緊急情報
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更新日:2026年1月16日
〇司会
私たち家康くんグループは、「未来に向けた持続可能なまちづくり」をテーマに提案をします。地理的条件に配慮し、多様な魅力と固有の特性を生かした中山間地域について着目しました。ただし、中山間地域から派生して、浜松市全体のことを踏まえた発表をさせていただきます。最初にグループメンバーからの提案をします。
〇生徒
私は、浜松市は農業に適した地形や気候であると思いました。それを生かし、浜松の農業を活性化させられればと思いました。そのためにはまず、「きつい・汚い・危険」の3Kを改善するために農業法人をつくって機械を導入したり、休暇を取ったりできるようにしたらいいと思いました。
次に、収入を安定化するために、AIなどのIT技術を活用して効率的に作物を栽培できたらいいと思いました。また、ブランド化をして付加価値を付けられたらいいと思いました。
最後に、SNSなどで農業の魅力や、やりがいなどをPRし、若者も農業に興味を持ってもらえればと思いました。
〇生徒
未来へ向けた持続的なまちをつくるために、浜松市の豊富な自然、資源をもっと生かしたいと考えます。浜松市は日本で面積が2番目に広く、特に森林面積が広いです。それを生かせる林業では、後継者不足が問題になっています。そうなっている原因は、浜松市の林業について知らない、興味を持っていない人が多いからだと考えます。
それを解決するために、市民や子どもに向けた森林体験ツアーを行ったらどうでしょうか。そうすることで林業の良さについて知れ、もっと興味を持ってもらえるはずです。
〇生徒
私は、持続可能なまちにするためには若者に住んでもらう必要があると考えました。そこで、マンションやアパートを設けるのがいいと思います。また、住んでもらうこと以外にも、浜松を知ってもらうために、SNSでの宣伝や自然を利用したイベントを行い、交流を深めるのが大切だと思いました。
〇生徒
私からの提案は、中山間地域の名物や魅力を伝えられる祭りの開催です。具体的にはシイタケや天竜茶、栃もちなどの特産品を出店で並べる。春野の天狗にちなんで天狗のお面の色付け体験。中山間地域の神社の写真コンテスト。林業体験、中山間地域の文化を紹介する展示などを行います。これらにより中山間地域の活性化を促していきたい考えです。
また、参加できない人も浜松に関心を持ってもらうため、まちの様子をSNSで発信してほしいです。
〇生徒
自分は「浜松市の中山間地域といえばこれ」というシンボルをつくることを提案します。具体的な例でいくと、中山間地域の景勝を生かした超巨大な滑り台をつくることや、もっとSNSを活発に行ってほしいです。そうすることによって、地域の人だけではなく全国からも注目されるようになり、浜松市がより過ごしやすく持続可能なまちになると思います。
〇生徒
私は浜松市の豊かな自然を生かしたアイデアを提案します。浜松市内の自然を巡るバスツアーをしてみてはどうでしょうか。市内の親子を対象に、浜松市にあるたくさんの観光スポットをバスで巡り、さまざまな自然を体験してもらうことで、浜松市の魅力を感じてもらうことができます。
また、参加者にSNSで発信してもらうことで、市外の人にも関心を持ってもらうことができると考えました。さらに親子を対象にしているので、未来を担う子どもたちにも浜松市の魅力を知ってもらえるという利点があります。
このアイデアで浜松市の魅力を生かし、持続可能な浜松市をつくることができると考えました。
〇生徒
私は、中山間地域を若者が集まる活気のある地域にしていきたいと考えています。このような地域にするために移住体験ツアーを提案します。移住体験ツアーでは、地域に住んでいる人と交流し雰囲気を知ったり、体験活動では収穫体験などを通して農業に触れ、今ある課題、現状を知ってもらったり、地域の有名な食材などを使って料理を作るなどの活動をしてもらいたいと考えています。このようなさまざまな活動を通して、自然に触れることの楽しさを知ってもらい、この地域について興味を持ってもらうことが目的です。
また、バスツアーなど気軽に参加できる体験で観光スポットなどを巡り、SNS等に投稿してもらうことで来ていない人にも魅力を伝え、この地域について知ってもらうきっかけになると考えたからです。都会にはない自然があるからこその体験をしてもらうことで、地域への関心が高まり、若者が集まる活気のある地域にしていけると考えました。
〇生徒
SNSを活用して地域の発信、PR活動をするのはどうでしょうか。最近はSNSを活用されている方が多いと思います。地域のイベントや伝統行事に加え、新しいイベントとしてバスツアーや職業体験を行うのがいいと思います。
また、前提として著作権・肖像権など、SNSに投稿する上での規律やルールを確認することが大切だと思います。SNSを活用した地域への発信、PR活動で、浜松市に興味を持ってくれる人が少しでも増えたらうれしいです。
〇生徒
私たちが住んでいる浜松市には人口減少という問題があります。人口減少には若者世代の流出が1つの原因になっています。その問題を解決するために、魅力をSNSで発信して知ってもらい、交通が便利なことを生かしてアウトレットモールのような観光施設をつくり、人々が集まる場所にしていくのはどうでしょうか。
また、豊かな自然を生かして、そこへ来た人たちが宿泊できるグランピング施設をつくることを提案します。他にも今ある建物をリノベーションして、食べ歩きスポットやショッピングができるまちにするのはどうでしょうか。
〇生徒
私が思い描く未来の浜松市は、若者からお年寄りまでさまざまな人が隅々までにぎわうまちです。そのために、天竜川や天竜区などにある森林などを生かしたアクティビティをつくったり、過疎化が進んでいる中山間地域に宿をつくったりするのはどうでしょうか。
例えば、天竜川のボート下りや、天竜区の森林を通り抜けるジップラインなどです。そして、それを1つの旅行プラン・ツアーなどにし、旅行に来た人に十分な時間をかけて浜松の自然の魅力を知ってもらいます。それを機に浜松に興味を持ち、移住を考える人が多くなるようにしたいです。

〇司会
最後に家康くんグループの総括の提案をします。
〇生徒
私たちのVOICEまとめです。はじめに、私たちが考える持続可能なまちづくりに必要な要素は、「人」「さまざまな業種」「地域のキャラクター」の3つであり、これらを備えた特産品や観光地、豊かな自然、農業や観光業をはじめとした生業が浜松市の魅力だと感じています。これらの魅力を生かし、私たちは次のような提案をします。
まず浜松市に住んでいる人、訪れる人に対しては、木工体験や若者が企画した自然体験のバスツアー。また、移住体験イベントなどの開催や、地域内外の人が集まれる場所を創出することで、このまち、特に中山間地域の魅力を体感してもらいます。参加してもらった方には、SNSでの感想の発信を促します。他にも若い世代の人が浜松に住み続けてもらうため、小中高校生に向けて浜松の魅力的な企業の職業体験などを開催します。
浜松市に来られない人に対しては、SNSで浜松の魅力を発信し、浜松への興味を持ってほしいと考えます。また、地域外の人を受け入れる体制も強化していきたいです。以上が私たちの提案です。
浜松市内外の人に浜松市の魅力を知ってもらうこと、浜松に関わってくれる人を増やすことが、持続的なまちづくりにつながるのではないでしょうか。
〇司会
これで家康くんグループの発表を終わります。ありがとうございました。
〇市長
トップバッター家康くんグループの皆さん、大変熱心に調査・研究、また議論を重ねていただいた成果がよく表れていたと思います。家康くんグループの皆さんのテーマとしては「持続可能なまちづくり」、とりわけ中山間地域の振興をどう図っていくかを中心に、さまざまなご提案をいただきました。これも浜松市にとって非常に重要なテーマであると思っています。
総括として最後にご提言、ご提案をいただいた内容はいずれも、普段われわれでは考えつかないようなことも含まれていて、興味深い話でした。ご提案いただいた内容に沿って、今浜松市でどういうことを取り組んでいるかということを、お話をさせていただきます。
いくつか論点はあったと思いますが、最初に中山間地域で体験できるイベントの開催ですとか、地域の内外の人が集まれるような場所をつくる。さらには体験者によってSNSで発信をするというご提案でした。
今、浜松市では都市部、まちなかの小学生の皆さんが、中山間地域を訪れて生活や文化に触れるとか、中山間地域の主力産業である林業を体験する交流事業とか、また、都市部の市民の皆さんを対象に、中山間地域の魅力が体験できるイベントの開催に取り組んでいます。加えて中山間地域まちづくり事業などを通じて、地域の皆さんの提案による「人が集まれる場所」をつくろうという取り組みも進めています。
地元の人だからこそ地域の魅力に気づかない、あるいは地元の人だからこそ実は知らないことも結構あるわけで、そういったことが中山間地域の魅力が広く周知されていないことにもつながっている、また逆に、まだまだ探せば、知られていない中山間地域の魅力はいっぱいあるのだろうと思っています。
これからは、皆さんのご提案も踏まえて、今やっているイベントを終えた後に、そのイベントに参加した皆さんが、体験した内容を積極的にSNSで発信したくなる地域の魅力、資源、そういったものを最大限に生かした体験事業を実施していきたいと思っています。
2つ目に、若い世代に対する中山間地域の職業体験についてご提案がありました。今のところ都市部の若い世代に対する体験イベント、職業体験のイベントというのは、市として実施しているわけではないですが、林業従事者の方などが実施している地域の職業体験は、既にいくつかあります。
今後、地域住民、また地域企業とも連携をして、今やっている中山間地域の体験イベント「ザ・山フェス」などを通じて、地域内の仕事について紹介ブースや体験ステージなどを用意することで中山間地域の職業、仕事に触れていただく機会を、ぜひともつくっていきたいと思っています。
3点目では、中山間地域に来られないような皆さんに対する魅力の発信についてご提案がありました。令和5年度に実施した都市部住民の皆さんへのアンケート調査によると、1年間で中山間地域へ行ったことがないという人がだいたい42パーセントいたということで、理由を尋ねると「訪れる機会がない」、あるいは「訪れる必要性がない」という回答でした。地域を訪れてもらう仕組みをこれから作っていかなければいけないわけですが、その前段として、地域を知ってもらう情報発信といったものも必要になると思っています。
今年度、浜松市では、中山間地域への親しみ、あるいは愛着を持ってもらえるように、中山間地域の愛称、ニックネームについて募集を行いました。今後、最終的に決定をしていきますが、決まりました愛称を使い、地域の情報発信をさらに強化していきたいと思っています。そのうえで都市部での中山間地域イベントの開催など、SNS広告なども活用して、中山間地域に行くことがないという皆さんにとっても、中山間地域へ行ってみたいと思っていただける魅力の発信をしていきたいと思っています。
4点目として、地域内外の人を受け入れる地元の受け入れ体制の強化についてご提言がありました。現在、体験イベントなどを中山間地域で行うときには、地域住民の皆さん、あるいは団体の皆さんと調整をしていますが、残念ながら、地域の高齢化、人口減少が進む中で、担い手不足が地域における課題となっています。
そういった中、浜松市では「浜松山里いきいき応援隊」として、多くの皆さんに地域に入っていただき、山里いきいき応援隊の皆さんが主体となって地域住民、あるいは地域団体を巻き込んで、受け入れ体制の強化を図っていきたいと思っています。
全体を通じて、この中山間地域における持続的なまちづくりを進めるためには、地域の魅力である仕事の体験をしていただくということ、また実際に地域に入っていただいて、体験したことを発信してもらうことも非常に重要であり、それが地域に興味を持ち続けてもらうことにつながってくるのだろうと思います。
中山間地域はとりわけ市内でも人口の減少・少子化・高齢化といった多くの課題を抱えていますし、都市部より先行して、課題が顕在化しているという状況にあるわけです。ただ、そういった中でも地域の地場産業である農業、見てみればお茶やそばなど、さまざまなおいしいもの、いいものがたくさんとれますし、地域の主力産業である林業で言えば、スギ、ヒノキの生産も盛んで、天竜美林と呼ばれる美しい景観、これもさまざまな面で地域の資源となってきていると思っています。
加えて文化面でも、民俗芸能や伝統文化がしっかりと受け継がれて、さまざまな資源・魅力にあふれているということを、改めて感じています。
浜松市も令和7年4月から第3次の中山間地域振興計画をスタートさせ、全庁を上げて、中山間地域振興に取り組んでいます。
今後もこれまで行ってきているさまざまな事業、それに加えて今日皆さんから提案をいただいたものを参考にしながら、新しい事業も考えていきたい。それによって、多くの皆さんに中山間地域を訪れていただく。そして、この地域の魅力を発信して、関わってくれる人、関係人口という言い方をしていますが、そういった人をさらに増やしていけるように、取り組みを進めていきたいと思っています。
皆さんにも発表をきっかけに、さまざまな機会を見つけて、中山間地域にも足を運んでいただき、皆さんの力でこの地域の魅力の発信をぜひ進めていただきますよう、お願いいたします。
私からのコメントとしては以上ですが、皆さんにいくつかご質問をさせていただきたいと思います。
今日は、中山間地域の振興について、そして持続可能な地域の発展についていろいろ学んで発表をしていただいたわけですが、皆さんは、この1年と言わず中山間地域に足を運んだことはありますか。加えて、実際に足を運んだという方は、中山間地域で体験をしてみて、これは楽しかった、あるいはこれは素晴らしかった。そういったことがあったら、ぜひ具体的に教えていただければと思っています。
そのうえで皆さんが経験した体験した中山間地域の魅力を多くの人に知ってもらうために、SNSもご提案いただきましたが、SNS以外も含めてどうやって発信をしていくことがいいか、改めて皆さんのアイデアをお聞かせいただきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
(進行:最近、中山間地域に行ったことがある方、中山間地域の魅力や、どうしたら中山間地域の魅力をみんなに知ってもらえるかなどをお話しいただけますか。)
〇生徒
たぶんSNS以外に方法がないと思うのでSNSを使いたいと思います。
〇市長
引佐地域で自慢の場所はありますか。
〇生徒
川ですね。親水公園という公園に結構、人が来てくれたりするので、そういうところでSNSとか、それ以外にもポスターとか、来た人の目に入るようなものをつくればいいのかなと思います。
〇市長
自慢の親水公園に、残念ながら家康くんチームは全員行ったことがないみたいなので、ぜひ一度ご招待をされたらいかがでしょう。
〇生徒
皆さん川というと結構、深い川をイメージすると思うんですが、川がすごく浅くて、結構、人もいるので盛り上がるところです。
(進行:ありがとうございました。中山間地域と言ってもなかなかイメージできないかもしれません。例えば、天竜の地域へ最近行った方はいますか。)
〇生徒
私は浜名区に住んでいるのですが、夏休み前ぐらいに天竜の「くんまの里」というところへ行って、くんまの里の水車とか、名物の五平餅やそばとかがとてもおいしかったので、そこを魅力として発信してほしいなと思います。
〇市長
涼しかったですか。
〇生徒
はい。すごく涼しくて、あと川もあって、足を入れたらすごく冷たくて、夏とかに涼みに行くのがとてもいいなと思います。
〇生徒
1年ぐらい前ですけど友達と二俣城跡に行って、駅から歩いて行ける距離で交通の便もそんなに悪くなかったので、二俣城跡とか、その周辺のいろんなものとかを発信して、人を集められたらいいんじゃないかなと思いました。
(進行:この機会に皆さんから市長に聞いてみたいことなどありますか。)
〇生徒
中山間地域がいきいきとすると、浜松市全体はどんな良い影響があると考えますか。
〇市長
皆さん勉強してわかっていると思いますけど、浜松というのは全国の市町村の中で2番目に大きい面積。1番は岐阜県高山市。それに次ぐ大きさの面積を持っているまちですが、その市域のだいたい3分の2は中山間地域で、非常に広い地域が中山間地域になっています。日本の国土の構造も同じぐらいの比率になっていて、そういう点ではこの広い地域を占めている中山間地域が活性化すれば、間違いなく市域全体が活性化することにもつながっていると思っています。
今ですと人口の減少、少子化、高齢化というのが、まちなかよりも先に進んでいる中山間地域なので、条件として非常に厳しいと言われていますが、ただ一方で広大なエリアですから、さまざまな魅力や資源が点在をしているというか、あふれているのが中山間地域でもあるので、地域の持っているポテンシャルを引き出すことで活性化すれば、間違いなく浜松市全体としても、再びこの成長の軌道に乗っていけると思っています。皆さんのお知恵、ご提案を生かしながら、これからも中山間地域の活性化をしっかりとやっていきたいと思っています。
〇生徒
市長が思う中山間地域のおすすめスポットはありますか。
〇市長
皆さん例えば佐久間や水窪は、ちょっと遠くて行ったことはないかな。例えば佐久間であれば、愛知県との県境に佐久間ダムというものすごく大きなダムがあって、ここで生み出される水力発電(電気)というのは東京や名古屋の経済を支えています。山の中に突然現れるあの巨大さに圧倒されると思いますので、ぜひ見に行ってもらいたいと思います。
それから水窪であれば、長野県との県境、兵越峠(ひょうごしとうげ)という峠があるのですが、そこで毎年、長野県の皆さんと綱引きをやります。浜松側と長野県飯田市側と綱引きをやって、負けた方に1メートル領土が食い込むということをやっています。
残念ながらここのところ、浜松と飯田、長野と静岡の間では、4回分浜松の負けが込んでいて、県境が4メートルこちらの方に浸食されています。4メートル分の県境を向こうに献上していますが、なんとかこの秋には1メートル取り戻して、領土を回復しなければいけませんので、ぜひ皆さんも機会があったら応援に行っていただければと思います。

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