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更新日:2023年12月1日

浜松の特産物について【特産物みんなに広め隊】

質問

 私たち「特産物みんなに広め隊」から質問をします。

 浜松市にはお茶やミカン、セロリ、パセリ、ジャガイモ、ガーベラなどの農産物、ウナギやシラス、トラフグなどの水産物、天竜スギや天竜ヒノキなどの木材など、特産物がたくさんあって、浜松の自慢だと思います。

 その一方で、こうした特産物を生産する人たちが少なくなってきているという問題や、浜松の特産物に対して、浜松市民自体があまり知らないことが、県外や国外の人たちに広まらない原因になっているという現状があるのではないかと考えました。私たちのグループ内でも、浜松にはこんなにたくさんの特産物があることを、今回調べてみて初めて知ったという声が多くありました。

 こうした課題を解決するためには、これらの特産物の魅力をもっと発信していく必要があると思います。例えば、浜松産の食材を使った料理を小中学校で提供したり、地元の人向けのイベントを行ったりすれば、浜松には良いものがたくさんあることを、浜松の人自体にもっと知ってもらえると思います。

 また、農業体験や、収穫・調理体験などを通して、生産者と消費者両方の立場を体験できる取り組みを行えば、浜松の特産物を広めるだけでなく、生産者になることに興味を持つ人も出てくると思います。さらに生産者が特産物の魅力を発信するだけでなく、消費者もその魅力や食べた感想を発信するような、相互に発信し合えるウェブサイトを作る方法もよいのではないかと考えました。

 浜松の特産物を知っている人が増えれば、魅力の発信源となる人が増え、観光客の増加にもつながると思います。また、生産者になりたい人が増えれば、その農産品が将来にわたって特産物であり続けるとともに、生産量が増えて県外にもたくさん流通するようになるため、さらに多くの人々にその魅力を知ってもらえるようになると思います。

 そこで私たちのグループからは、次の3点を質問させていただきます。

  1. 生産者の減少を防ぎ、生産者になりたい人を増やすために、どのような取り組みをしていますか。
  2. 浜松の若い人たちへのPRとして、地元の食材を使った料理を小中学校で提供してはどうでしょうか。
  3. 特産物の魅力の発信源となる人を増やすために、生産者からだけでなく、消費者からも特産物の魅力を発信して、相互に発信し合うウェブサイトを作るような取り組みをしてはどうでしょうか。

 以上3点について、ご答弁をお願いします。

答弁 山下農林水産担当部長

 「特産物みんなに広め隊」の皆さんのご質問にお答えします。

 ご質問の1点目、生産者の減少を防ぎ、生産者になりたい人を増やすための取り組みについてですが、浜松市では生産者の減少や高齢化が進む中、県や農協と協力して、農業以外の分野から生産者を募集したり、新たに農業を始める人を支援したりする取り組みを行っています。

 そして、生産者を増やすために何よりも大切なのは、農業をもうかる産業にしていくことだと思っています。現在、市内には1億円以上の売り上げを達成している農業者が44事業者あり、この数は年々増えている状況です。市では、さらにもうかる農業者を増やしていくため、農業経営を学ぶための塾を開催したり、情報通信技術(ICT)や人工知能(AI)を活用した未来の農業を研究したりしています。農業はこれから伸びていく産業です。ぜひ、皆さんも職業選択の1つに加えてみてください。

 次に2点目の若い世代へのPRについてお答えします。浜松市では、地元で生産されたものを地元で消費する「地産地消」や健康的で望ましい食生活を学び、実践する力を身に付ける「食育」に力を入れています。具体的には、生産者と料理人を結び付け、地元食材の活用を働きかけたり、夏休みを中心に小学生が収穫や調理などの体験を通して、食と農林水産業に対する理解を深める体験プログラムを提供したりしています。

 小中学校では、毎年6月に実施する「ふるさと給食週間」や月1回の「ふるさと給食の日」に、郷土料理や地元産の食材を多く使った給食を提供しています。皆さんはどんな給食メニューが楽しみですか。

 また、一部の学校では、地元の料理人の方や生産者による講座を開催していますが、こうした取り組みも、さらに広めていきたいと考えています。

 皆さんが、地元の食材に関心を持ってくれたことは大変うれしく思います。皆さんのような応援団がもっと増えていくよう、積極的に若い世代へPRしてまいります。

 次に、3点目のウェブサイトの創設についてですが、皆さんは浜松市の特産物というと何を思い浮かべるでしょうか。浜松市では170品目を超える農産物が生産され、ばれいしょ、玉ネギ、ミカンなどは全国の消費者から高い評価を得ています。また、水産物では養殖ウナギやスッポンのほか、シラスやトラフグが水揚げされるなど、多くの魅力的な食材があります。

 浜松市の1次産業が活性化していくためには、皆さんの提案のように、多くの方々に浜松の特産物を知っていただくことが大切です。市ではウェブサイトなどで代表的なものを紹介していますが、今後はフェイスブックやツイッターなどを活用し、生産者と消費者がお互いに発信できる場を設けてまいります。ぜひ、皆さんもこうした取り組みを通じて、浜松の特産物の魅力を感じていただき、浜松の1次産業を一緒に、そして大いに盛り上げていきましょう。よろしくお願いいたします。

感想

 私たちの質問に答えていただき、ありがとうございました。

 答弁の中に「特産物の魅力をウェブサイトだけでなく、フェイスブックやツイッターなどを活用して、生産者と消費者がお互いに発信できる場を設けていく」というお答えがありました。浜松市のこの取り組みで、多くの人が、生産されている特産物やその魅力を知って、農林水産業に活気があふれることを望んでいますし、私たちも浜松市民全員が特産物の魅力を知り、たくさんの人々、地域に広めていけるよう頑張っていきたいと思います。

 以上で、私たち「特産物みんなに広め隊」からの質問を終了します。ありがとうございました。

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浜松市役所企画調整部広聴広報課

〒430-8652 浜松市中央区元城町103-2

電話番号:053-457-2021

ファクス番号:053-457-2028

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