更新日:2025年4月28日
伝染性紅斑の流行が「警報レベル」になりました
令和7年第16週(令和7年4月14日~4月20日)の感染症発生動向調査で、伝染性紅斑の定点あたり報告数「2.0」となり、警報レベルの基準値の「2.0人」を超えました。
伝染性紅斑とは
- 10~20日の潜伏期間の後、頬に境界鮮明な紅い発しん(紅斑)が現れ、続いて手・足に網目状・レ-ス状・環状などと表現される発しんがみられます。
- 頬に発疹が出現する7~10日くらい前に、微熱やかぜのような症状が見られ、ウイルス排出量が最も多くなります。
- 発疹が現れたときにはウイルス排泄はほとんどなく、感染力はほぼ消失しています。
- 妊娠中(特に妊娠初期)に感染した場合、胎児の異常(胎児水腫)や流産が生じることがあります。
市内の感染状況
定点あたりの報告数の推移
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令和7年
第15週
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令和7年
第16週
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浜松市 |
1.0 |
2.0 |
静岡県 |
1.61 |
1.85 |
浜松市感染症発生動向調査
伝染性紅斑の感染予防について
- 予防接種はありません。
- かぜ症状のある人はこまめな手洗いや、せきやくしゃみをする時には口と鼻をハンカチ等でおおうなどの「咳エチケット(PDF:558KB)」を心がけることが大切です。
- 保育園や学校など周囲で患者発生がみられる場合、妊娠中あるいは妊娠の可能性がある女性は、感冒様症状の方との接触をできる限り避けるよう注意が必要です。