更新日:2024年5月13日
共通対策編 第3章 災害応急対策計画 第29節 ボランティア活動支援計画
【災害対策本部事務局、健康福祉部】
- この計画は、市が被災地の復旧・復興支援において重要な役割を果たす災害ボランティア活動が効果的に行われるよう、ボランティアの自主性を尊重するとともに、災害ボランティアセンターを運営する市社会福祉協議会と連絡を密に行い、可能な限り支援することを定めたものである。
1 役割
- 市社会福祉協議会は、ボランティア活動に必要な人材、活動資金を確保するとともに、これを運営する。
- 市は、ボランティアの宿営地に適当な場所、施設の候補をあらかじめ定めるよう努める。
- 市は、市社会福祉協議会が行う被災者への救援・支援活動等が円滑に行われるよう、必要な情報を提供する。
- 市及び市社会福祉協議会は、災害ボランティア活動に必要となる拠点を確保するほか、県、NPO、ボランティア等と連携するとともに、災害の状況やボランティアの活動状況等に関する最新の情報を共有する場を設置するなどし、被災者のニーズや支援活動の全体像を関係者と積極的に共有するものとする。
- 市及び市社会福祉協議会は、平常時の人材の登録や研修、訓練、災害時におけるボランティアの受入調整等に係る体制を整備する。また、ボランティア活動上の安全確保の周知・啓発を図るとともに、被災者ニーズ等をボランティアに情報提供する方策等について整備を推進する。さらに、災害時において、意見交換を行う情報共有会議を開催するための体制整備を推進する。
2 災害ボランティアセンター等の設置
- 市社会福祉協議会は、災害時の被災者支援を円滑に行うため、災害ボランティア本部を浜松市福祉交流センターに、また被災状況に応じたきめ細かな支援を行うため、区ごとに区災害ボランティアセンター(※1)を設置する。
- 本部は市社会福祉協議会が運営し、区の災害ボランティアセンターは、市社会福祉協議会地区センターが中心となり運営する。状況により、区内にボランティアの活動拠点として、区災害ボランティアセンターサテライトを設置する。
3 業務
≪災害ボランティア本部≫
- 全国社会福祉協議会との調整及び関東ブロック都県・指定都市社会福祉協議会等との災害協定に基づいた連絡調整
- 関係機関等との調整(※2)
- 広報(※3)
- 情報収集(※4)
- 調査統計(※5)
- 各種相談、問合せ等窓口(※6)
- 区災害ボランティアセンターの各種支援(※7)ほか、総務関係業務
≪区災害ボランティアセンター・区災害ボランティアセンターサテライト≫
- 区災害ボランティアセンターは、ボランティア活動希望者やボランティア派遣希望者の受付け、ボランティアの派遣に係るコーディネート業務等を行う。
- 区災害ボランティアセンターサテライトは、ボランティア活動従事者の休憩所管理、ボランティア活動に必要な資材管理、活動現場からの情報収集等を行う。
※1 区災害ボランティアセンター活動拠点候補地/資料編13-4
※2 行政、社会福祉協議会、共同募金会、NPO、ボランティア団体等。
※3 災害ボランティアセンター情報の発行、マスコミ対応、ボランティア支援情報提供等。
※4 被災地・被災者、行政、社会福祉協議会、区災害ボランティアセンター等からの情報収集。
※5 ボランティア活動関係(データ、ボランティア活動保険加入者取りまとめ等。
※6 ボランティア、区災害ボランティアセンター等に関する相談、問合せ、苦情等への対応。
※7 備品及び資材補充、人員管理等。