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更新日:2024年8月8日
センターでは次のようにしてサツマイモの培養苗(ウイルスフリー苗)を作ります。
1.材料の準備
優良なサツマイモの親イモから伸びる芽を採ってくる。
2.調整
先端部分のみを切り取り、不用な部分を取り除く。
3.殺菌
流水で芽をよくすすぎ、10~15分殺菌する。
4.生長点培養
無菌作業を行うための装置(クリーンベンチ)や顕微鏡を使って作業し、芽の先端から生長点(0.2~0.3ミリメートル)を切り出す。
5.植え付け
切り出した生長点を培地に植え付ける。
6.培養(約4カ月間)
培養室(25℃、16時間日長)で雑菌が混入しないように培養する。培地に含まれる栄養素を吸って、生長点から茎や葉が伸びてくる。
7.継代培養(分割)
試験管の中で生長した苗を取り出し、伸びた苗を一節ずつに切り分ける。切り分けた節を、新しい培地に植えつける。
8.培養(約40日間)
培養室(25℃、16時間日長)で再び培養する。
9.継代培養(発根)
節のわき芽から茎や葉が伸びて根も張ってくる。苗の数を増やす場合は、再度継代培養(分割)を繰り返す。
10.順化(洗浄)
発根した苗を培養びんから取り出し、洗浄する。
11.順化(植え付け)
一株ずつ培養土に植え付ける。
12.培養苗
始めは湿度保持のため苗に覆いをかぶせ、外気に触れないように育て、様子を見ながら覆いをとり除く。培養して得られたウイルスフリー苗は、正常な苗と同様に元気な状態となる。
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