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更新日:2023年12月1日

音楽を生かした街づくりについて【NEW アーティスト】

質問

 私たち「NEW アーティスト」から質問をします。

 私たちは、アジアの都市として初めて、浜松市が「ユネスコ創造都市ネットワーク音楽分野」での加盟が認められたということを学びました。浜松は「音楽のまち」として世界に誇る音楽文化を持っています。私たちのグループは、この魅力を生かして、さらに音楽を起点とした芸術文化を発展させていきたいと考えました。

 そのためには、若い世代のアーティストの卵を発掘したり、育てたりするなど、浜松がアーティストを支援していくことが必要ではないかと思います。また、クラシックやジャズなどに限定せず、幅広いジャンルの音楽に対しても支援が必要ではないでしょうか。若い世代を発掘するためのオーディションを開催し、才能ある人材が浜松に増えれば、音楽学校やスタジオ、音楽に関連した企業の誘致や、ほかの芸術との融合につながっていくのではないかと考えました。

 また、最先端技術を駆使して、浜松オリジナルのコンサートが開催できればと思います。設備やMC、スタッフなどがロボットやコンピューターで運営されるようなコンサートが開催できれば、世界にインパクトを与え、さらに「音楽のまち」としての魅力が向上すると思います。こうしたイベントやコンサートなどの楽しみが増えれば、市外からの集客につながると思います。そして、浜松を訪れるお客さんが安心できる防犯体制にも最新技術を生かしていければと思います。

 若者にも興味を持ってもらえるような、音楽を中心とした芸術施策をさらに充実させて、浜松の未来が明るく元気で、安心できる街になれば、さらに浜松のことが好きになってもらえるのではないでしょうか。そして、就職などで若者が市外に出て行ってしまうことを防ぐことにもつながるのではないかと考えました。

 インターネットの進んだ現代、芸術文化の発信も大都市中心のものではなくなりました。浜松で認められることが、世界で認められる近道となり、世界からもたくさんのアーティストやクリエーター、技術者、起業家が集まり、チャレンジ精神を後押しする浜松でありたいと考えます。

 そこで私たちのグループからは、次の3点を質問させていただきます。

  1. クラシックやジャズ以外のジャンルの音楽に、どのような支援をしていますか。
  2. 若いアーティストを育てたり、バックアップしたりするなど、人材育成に向けてどのような取り組みをしていますか。
  3. 若い世代が就職する際に、市外に出て行ってしまうのを防いだり、浜松に戻って来たりする方策はありますか。

 以上3点について、ご答弁をお願いします。

答弁 寺田文化振興担当部長

 「NEW アーティスト」のご質問にお答えします。

 ご質問の1点目のクラシックやジャズ以外のジャンルの音楽への支援についてお答えします。浜松市ではジャンルにこだわることなく音楽の可能性について探し求め、新しい音楽文化の創造を目指す活動を進めています。

 その1つとして、平成28年度には「世界音楽の祭典in浜松2016」を開催しました。ブラジルのリオデジャネイロオリンピック閉会式で「君が代」をアレンジした作曲家の三宅純監督のもと、アフリカや南米を含む世界の13都市からのトップアーティストを浜松にお招きして、さまざまなジャンルの音楽を披露しました。そのジャンルはクラシック、ジャズ以外に、ロック、レゲエ、ボサノバ、ジプシー音楽、ポップ音楽など、多岐にわたるものとなりました。市民の皆さんにとって、ジャンルを超えて多様な音楽を体感することができた貴重な機会となりました。

 今やアーティストのジャンル、出身国も関係なく、格好いいものが世界中で聞かれる時代になりつつあります。先ほど皆さんのご質問にあったとおりです。ジャンルを超えたアーティストたちがユニットを組むなど、コラボレーションにより新たな価値を作り出していくこの面白さを、皆さんに知ってもらいたいと思っています。

 そのため2020年には、東京オリンピック・パラリンピックの開催と併せ、市独自に「はままつ響きの創造プロジェクト」を計画しています。ジャンルを超え、音と音とが響き合う、人と人が響き合う、音とアートやデザインなどの分野との融合、音と産業技術とのコラボレーションなど、皆さんのご提案にあったようなイベントに、私たちも挑戦してみます。このような事業を通し、若い世代のアーティストが挑む、世界のどこにもない新たな価値を目指す活動をバックアップしていきたいと思います。共に頑張って行きましょう。

 次に2点目の若手アーティストの育成やバックアップの取り組みについてお答えします。育成には、若いアーティストやクリエーターたちのファンや応援団を増やしていく取り組みが重要と考えています。

 そのため、音楽に限らず、素晴らしい芸術活動をされている浜松ゆかりの若手芸術家を市民に知ってもらい、ファンとなり応援してもらう活動を行っています。この活動は「教育文化奨励事業」といいます。これまでに映画「メアリと魔女の花」の音楽を作曲している村松崇継さんや、ゲーム「ファイナルファンタジー」の音楽を手がけている佐藤賢太郎さんなど33人の芸術家を応援しました。

 今後もアーティストたちはもちろんのこと、さらにはアーティストたちに自らの創造性を刺激された市民の皆さんが、常に新しい試みにチャレンジし、次々と新しい価値を見いだしていく創造的活動に取り組み続けることが、皆さんの提案にある未来の浜松の実現につながるものと確信しています。

答弁 渡瀬産業部長

 ご質問3点目、若い世代の市内への就職についてお答えします。

 皆さんが就職する時期としては、高等学校卒業後の場合や、大学や専門学校の卒業後が多いと思います。浜松市では、将来の仕事について考えてもらえるよう、中学生の皆さんを対象に「職業のあれこれ」と題した出前講座の実施や、高校生を対象に職場の見学を実施するなど、地域の企業を知ってもらう機会を提供することを進めています。

 また、大学生や専門学校生を対象として、1週間程度の期間に限定して、仕事の体験ができるインターンシップや、各大学に出向いての企業説明会を市内の企業と一緒になって実施しています。

 そして、市内にもさまざまな特長を持った素晴らしい会社があるということを知ってもらうことで、浜松市外に進学した学生の皆さんに浜松へ戻ってきてもらえるような取り組みをしているところです。

 今回、グループの皆さんからご提案がありました、最先端技術を駆使した浜松オリジナルコンサートは、浜松市を全国にPRできる魅力あるイベントだと思いました。若者が集まる街というのは、このような新しくてワクワクすることが必要だと思います。

 市内の企業についても、すごい技術やワクワクするビジョンをしっかり示してもらうことで、そういうところへ就職してみたいという若者が増えることを期待してします。浜松では企業情報を提供する「ジョブはま」というサイトを立ち上げていますので、皆さんもぜひパソコンなどでチェックをして、自分たちはどのような会社で働いてみたいかをイメージしていただければと思います。

 そして、地元、故郷、浜松の地で活躍している企業で皆さんの力を発揮して、夢の実現にチャレンジしていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

感想

 私たちの質問へのご答弁、ありがとうございました。

 今回、夢会議に出させていただくにあたって、浜松市の行っている音楽の事業について調べさせていただきました。そうしたところ、やはりクラシックやジャズのようなものが目立っていました。ですので、ご答弁にあったように、他のジャンルの音楽をアピールする機会を、ぜひ増やしていただきたいと思います。

 また、ご答弁の中に「市内企業にすごい技術やワクワクするビジョンをしっかり示してもらう」とありました。そのように魅力が浜松市外の人に伝わっていけば、若い人たちもきっと集まってきてくれると思います。私たちの立場からも、浜松の魅力を発信していけるのなら、どんどん発信していきたいと思っています。

 以上で、私たち「NEW アーティスト」からの質問を終わります。ありがとうございました。

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浜松市役所企画調整部広聴広報課

〒430-8652 浜松市中央区元城町103-2

電話番号:053-457-2021

ファクス番号:053-457-2028

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