緊急情報

サイト内を検索
ホーム > 市政 > 広聴・広報 > 広報 > 広報はままつ > 広報はままつ HTML版 > 広報はままつ2023年9月号 > 【ちょっと注目】化学物質過敏症を知っていますか?(広報はままつ2023年9月号)

ここから本文です。

更新日:2023年12月1日

【ちょっと注目】化学物質過敏症を知っていますか?(広報はままつ2023年9月号)

化学物質過敏症は、身の回りにある化学物質が原因で、さまざまな症状が現れる病気です。化学物質への感受性は個人差があることから、同じ環境にいても発症する人としない人がいますが、なんらかの化学物質が大量に暴露されたり、微量だけれども繰り返し暴露されたりした後に発症するといわれています。ごく少量の化学物質にも過敏に反応する点では花粉症などのアレルギー疾患に似ています。
この病気は、未解明な部分が多く、原因が分からず周りからも理解されずに苦しんでいる人がいます。まずは、花粉症のように誰にでも発症する可能性があることや化学物質によりさまざまな症状が現れる人がいることを知り、苦しんでいる人への配慮をお願いします。
市では、引き続き化学物質過敏症の周知啓発に取り組んでいきます。

化学物質過敏症の原因となる可能性のあるもの

  • 化学物質を使用している物すべて

※発症には暴露量が関係しているといわれていることから、身近にある物が原因になりやすいと考えられています

化学物質過敏症

主な症状

  • 頭痛
  • 倦怠(けんたい)感
  • 不眠
  • 動悸(どうき)
  • めまい
  • 精神不安
  • 嘔吐(おうと)
  • 下痢
  • 皮膚炎 など

※このほかにもさまざまな症状が現れる可能性があります

予防などの対処方法

  • 原因となる化学物質に近づかないことや化学物質を含む物を過度に使用しないこと

※治療方法などについては、現時点で確立されていません

皆さんの周りにも、化学物質過敏症の症状で苦しんでいる人がいるかもしれません。公共の場など多くの人が集まるところでは化学物質を多く含む物の使用を控え、換気を十分にするなどの配慮をお願いします。

当事者だから伝えたいこと

浜松化学物質過敏症の会 代表 藤田 良美 さん

化学物質過敏症は、「気のせいでは?」と思ってしまうほどに日常生活にありふれた物に反応して症状が現れます。誰もが使用している物が、ある日突然に原因となるのですから、いつ誰が発症しても不思議ではありません。もし、この病気の疑いがある場合は、専門医を受診することが大切です。
私は15年以上前から呼吸器系不調などの症状が現れ、原因などが分からない状態が長く続きましたが、化学物質過敏症の人と出会ったことをきっかけに専門医を受診して診断されました。
治療方法が確立されていない現状では、食べ物や身の回りの環境などを見直していくことでしか症状を改善する方法がありません。
多くの人にこの病気について知ってもらい、身近にも苦しんでいる人がいることに気付いてほしいです。この病気が多くの人から理解されることを願っています。

写真:浜松化学物質過敏症の会 代表 藤田 良美 さん

問合せ先

健康増進課【電話】053-453-6125
https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/kenkozoshin/other/kagakubussitu.html

このページのよくある質問

よくある質問の一覧を見る

お問い合わせ

浜松市役所企画調整部広聴広報課

〒430-8652 浜松市中央区元城町103-2

電話番号:053-457-2021

ファクス番号:053-457-2028

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?