更新日:2020年7月27日
各地域における「守り育てる公共交通」の取り組み
浜松市では、持続可能で使いやすい公共交通を目指し、地域、交通事業者、行政が協力しながら、地域公共交通の確保維持や活性化に関する取り組みを進めています。
1公共交通ネットワークの構築
鉄道や基幹的なバス路線を乗り換えのしやすい交通結節点であるミニバスターミナルで結び、使いやすく持続可能な公共交通ネットワークの構築をめざします。
- 環状路線バス「ひがしくん」の実証運行(平成26年度終了)
- 地域間幹線系統の維持確保
北遠本線、秋葉線等
- ミニバスターミナル整備
サイクル&ライド駐輪場、バスロケーション設備
2地域バスの運行
地域との協働により、日常生活を支える支線路線である「地域バス」の実証運行を行い、地域の実情に応じた運行計画を検証し、改善運行を重ね、持続可能な地域バスの実現を目指します。
- 浜松北地域バス(愛称:滝沢にこにこバス)
- 細江地域バス(愛称:みをつくしバス)
- 三ヶ日地域バス(愛称:オレンジふれあいバス)
- 引佐地域バス(愛称:いなさみどりバス)
- 熊・竜川地域バス(愛称:熊・竜川ふれあいバス)
- 春野地域バス(愛称:春野ふれあいバス)
- 龍山地域バス(愛称:龍山ふれあいバス)
- 佐久間地域バス(愛称:佐久間ふれあいバス)
- 水窪地域バス(愛称:水窪ふれあいバス)
- 門原地域バス(愛称:門原ふれあいバス)
- 百古里地域バス(愛称:百古里ふれあいバス)
3モビリティ・マネジメントの展開
転入者などへの公共交通情報の提供や、バスの日イベントの開催により、公共交通に親しんでいただくなど、公共交通の活性化、利用促進の取り組みを進めます。
- 転入者への公共交通情報提供
- 来庁者へのエコ通勤の呼びかけ
- 企業へのエコ通勤の呼びかけ
- バス
各地域での取り組み
1公共交通空白地域での新規バス路線の導入【細江地域の事例】
■新規バス路線導入の経緯
〇平成16年度
- 利用者の減少による遠鉄バス「舘山寺気賀線」の路線退出申出
- 2年間の継続運行の後、平成18年度に路線廃止
〇平成21年度
- 細江地域交通検討会の設立(準備会4回、検討会7回開催)
- 通院や買物など、生活を支える公共交通について地域が主体となって検討を開始
- バス路線のルート、停留所、ダイヤなどを地域交通検討会で設定
〇平成22年度
〇平成23年度
〇平成24年度
- 4月から改善運行を開始
- 路線:3路線→2路線
- 運行日:各路線週1日→各路線週2日
- 運行回数:1日8便→1日10便
〇平成25年度
- 5月から改善運行を開始
- 運行回数:1日10便→1日8便
- 停留所の変更、移動
〇平成26年度
〇平成29年度
- 4月から銅鐸線のデマンド化
- 市内統一距離制運賃を導入
〇平成30年度
2中山間地での運行改善(デマンド運行※)の実施【水窪地域の事例】
■運行改善の経緯
〇昭和62年度
- 旧水窪町が生活交通確保のため町営バスの運行を開始
- 定時定路線で運行していたが、多額の欠損額が発生していた。
〇平成21年度
- 水窪地域交通検討会の設立(準備会2回、検討会1回開催)
- 地域の需要に応じたデマンド運行により効率的な運行計画を策定
- 全区間をデマンド(停留所、時刻表は固定)とした事前予約型の運行
〇平成22年度
〇平成24年度
〇平成25年度
〇平成26年度
〇平成28年度
- 10月から市内統一距離制運賃を導入(300円~500円)
- 運行日、便数の見直し
〇平成30年度
- 10月から市内統一距離制運賃を導入(200円~600円)
※デマンド運行とは、従来の路線バスのように利用者がいなくても運行する定時定路線の交通ではなく、利用者の要望に応じてルートを自由に運行するなど、効率的な運行を目指すものです。ただし、本市ではバス停とダイヤを固定した運行としています。
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