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更新日:2024年8月8日
センターで取り組む培養技術等については次のとおりです。
センターの名称にも含まれるバイオとは、バイオテクノロジーの略称で、「生物工学」などと訳されています。動植物など生物体のさまざまな性質を効率的に利用して、人間の生活に役立てていく技術です。
植物に関するバイオテクノロジー技術は、様々あります。
中でも、センターで取り組む技術は、最も実用化の進んだ組織培養技術のうち生長点培養技術です。
組織培養技術 |
切り取った組織の一部を試験管などで人工的な栄養分を与え、無菌的に育てる技術。 生長点培養技術 組織培養技術を用いた大量増殖 生長点培養などにより得られた培養苗(ウイルスフリー苗)を無菌的に切り分けて、 培養増殖することにより、遺伝的に同じ苗(クローン苗)を大量に作ることができます。 |
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遺伝子組み換え技術 | 有用な遺伝子を他作物に組み込む技術 |
細胞融合技術 | 異なった生物の細胞を融合して一つにする技術 |
物質生産技術 | 生物を使って工業的に医薬品などをつくる技術 |
培養とは、組織の一部分を取り出し、人工的な環境で育てることをいいます。
生長点とは、植物の茎の先端部分等にある、わずか0.2~0.3ミリ程の小さな組織をいいます。細胞分裂が常に盛んに行われるため、ウイルスが侵入できず、いつでもウイルスフリーの状態です。
サツマイモの茎の先端(○の部分が生長点)
生長点培養技術とは、植物の生長点組織を取り出し、培養する技術をいいます。生長点のみを培養するため、ウイルスフリー苗を生産することが可能です。
培地とは、取り出した組織などを培養する場合に使用する、生長に必要な栄養素等を寒天などで固めたものです。
培養苗とは、培養作業によって得られる苗をいいます。
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