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更新日:2018年11月7日

第9回気田川「投網漁」(魚心・農業水産課)

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「山と海がつながってこそ、自然はもちろん、すべてのいとなみが確立するんだよ」

今回取材させていただいたのは、気田川漁業協同組合の組合員である竹内錦一さんと、気田川漁協の職員・日名地さんです。竹内さんは様々なアユ友釣り大会における上位の常連で、若い世代のみなさんからは名人としていつも目標にされているそうです。

夏の間は縄張り意識が強いアユも、秋になると川を下る準備のため、少しづつ群れを作って泳ぎはじめます。そんなアユの群れを、川岸からじっと目を凝らして見つけ出す竹内さん。警戒心の強いアユは、人の姿に気づくとすぐに逃げてしまうため、気配を消して近づき、群れを目がけて網を投げます。

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「川の中からアユたちはこっちをよーく見ている。」「川の流れの中で、魚がどういう風に考えて、どこを泳いでいるかが頭の中にあると見つけやすいんだよ」と竹内さん。やみくもに網を投げてもアユが入ることはまずないそう。投網が上手な人は、友釣りも同じように上手で、ベテランほど“アユの気持ち”が分かるそうです。

驚くほど素早い動きで投げた網が、きれいに円状に広がって水面に落ちる様子や、網に入ったアユを手繰り寄せる一連の動作は何度見ても恰好良くて、竹内さんにあこがれる気持ちがよく分かりました。

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「秋になるとアユは海まで下るけれど、最近は海水温の上昇でアユの餌となるプランクトンの増える時期がずれ、サイクルが狂ってきてしまっている。」「ダムをはじめ近年川を取り巻く色んな環境が大きく変化してきて、川に住む魚種もだいぶ減ってしまった。」と警鐘を鳴らす竹内さんは、観光協会のボランティアガイドなど様々な活動をされているそうです。アユ捕りの名人ではありますが、必要以上に捕ることはしないのがモットーだそうです。
何でもよく知っていて、楽しく丁寧に教えてくれるので、地域の小学生たちにもとても人気があるんです、と一緒にいた日名地さんが教えてくれました。

「山と海がつながってこそ、自然はもちろん、すべてのいとなみが確立するんだよ」と竹内さん。投網の技だけでなく、川や魚を取り巻くいろいろなことが、こうして受け継がれていくのだなと感じました。

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