緊急情報
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更新日:2026年3月3日
本市では、篤志家(とくしか)から静岡県に遠州灘沿岸に保安林を嵩上げした堤(以下「防潮堤」という。)の整備のために多額の寄附の申し出があり、平成24年6月11日に篤志家(とくしか)、静岡県、浜松市との間で、整備に関わる基本合意を締結し、平成25年度より整備を進め、令和2年3月に防潮堤本体工事竣工を迎えた。この防潮堤は、南海トラフ巨大地震のレベル2地震・津波に対して減災対応するものである。
防潮堤整備の減災効果としては、宅地の浸水面積の約8割の低減が見込まれ、現時点で建物の倒壊・流出の危険性が高いと考えられる浸水深2m以上の宅地を98%低減するなど、大きな減災効果が期待できる。ただし、防潮堤を整備しても依然として津波浸水域は存在するため、津波避難についても継続して対応する。


出典:静岡県提供資料(この津波浸水想定図は、静岡県で独自に計算したものである)
図5-1 防潮堤整備による減災効果
津波浸水想定区域外や津波緊急避難場所への津波避難に関する諸条件を表5-1に示す。
表5-1 津波避難の諸条件
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項目 |
条件 |
根拠等 |
|
津波到達時間 |
遠州灘沿岸部:約20分 |
砂丘を越えて内陸に浸水する時間 |
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避難開始時間 |
約5分 |
揺れている時間 |
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歩行速度 |
1.0m/s |
津波避難計画策定指針 H25.3消防庁 |
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避難先までの道のり |
最大500m |
津波避難計画策定指針※1 H25.3消防庁 |
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施設の収容能力 |
1人当たり1平方メートル |
津波避難計画策定指針 H25.3消防庁 |
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道路ネットワーク |
2,102箇所が通行不能と想定 |
「土砂災害」、「落橋」、「建物倒壊による細街路閉塞」が予測される地域のため |
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人口 |
夜間人口(常住人口)を採用 |
津波浸水想定区域の9割以上を占める中央区南地域及び西地域では、昼間人口より夜間人口(常住人口)の方が多いため |
※1 避難先(避難目標点)までの道のり500mの考え方
「津波避難計画策定指針 H25.3消防庁」に準拠して、次の式で設定した。
避難距離=歩行速度×(津波到達時間-避難開始時間)
歩行速度は1.0m/s、津波到達時間は20分、避難開始時間は最短5分とした。上式に基づき計算すると、避難距離は900mとなる。ただし指針では 避難距離の上限の目安を500mとしている。このため避難時間約15分、500mの避難距離にした場合の避難速度は、0.55m/sである。この値は、歩行困難者等の歩行速度0.5m/sと概ね一致している。
以上から、避難先までの道のりは500mとした。
津波浸水想定区域から、「浸水想定区域外に避難可能な地域」と「津波避難ビル等に避難可能な地域」を除いた地域を避難困難のおそれのある地域とする。
津波から避難困難のおそれのある地域の居住人口を表5-2に示す。
※防潮堤整備後は、静岡県河川砂防局が実施した津波浸水シミュレーション結果を基に本市が「避難困難のおそれのある地域の住居人口」を算出した。括弧内の数値は、静岡県第4次地震被害想定による津波浸水想定区域とした場合の数値。
表5-2 避難困難のおそれのある地域の居住人口
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地区 |
防潮堤整備前 |
防潮堤整備後 |
|
舞阪(弁天島) |
812 |
0 |
|
舞阪、篠原 |
7,286 |
0(1,688) |
|
新津、白脇、江西 |
7,153 |
0 |
|
五島 |
1,301 |
0 |
|
合計 |
16,552 |
0(1,688) |
※居住人口は平成22年国勢調査の人口データを住宅用地面積(都市計画基礎調査)で除したものに、浸水区域内の住宅用地面積を乗じて算出した。
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