には、その質問への対応を含めて説明してもらうようにしている。

 毎月10日頃に事前配付資料とともに送付し、15日くらいに委員から提出いただき、20日以降に協議会を開催している。

 

【南区協議会 持塚会長】

 質問票を取りまとめた資料は作成しているのか。

 

【森田中区振興課長補佐】

 取りまとめはしていない。質問票を担当課に事前に渡し、担当課に対応してもらうという運用である。

 

【浜北区協議会 川上会長】

 

 協議会の事前の資料送付が1週間前だと、そういったやりとりができない。早目にもらえると良い。

 

【天竜区協議会 鈴木会長】

 実際に意見はあるのか。

 

【座長(中区協議会 畑会長)】

 質問事項は多くある。良く読んでいるなと感心する。

 

【北区協議会 佐藤会長】

 地域力向上事業について、単発的なものは3年の期間で良いが、継承するようなものは4年や5年にできないかという話を以前した。その際は、市の担当から前向きに考えるような回答があったかと思うがその点はどうか。北区にもホタルの里、棚田など継承していくものがあるが3年の期間で区切られるとつらい。

 

【岡安市民協働・地域政策課長】

 地域力助成事業には、地域から提案をいただき補助金を交付する助成事業、区役所で実施する文化振興事業と区課題解決事業の3つがある。話にあった助成事業は、3年をひとつの期間としており、補助金全般の考え方についても、3年に一回見直しをしている。基本的な考え方として、きりのない補助金は認められない。地域と一緒になって持続可能な方策を考えることは、行政としては必要である。ただ、恒常的に補助できる状況かといえば厳しい。

 地域力向上事業には、文化振興事業や区課題解決事業もある。地域のいろいろな資産や魅力を掘り起こす中で、期間に関わらず適切なものがあればそういったものの活用を考えていかなければならない。

 先ほどの畑会長からもご発言があったが、コミュニティ担当職員が地域の課題解決に向けて一緒になって展開していくことができるとよいと考えている。

 

【座長(中区協議会 畑会長)】

 委員構成についてであるが、中区はJC、自治会連合会からの選出委員が多い。JCの会員は40歳の年齢制限があるが、出席率が悪かったため、今回の改選では選任しなかった。JCの事務局が中区東伊場にあるため、東区においてはJC会員を委員として位置づけることができない状況にあるのか。それとも委員は区在住者でなければならないということでよかったか。

 

【岡安市民協働・地域政策課長】

 委員は区在住者である。

 

【東区協議会 金指会長】

 団体推薦を依頼した団体から東区が希望する条件の委員を選出するのは難しいと言われることもある。東区在住者だけで選出するのは、だんだんと難しくなっていくのではないか。

 

【座長(中区協議会 畑会長)】

 事務局でなにか良い考えやアドバイスはあるか。

 

【岡安市民協働・地域政策課長】

 前提として、委員はその区の在住者となる。勤務先については縛りはない。推薦団体や委員を選出される際にはいろいろと検討されたことと思うが、その辺のことは事務局と検討しながらやっていただきたい。

 

~意見交換終了~

 

【座長(中区協議会 畑会長)】

 スムーズな議事進行にご協力いただき、感謝申し上げる。意見交換が終了したため、事務局に進行をお戻しする。

 

【岡安市民協働・地域政策課長】

 ありがとうございました。

 ここからは事務局に少しお時間をいただき、「新たな行政区、行政サービス提供体制について 検討の状況」について、市民部長から報告させていただく。

 

~資料に基づき、説明~

 

【西区協議会 安間会長】

 浜松市は政令市移行時、7区でスタートした。7区にした意義、理由があるかと思う。現在の区の再編の議論の中で、7区だと何がだめなのかが具体的に見えてこない。合区に反対しているわけではないが、理解が難しい部分がある。人員削減した場合でもいままでと同じようにやっていけるのか、といったことも懸念される。区の再編について、もう少し理解ができるような説明を行ってほしい。

 

【山下市民部長】

 7区とした理由についてであるが、浜松市は政令市移行を前提に合併をした。政令指定都市は必ず区を置くことになっているが、区割りについては面積や人口などの決まりがない。当時の合併協議会において、どのようにするのか検討した際には、既存の政令指定都市の状況を確認し、概ね人口10万人から20万人の範囲で区を設置していることや、旧市町村の区域を総合的に勘案した上で最終的に7つの区とした。

 区の再編は、将来的に人口が減少していく中で、職員の数は減らさざるを得ないと考えている。そうは言っても、専門分野や技術分野に関しては、できるだけ効率的な配置により、体制を維持していかなければならない。

 現在は区が7つあり、基本的にはどの区でも同じように対応しなければならない。そのため、専門職員も7区にばらけており、少数で対応している。専門的なことを扱う職員の数がそれほど多いわけではないので、いろいろな案件が生じた時のスピードや対応力はどうしても弱くなり、今後もそういうことが想定される。合区により専門職員を集約し、知識・経験の集約を図ることで、そういった問題にも対応ができるようになる。

 一般的な市民サービスはどうなるかというと、協働センターで一般的なサービスの提供が可能である。生活保護や保育園入園などの福祉分野の窓口は区役所ということになるが、現案では、例えば西区は(仮称)行政センターを置き、ある程度の職員数を残すことで、サービス低下を招かないよう考えている。

 そういった工夫をすることで、市民サービスを維持しながら、専門的分野は集約し、逆にサービス向上に繋げられるように考えている。

 

【浜北区協議会 川上会長】

 区の再編について、浜北区の区協議会委員からいろいろと質問をされる。答えることができないので、ホームページをみるよう伝えている。市から情報提供がないことが問題である。

 委員からは「あの区とは一緒になりたくない」、「浜北区が無くなってしまうのは考えられない」などといった声を聞く。12市町村合併のときと同じ議論になってしまっている。今後、行政のあり方をどうしていくのかという前提に関する情報を、市民や委員に提供できていないことが一番の問題ではないか。2区にするのか、3区にするのか、について意見を求めるのではなくて、前提として市がどうあるべきか、合併のときとは状況が違うのだという説明が必要ではないか。

 

【南区協議会 持塚会長】

 合区して2区や3区になると、会長会議の出席者が2人か3人になってしまうのか。

 

【西区協議会 安間会長】

 現在の西区協議会では25名の委員がいて、意見を出している。合区した場合、新しい区協議会において、現在の区域から選出される委員は6名から7名程度になる。そうなると地域の意見を集約しにくくなったり、区協議会委員の構成がいままでとかなり違った形になる可能性がある。

 

【山下市民部長】

 合区した際は、幅広い意見をいただくために、区協議会の委員数を少し増やすよう考えている。2区案の場合、30名程度の委員数を考えている。

 

【西区協議会 安間会長】

 天竜区や浜北区など、委員が30名となった場合は人口比を考慮してどうするのかといったことを提示してもらわないと、不公平になることも考えられる。

 

【山下市民部長】

 人口比を厳密に考えると難しい部分もあるが、そういった意見があることも承知している。現行区の区協議会を部会として残し、部会としての意見を聴く場を用意することも考えている。

 

 【天竜区協議会 鈴木会長】

 平成28年度第3回区協議会会長会議の報告時の予定では、昨年10月頃に区協議会に意見聴取するとのことであった。スケジュールをみると半年遅れている。再編の有無が決定する時期に変更はないので、住民から意見を聴く期間が短くなるということになる。その点をどう考えるのか。また、どういう意見聴取の方法を考えているのか伺いたい。

 

【山下市民部長】

 区の再編については議会とも話をし、確認しながら進めてきたところであるが、なかなか案の確定まで至らず、現在の状況となっている。当初のスケジュールと比べると、住民の方からの意見聴取期間は短くなっているが、一般的な案件における意見聴取と比べると、十分な期間が確保できているものと考えている。

 意見聴取の方法については、まず4月以降に区協議会、地区自治会連合会の場に出向き、いろいろ意見をいただきたいと考えている。

 

【天竜区協議会 鈴木会長】

 区割り案について、一度分割した旧浜松市をまた一緒にすると、どういったメリット、デメリットがあるのかが天竜区民にはわからない。逆に天竜区民がどういう生活をして、どういう不便さを感じているのかは、旧浜松市民の方にはわからない。距離感などの天竜区の状況がわからない天竜区以外の方が、天竜区と浜北区、北区が一緒になるのがいいのかどうかという議論をしても意見のしようが無いと思う。その地区に特化した意見をぜひ聴取してもらいたい。

 

【岡安市民協働・地域政策課長】

 限られた時間ではあるが、ご協力いただき、貴重な意見交換ができたものと感謝申し上げる。

 皆様には区協議会会長として、市民協働の要として市政運営にご協力をいただき、誠にありがとうございました。事務事業に係る答申をはじめ、地域における課題など、熱心なご協議を通じて多くの成果をあげていただいたことは、本市における住民自治の進展に多大なる貢献をいただいたものと思う。改めてお礼申し上げる。

 今年度をもって、皆様が退任されるが、退任した後も皆様には引き続き、格別なるご支援とご協力を賜るようお願い申し上げる。

 以上をもって、平成29年度第2回区協議会会長会議を終了する。

 

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〒430-8652 浜松市中央区元城町103-2

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ファクス番号:053-457-2750

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