更新日：2024年2月15日

令和5年度「市長と話そう」開催記録2

グループからの活動紹介

【NPO法人わたぼうしグランドデザイン】

　「私たちのまちから 世界を変える」を理念に、2022年3月、浜松市内の学生が中心となって設立し、活動しているNPO法人です。中山間地域、多文化共生、まちづくりと3つの事業テーマをおき、地域課題に取り組んでいます。

　中山間地域事業では、8 年前から市指定無形民俗文化財「勝坂神楽」と国指定無形民俗文化財「川名のひよんどり」の継承活動に従事してきました。地域伝統芸能は、保存会メンバーの高齢化・継承者不足にあり、結果、無形民俗文化財が消滅する危機的な状況にあります。私たちは、「伝統芸能ユースコーディネーター研修講座」の実施やICTの活用を行い、学生・若者が継承できるプログラムづくりに取り組んでいます。

【一般社団法人 College Impact Japan】

　ソーシャルベンチャーに挑戦する大学生、高校生などの若者が、地域の未来を創造する担い手となるよう、伴走支援を行っています。

　NPO法人わたぼうしグランドデザインが取り組む、浜松市の伝統芸能継承の課題について、若者が伝統芸能を継承するための課題や支援に取り組んでいます。

懇談の様子

　NPO法人わたぼうしグランドデザイン、一般社団法人 College Impact Japanの皆さんから、勝坂神楽や川名ひよんどりの継承活動や今後の継承活動の在り方についてお話しいただきました。

　グループから「今後は、デジタル技術を活用することで、就職・進学により地域を離れざるを得ない若者も場所を越えて参加可能な継承活動を実現していきたいと思います。また、私たちの強みであるアイデアやデジタルスキルを地域文化の発展に還元し、持続可能な継承モデルを浜松から全国へと広げる取り組みを行っていきたいと考えています。」との提言に、市長は「若い感性や最新のテクノロジーを使って地域の伝統芸能を守っていくのは、今の時代に必要なものだと思います。私たちも皆さんのアイデアを勉強させていただき、地域のさまざまな伝統活動、文化活動、そして何よりも地域そのものを守っていけるように頑張っていきたいと思います。」と伝えました。

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