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更新日:2026年4月30日

地震・津波対策編 第1章 計画の作成に当たって 第1節 予想される災害

【災害対策本部事務局】

  • 本市に著しい被害を発生させるおそれがある地震・津波としては、その発生の切迫性が指摘されている駿河湾から駿河トラフ付近におけるプレート境界を震源域とする東海地震(※1)がある。このほか、駿河トラフ・南海トラフ沿いで発生する地震として、東南海地震や南海地震(※2)があり、また、これらの地震が連動して、あるいは時間差を持って連続的に発生する可能性も考えられる。
  • また、東日本大震災の教訓から、発生する頻度は極めて小さいが、発生すれば甚大な被害をもたらす、あらゆる可能性を考慮した最大クラスの地震・津波として、南海トラフ巨大地震(※3)や元禄型関東地震などの巨大地震についても発生することを想定する必要がある。
  • 津波については、上記の地震によるもののほか、南北アメリカ大陸沿岸等の環太平洋地域で発生した地震による遠地津波についても警戒が必要である。
  • 市は、地震災害対策の検討に当たり、科学的知見を踏まえ、これらのあらゆる可能性を考慮した最大クラスの地震を含む様々な地震を想定し、その想定結果や切迫性等に基づき対策を推進する必要がある。
  • 国が令和7年3月31日に発表した南海トラフ巨大地震の被害想定では、被害地域全域における津波や建物倒壊等による直接死者数は最大で約29.8万人、災害関連死は少なくとも約2.6万人~約5.2万人との想定が示された。市は、直接死を減らすとともに、直接死を免れた被災者の命が災害関連死によって失われることを防ぐため、被害の絶対量を軽減するための住宅の耐震化や津波対策、適切な避難行動の促進、ライフラインや交通インフラの強靱化、救助体制の強化といった「命を守る」対策とともに、救急救命の強化、ライフライン、インフラ等の早期復旧・機能維持、避難生活の質の確保といった「命をつなぐ」対策について、特に重要な施策として位置付け、重点的に対策を推進する。

1 第4次地震被害想定

  • 地震によって、県下の各地でどのような現象が発生し、どの程度の被害を受けるかを定量的に試算した結果を示し、的確かつ効果的な防災対策の樹立に資するものである。
  • 試算については、本県において最大級の災害が想定される地震として、駿河トラフ・南海トラフ沿いなどで発生するレベル1・2の地震・津波を対象としている。
    駿河トラフ・南海トラフ沿いで発生する地震・津波 東海地震
    東海・東南海地震
    東海・東南海・南海地震
    宝永型地震
    安政東海型地震
    5地震総合モデル
    南海トラフ巨大地震
    (内閣府2012)(※4)
  • なお、この試算値は、今後、適切かつ効果的な地震対策の推進、さらに県民の防災への自助・共助の努力を積み重ねることによって、大幅に減少させることができるものと考えられる。

2 駿河トラフ・南海トラフ沿いで発生するレベル1の地震・津波の被害想定の結果
≪対象/浜松市域≫

(1)概説

  • この試算は、駿河トラフから南海トラフの領域を震源域に、東海地震、東海・東南海地震、東海・東南海・南海地震等が発生した場合を想定して行ったものである。
  • 試算に当たっては、地質や地盤、海岸現況等の基本データを利用し、過去の地震被害例等を参考に数値計算を行い、地震動・液状化等の各種危険度の想定をしている。なお、強震断層モデルは、レベル1の地震とレベル2の地震との間で地震動の強さに本質的な差がないとの前提の下、暫定的にレベル2の地震と同じもの(内閣府(2012)の基本ケース)を使用している。津波断層モデルは、中央防災会議(2003)(※5)の東海・東南海・南海地震のモデルを使用している。
  • これらの結果を基に、地震動・液状化、人工造成地、津波、山・崖崩れ及び延焼火災に起因する建物被害とともに、ブロック塀・石塀及び屋外落下物等の物的被害や人的被害の試算をしている。
  • また、地震予知がなく地震が発生した場合と警戒宣言が発せられた後地震が発生した場合について、それぞれ試算をしている。

(2)建物等被害に係る想定結果(※6)【対象/浜松市域】

(単位:棟)
建物棟数 276,532
項目 被害区分 予知なし 予知あり
冬・深夜 夏・昼 冬・夕
地震動 全壊(※7) 約41,900 約41,900 約41,900 約41,900
半壊(※8) 約37,000 約36,800 約35,000 約37,800
液状化 全壊 約210 約210 約210 約210
半壊 約740 約740 約740 約740
人工造成地 全壊 約3,530 約3,530 約3,530 約3,530
半壊 約10,700 約10,700 約10,700 約10,700
津波 全壊 ―(※9)
半壊 約70 約70 約70 約70
山・崖崩れ 全壊 約230 約230 約230 約230
半壊 約580 約580 約580 約580
火災 焼失 約3,790 約5,010 約13,250 約390
建物被害総数 全壊及び焼失 約49,700 約51,200 約59,600 約46,200
半壊 約49,200 約49,100 約47,100 約49,700
建物被害率 全壊及び焼失 約18% 約19% 約22% 約17%
半壊 約18% 約18% 約17% 約18%
ブロック塀等転倒数 約5,010件
屋外落下物が発生する建物数 約11,000件

(3)人的被害に係る想定結果(※10)【対象/浜松市域】

(単位:人)
項目 被害区分 予知なし 予知あり(※12)
冬・深夜 夏・昼(※11) 冬・夕 冬・深夜 夏・昼 冬・夕
建物倒壊(※13、14) 死者 約1,540
(約180)
約800
(約120)
約1,230
(約130)
約430
(約50)
約200
(約20)
約380
(約20)
重傷者(※15) 約4,530
(約620)
約7,260
(約490)
約4,730
(約430)
約1,310
(約140)
約2,000
(約110)
約1,320
(約80)
軽傷者(※16) 約10,900
(約2,500)
約11,400
(約2,060)
約9,700
(約1,960)
約3,270
(約500)
約3,370
(約450)
約2,850
(約440)
津波 早期避難率高+呼びかけ 死者
(※17)
重傷者
軽傷者
早期避難率低 死者
重傷者
軽傷者
山・崖崩れ 死者 約10 約10
重傷者 約10 約10
軽傷者 約10 約10
火災 死者 約140 約110 約510
重傷者 約90 約120 約310 約10 約10 約10
軽傷者 約180 約310 約780 約10 約10 約10
ブロック塀の転倒・屋外落下物 死者
重傷者 約10 約10
軽傷者 約20 約50
死傷者数合計 早期避難率高+呼びかけ 死者 約1,750 約920 約1,650 約430

約1,200

約380
重傷者 約4,730 約7,370 約5,030 約1,310 約2,000 約1,320
軽傷者 約11,500 約11,800 約10,700 約3,270 約3,370 約2,850
早期避難率低 死者 約1,750 約920 約1,650 約430 約1,200 約380
重傷者 約4,730 約7,370 約5,030 約1,310 約2,000 約1,320
軽傷者 約11,500 約11,800 約10,700 約3,270 約3,370 約2,850
自力脱出困難者数・要救助者数 地震動 約9,400 約8,470 約8,880 約2,870 約2,460 約2,560
津波

3 駿河トラフ・南海トラフ沿いで発生するレベル2の地震津波の被害想定の結果
≪対象/浜松市域≫

(1)概説

  • この試算は、東側を駿河湾における南海トラフのトラフ軸(※18)とし、南西側(※19)を九州・パラオ海嶺の北側でフィリピン海プレートが厚くなる領域までを震源域に、マグニチュード9程度の地震が発生した場合を想定して静岡県が行ったものである。
  • 試算に当たっては、地質や地盤、海岸現況等の基本データを利用し、中央防災会議(2011)(※20)等を参考に数値計算を行い、地震動・液状化等の各種危険度を想定している。
  • これらの結果を基に、地震動・液状化、人工造成地、津波、山・崖崩れ及び延焼火災に起因する建物被害とともに、ブロック塀・石塀及び屋外落下物等の物的被害や人的被害を試算している。

(2)建物等被害に係る想定結果(※21)
≪地震動:陸側ケース、津波ケース(1)≫【対象/浜松市域】

(単位:棟)
建物棟数 276,532
項目 被害区分 予知なし 予知あり
冬・深夜 夏・昼 冬・夕
地震動 全壊(※22) 約104,000 約104,000 約104,000 約104,000
半壊(※23) 約39,200 約38,800 約36,400 約40,200
液状化 全壊 約210 約210 約210 約210
半壊 約590 約590 約580 約600
人工造成地 全壊 約8,010 約8,010 約8,010 約8,010
半壊 約24,330 約24,330 約24,330 約24,300
津波 全壊

約2,110

約2,110 約2,110 約2,110
半壊 約4,530 約4,430 約4,230 約4,630
山・崖崩れ 全壊 約500 約500 約500 約500
半壊 約1,210 約1,210 約1,210 約1,210
火災 焼失 約7,580 約9,200 約18,100 約3,130
建物被害総数 全壊及び焼失 約122,400 約123,500 約133,600 約119,400
半壊 約70,700 約70,700 約66,000 約71,000
建物被害率 全壊及び焼失 44% 45% 48% 43%
半壊 26% 26% 24% 26%
ブロック塀等転倒数 約10,100件
屋外落下物が発生する建物数 約46,200件

(3)人的被害に係る想定結果(※24) ≪地震動:陸側ケース、津波ケース(1)≫【対象/浜松市域】

(単位:人)
項目 被害区分 予知なし 予知あり(※26)
冬・深夜 夏・昼(※25) 冬・夕 冬・深夜 夏・昼 冬・夕
建物倒壊
うち屋内収容物移動・転倒、屋内落下物(※27)
死者 約5,150
(約400)
約2,820
(約320)
約4,140
(約330)
約1,420
(約100)
約760
(約70)
約1,110
(約70)
重傷者(※28) 約11,200
(約1,420)
約18,600
(約1,120)
約11,900
(約1,110)
約3,290
(約300)
約5,300
(約260)
約3,490
(約210)
軽傷者(※29) 約18,400
(約5,480)
約24,500
(約4,460)
約17,700
(約4,460)
約5,200
(約1,120)
約7,000
(約1,000)
約5,000
(約900)
津波 早期避難率高+呼びかけ 死者 約9,700 約3,260 約4,190 約2,010 約1,110 約1,310
重傷者 約260 約70 約80 約70 約40 約50
軽傷者 約400 約120 約120 約140 約80 約100
早期避難率低 死者 約16,610 約9,660 約11,500 約2,010 約1,110 約1,310
重傷者 約500 約300 約400 約70 約40 約50
軽傷者 約1,200 約700 約800 約140 約80 約100
山・崖崩れ 死者 約50 約10 約30 ―(※30)
重傷者 約20 約10 約10
軽傷者 約20 約10 約10
火災 死者 約1,230 約770 約2,740 約140 約80 約120
重傷者 約200 約310 約530 約90 約100 約100
軽傷者 約540 約700 約1,430 約220 約220 約220
ブロック塀の転倒・屋外落下物 死者
重傷者 約10 約70
軽傷者 約80 約160
死傷者数合計 早期避難率高+呼びかけ 死者 約16,280 約6,940 約11,270 約3,620 約2,060 約2,610
重傷者 約11,700 約18,900 約12,600 約3,290 約5,600 約3,590
軽傷者 約19,400 約25,600 約19,400 約5,700 約7,400 約5,400
早期避難率低 死者 約23,180 約13,440 約18,570 約3,620 約2,060 約2,610
重傷者 約12,000 約19,300 約12,900 約3,290 約5,600 約3,590
軽傷者 約20,000 約26,100 約20,100 約5,700 約7,400 約5,400
自力脱出困難者数・要救助者数 地震動 約35,900 約36,200 約35,300 約10,450 約10,340 約10,040
津波 約2,440 約5,040 約3,240 約200 約600 約400

4 過去の浜松市周辺の津波災害

地点名 明応地震
1498年
慶長地震
1605年
宝永地震
1707年
安政東海地震
1854年
東南海地震
1944年
南海地震
1946年
篠原 津波高さ3.9メートル
玉蔵寺 津波高さ3.9メートル
旧坪井村 津波高さ3.7メートル
志都呂 今切番所の倒壊
天満宮
津島神社
津波来襲
雄踏町宇布見 津波高さ
3~4メートル
田畑1,000余荒地 津波高さ
3メートル
馬郡村 32軒流出 津波高さ3.2メートル
舞阪 津波高さ
6~8メートル
300軒流出
津波高さ
5~6メートル
津波高さ5.3メートル 津波到達時間15分
津波高さ
2.4~10メートル
8軒流出
津波高さ
3メートル
津波高さ1.2メートル
今切 今切ができた 今切が拡大
津波高さ
3~4メートル
344軒流出
24人溺死
360メートルから1,260メートルに拡大
津波高さ
4~5メートル
浜名湖周辺 4,500軒流出
1万人溺死
津波高さ
4~5メートル
西町半分浸水
気賀 津波高さ
1~2メートル
240軒流出
津波高さ
2~3メートル
細江神社 津波来襲
細江 津波高さ
5~6メートル
津波高さ4.5メートル
佐久米 津波高さ
4メートル
数百軒中
7件のみ残
津々崎 津波高さ
3~4メートル
橋本
日々崎
北山
各1,000軒が流出 津波高さ
5~8メートル
100軒中80軒流出
新居 津波高さ
6~8メートル
100軒流出
津波高さ
5~8メートル
津波高さ
3~5メートル
344軒流出
24人溺死
津波高さ
2.5~8メートル
800軒中
130軒半壊
40軒全壊
津波高さ
1メートル
津波高さ
6メートル以上
田畑に海水・土砂侵入
白須賀 津波高さ
5~6メートル
津波高さ
8メートル
津波高さ
9メートル
家屋全壊
津波高さ
6メートル
津波高さ
2メートル

≪出典≫

飯田汲事 1985東海地方地震・津波災害誌(飯田汲事教授論文選集) 昭和60年11月
静岡県史 自然災害誌 平成 8年3月
日本付近のおもな被害地震表 宇佐美龍夫 著 昭和42年3月
東海地方地震津波史料(I・上巻) 昭和54年3月
東海地方地震津波史料(I・下巻) 昭和54年3月
東海地方地震津波史料(II) 昭和58年3月
明応7年・慶長9年の房総および東海南海道大津波の波源 羽鳥徳太郎 著 昭和51年3月
静岡県地震対策基礎調査報告書 昭和52年1月
第16回東南海、南海地震等に関する専門調査会報告 中央防災会議 平成15年12月
安政東海地震津波被害調査報告書 昭和61年3月
静岡県沿岸における宝永・安政東海地震の津波調査 羽鳥徳太郎 著 昭和52年9月
三重県沿岸における宝永・安政東海地震の津波調査 羽鳥徳太郎 著 昭和53年8月
東南海地震の全体像 静岡県における再調査 昭和61年2月
日本被害津波総覧[第2版] 渡辺偉夫 著 昭和60年11月

5 津波の区分

  • 津波には、近地津波と遠地津波の2種類がある。
  • 近地津波は、日本近海で発生した地震による津波をいい、南海トラフ地震等による津波も近地津波に属し、地震発生後5分程度で津波が来襲すると推定されている。
  • 遠地津波は、海外で発生した地震による津波をいい、チリ地震など太平洋岸地域で発生した地震に伴う津波は遠地津波に属す。

 

※1 マグニチュード8クラス
※2 それぞれマグニチュード8クラス
※3 マグニチュード9クラス
※4 南海トラフ巨大地震(内閣府2012)の断層モデルは、現時点での科学的知見に基づき検討されたものであり、今後の科学的知見の蓄積を踏まえて検証され、場合によっては修正される可能性があることに留意する。
※5 「東南海、南海地震等に関する専門調査会」(第16回)報告書。
※6 端数処理のため合計値が各数値の和に一致しない場合がある。
※7 災害の被害認定統一基準による自治体判定基準に基づく全壊。
※8 災害の被害認定統一基準による自治体判定基準に基づく半壊。
※9 被害規模がわずかなものを示す。
※10 端数処理のため合計値が各数値の和に一致しない場合がある。
※11 海水浴客の津波による死者数の増分は、約10人(早期避難率高+呼びかけ、早期避難率低)
※12 予知あり時における発災時の津波からの避難行動は、早期避難率低と同じとした。
※13 ( )内は各被害者数のうち、屋内収容物移動・転倒、屋内落下物によるもの
※14 倒壊:建物が構造的に倒壊・崩壊した状態を指し、岡田・高井(1999)による建物破壊パターンチャートのD5以上相当のもので、全壊に含まれる。
※15 1ヶ月以上の治療を要する負傷者
※16 1ヶ月未満の治療を要する負傷者
※17 被害規模がわずかなものを示す。
※18 富士川河口断層帯を含む。
※19 日向灘側。
※20 東北地方太平洋沖地震を教訓とした地震・津波対策に関する専門調査会報告による。
※21 端数処理のため合計値が各数値の和に一致しない場合がある。
※22 災害の被害認定統一基準による自治体判定基準に基づく全壊。
※23 災害の被害認定統一基準による自治体判定基準に基づく半壊。
※24 端数処理のため合計値が各数値の和に一致しない場合がある。
※25 海水浴客の津波による死者数の増分は、約300人(早期避難率高+呼びかけ)~約800人(早期避難率低)
※26 予知あり時における発災時の津波からの避難行動は、早期避難率低と同じとした。
※27 倒壊:建物が構造的に倒壊・崩壊した状態を指し、岡田・高井(1999)による建物破壊パターンチャートのD5以上相当のもので、全壊に含まれる。
※28 1ヶ月以上の治療を要する負傷者
※29 1ヶ月未満の治療を要する負傷者
※30 被害規模がわずかなものを示す。

よくある質問

よくある質問の一覧を見る

お問い合わせ

浜松市役所危機管理監危機管理課

〒430-8652 浜松市中央区元城町103-2

電話番号:053-457-2537

ファクス番号:053-457-2530

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