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更新日:2024年1月4日

天守曲輪の石塁と土塀

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天守曲輪の石塁と土塀

天守曲輪内部の構造が判明

天守曲輪の石塁と土塀

2018年に浜松城の天守曲輪の発掘調査で、天守曲輪南側の土中から石垣が発見された。

この石垣は、その制作技法から、堀尾氏が在城していた頃(1590-1600)に作られたと推定される。

発見された石垣は、失われた上部を含めると3.2mの高さになる。

17世紀の絵図には、この石垣が高さ1m程度で描かれている。

このことから、建築当初の天守曲輪の地面は今より低く、17世紀の早い時期に2mほどが埋め立てられたと推定できる。

17世紀の絵図には、この石垣に加え、板葺きの土塀も描かれている。

19世紀の絵図では、この土塀は瓦葺きで表現されている。

これまでの発掘調査により、この土塀の瓦は、他の瓦と異なるため、土塀専用に制作されたものと推定される。

このことから、時代の経過とともに、土塀の構造も発展していったことがわかる。

天守曲輪遺構推定図

(石塁)

断面図 絵図に描かれた土塀

出土した目板瓦

(塀瓦)

天守曲輪遺構推定図(石塁) 断面図 絵図に描かれた土塀 出土した目板瓦(塀瓦)

 

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〒430-0923 浜松市中央区北寺島町617-6

電話番号:053-457-2353

ファクス番号:050-3535-5217

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