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更新日:2025年4月21日

分野別計画(3)安全・安心・快適

将来の理想の姿(2044年)

  • どこでも安全、いつまでも安心、持続可能で快適なまちになっている。

10年後(2034年)の理想の姿

  • 自助・共助・公助が適切に組み合わされて機能し、ハードとソフトが一体となった対策が進んで、災害が起こっても生き残り、速やかに復旧・復興ができる体制が整っている。
  • 強靱で安定した道路、橋りょう、河川、上下水道等の社会基盤施設が市民生活を支えている。
  • 都市機能や居住を集約した拠点がそれぞれに活性化し、市全体のにぎわいにつながっている。
  • まち全体にみどりがあふれ、公園や緑地がこどもの遊び、育ちの場や市民の生きがい創出の場となっている。
  • 幹線道路や主要な生活道路の整備が着実に実施され、経済活動や市民生活が支障なく円滑に行われている。
  • 充実強化した消防・救急体制による迅速的確な対応が、平時でも緊急時でも、市民の安全・安心を守っている。
  • 安全・安心な上下水道が地域社会の中で健全な水循環に貢献している。

取組の方向性

  • 自然災害からの逃げ遅れゼロと災害関連死ゼロを目指すため、平時・有事を通じて、自助・共助・公助の適切な組み合わせにより、各種団体、関係機関等と連携・協働して災害対応に当たります。
  • 拠点ネットワーク型都市構造を実現するため、都市機能の集積や居住エリアが集約したコンパクトな拠点をつなぐことで、誰もが暮らしやすく、にぎわいのあるまちづくりを推進します。
  • 花や緑を守り、育て、触れる機会を増やすとともに、市民の憩いの場となる公園やフラワーパーク、動物園等の充実を図ります。
  • 現状や新たな知見を踏まえた道路整備や河川整備を計画的に実施することで、市民の安全・安心を確保し、持続可能で快適な社会基盤を形成します。
  • 消防職団員の適正な確保・育成や消防施設等を整備することで、複雑化・大規模化する災害に迅速的確に対応できる消防・救急体制の充実強化を推進します。
  • 上下水道施設の強靭化などによる防災・減災を推進し、安全・安心なサービスの継続した提供により健全な水循環に貢献するとともに、さらなる官民連携や業務改革などに取り組み、持続可能な経営を推進します。

政策体系

基本政策   政策  
1 みんなの力で自然災害から生き残る 1 逃げ遅れゼロに向けた備えと避難行動の推進
1 みんなの力で自然災害から生き残る 2 災害関連死ゼロに向けた避難生活環境の維持改善の推進
2 市民が集う活力ある都市づくり 1 持続可能な都市づくりの推進
2 市民が集う活力ある都市づくり 2 開発と保全が調和する土地利用の推進
2 市民が集う活力ある都市づくり 3 多様なくらしに対応した公共交通の確保
2 市民が集う活力ある都市づくり 4 安全・安心な市街地の形成
2 市民が集う活力ある都市づくり 5 都心の都市機能の強化
2 市民が集う活力ある都市づくり 6 安全・安心な居住環境への誘導
2 市民が集う活力ある都市づくり 7 市営住宅の既存ストックの活用
2 市民が集う活力ある都市づくり 8 盛土等の対策による安全・安心なまちづくり
3 みどり豊かで、快適なまちづくり 1 緑化推進・緑地保全
3 みどり豊かで、快適なまちづくり 2 都市公園の整備
3 みどり豊かで、快適なまちづくり 3 都市公園の適正な維持管理
3 みどり豊かで、快適なまちづくり 4 動物園再生
4 災害に強く、安全で快適な社会基盤の構築と強化 1 安全で快適に移動できる道路空間の創出
4 災害に強く、安全で快適な社会基盤の構築と強化 2 安全で安心して利用できる道路の確保
4 災害に強く、安全で快適な社会基盤の構築と強化 3 ハード・ソフト両面の交通安全対策の推進
4 災害に強く、安全で快適な社会基盤の構築と強化 4 安全で安心して暮らせる川づくりの推進
5 いつでも、どこでも、迅速的確に対応する消防・救急体制づくり 1 消火・救急などの災害対応力の充実強化
5 いつでも、どこでも、迅速的確に対応する消防・救急体制づくり 2 119番通報・消防通信設備の適切な運用
5 いつでも、どこでも、迅速的確に対応する消防・救急体制づくり 3 火災予防の充実・火災による被害の軽減
5 いつでも、どこでも、迅速的確に対応する消防・救急体制づくり 4 消防職団員の適正な確保・育成や消防施設の充実強化
6 健全な水循環に貢献する強靭で安全・安心な上下水道の経営 1 上下水道の施設強靭化等による防災・減災の推進
6 健全な水循環に貢献する強靭で安全・安心な上下水道の経営 2 安全・安心な上下水道サービスの提供
6 健全な水循環に貢献する強靭で安全・安心な上下水道の経営 3 上下水道における環境負荷の低減
6 健全な水循環に貢献する強靭で安全・安心な上下水道の経営 4 上下水道の組織体制の強化
6 健全な水循環に貢献する強靭で安全・安心な上下水道の経営 5 持続可能な上下水道経営の推進

基本政策1 みんなの力で自然災害から生き残る

政策1 逃げ遅れゼロに向けた備えと避難行動の推進

市民が災害を自分事と捉え、自分の生命、財産は自分で守るという自覚を持ってもらうため、出前講座等を通じて、住宅の耐震や家具固定の重要性、居住地の災害特性、気象情報や避難情報などを理解した上での適時適切なタイミングでの避難行動など自助の重要性を啓発します。
地域ぐるみの早期避難や救助救出などの防災活動を司る自主防災隊やNPOなどの人材育成を行い地域防災力(共助)の向上を図ります。
市民が避難行動を確実にとれるよう、迅速かつ的確な避難情報の発信、伝達を行います。

政策2 災害関連死ゼロに向けた避難生活環境の維持改善の推進

年齢や性別、障がいの有無などを問わず、すべての被災市民が安心して避難生活が送れるよう、必要物資の確保とともに男女共同参画や要支援者への配慮の視点などを取り入れ、各種団体や関係機関とともに協働・連携して在宅避難者を含めた被災市民の生活環境の維持・改善に努めます。

基本政策2 市民が集う活力ある都市づくり

政策1 持続可能な都市づくりの推進

都市計画マスタープランに基づく拠点ネットワーク型都市構造の実現に向け、土地利用の方針を示し、整備と開発、保全のバランスが取れたコンパクトな拠点をつなぐ都市形成を推進し、都心や拠点における都市機能誘導、公共交通の利便性を活かした歩いて暮らせる居住地の形成を図ります。
災害リスクから市民の生命や財産を守るとともに、被災後の早期復旧、復興が可能となる防災都市づくりを推進します。

政策2 開発と保全が調和する土地利用の推進

適正な土地利用の規制誘導に向けた開発許可制度の運用の見直しを進め、開発と保全のバランスある土地利用を推進します。
良好な景観を「守り」「育み」「創り」、地域の価値を高め、魅力的な地域づくりを進めるとともに、歴史文化資源を活用したまちづくりを推進します。

政策3 多様なくらしに対応した公共交通の確保

交通結節点整備による利便性向上や公共交通利用推進による環境負荷の低減など、地域住民や交通事業者と連携・協働し、地域公共交通における「リ・デザイン」を推進します。
鉄道駅のバリアフリー化やキャッシュレス決済システム、MaaSや自動運転といった新たな交通システムなど、交通事業者と協力して導入を検討し、公共交通サービスの向上を図ります。

政策4 安全・安心な市街地の形成

土地区画整理事業による道路や公園等の都市基盤整備の推進および低未利用地の有効活用・高度利用を誘導し、快適な生活環境を有する市街地を形成します。

政策5 都心の都市機能の強化

高次な都市機能の集積を図るとともに、商業、医療・福祉施設、子育て支援施設などの立地を促進することにより都心居住を推進します。

政策6 安全・安心な居住環境への誘導

建築基準法、その他建築関係法令に基づく審査・検査・指導等を通じ、民間建築物の適切な建設・維持保全を推進するとともに、耐震性の劣る既存建築物については、地震対策にかかる支援制度を周知し、耐震化を促進します。
条例に基づき、幅4m未満の道路に面する土地所有者の協力を得て、狭い道路の拡幅整備を推進します。

政策7 市営住宅の既存ストックの活用

適正な管理戸数の実現に向け、大量の市営住宅ストックの長寿命化・集約化を図るとともに、ライフサイクルコストの縮減を図ります。

政策8 盛土等の対策による安全・安心なまちづくり

不法・危険盛土等に起因する災害を防止するための監視や指導を行い、安全・安心なまちづくりを推進します。

基本政策3 みどり豊かで、快適なまちづくり

政策1 緑化推進・緑地保全

良好な都市景観の形成や、生物多様性の確保や脱炭素の推進等の観点から、市街地の貴重な緑地の保全や緑化の推進に取り組みます。
「花と緑のまち・浜松」の実現に向け、市民が花と緑の活動に参加しやすい環境の整備や人材育成等を通じ、市民活動の活性化や拡大を進めます。
浜名湖花博の開催理念の継承や、花の名所等を巡るガーデンツーリズムを通じ、花や緑との関わりによる自然と共生した持続可能で幸福感が深まる市民生活の創造を進めます。

政策2 都市公園の整備

市民に憩いの場を提供するため、核となる公園、区画整理事業地区内における公園、アーバンスポーツが可能な広場などの整備を推進します。
民間活力の導入による機能強化や、施設のバリアフリー化を進め、多くの市民にとって使いやすい公園や、こどもたちが安心して過ごすことのできる公園の整備を推進します。

政策3 都市公園の適正な維持管理

老朽化した遊具や施設の更新、長寿命化対策を計画的に進めるとともに、周辺環境や安全に配慮した樹木管理を行います。合わせて、定期的な巡視点検パトロールの実施により、公園利用の安全性の確保を図ります。

政策4 動物園再生

動物福祉に配慮した獣舎の改修や再整備を進めるとともに、休憩所等の便益施設の充実やいのちの大切さを伝え環境問題等の理解を深める教育の拡充等に取り組みます。
市民や市内の事業者と協働して、動物園の再生を目指した取組を進めます。

基本政策4 災害に強く、安全で快適な社会基盤の構築と強化

政策1 安全で快適に移動できる道路空間の創出

国土強靱化に資する国が施行する道路事業の促進や緊急輸送道路等、災害に強い道路ネットワーク機能を強化します。
市民ニーズを踏まえ、緊急性、必要性を判断しつつ、人・自転車・自動車など、様々な道路利用者が安全で快適に移動できる道路整備を実施するとともに、豊かな生活と地域の経済発展に寄与する道路空間の創出を推進します。

政策2 安全で安心して利用できる道路の確保

緊急輸送道路など重要道路の道路斜面対策や橋りょう耐震化対策及びインフラ老朽化対策を推進し、災害支援活動を支え、信頼性・安定性が高く、安全で安心して利用できる道路整備を進めます。
橋りょう、トンネルなどのインフラ老朽化対策については、「事後保全型」から「予防保全型」への転換を図り、持続可能な維持管理を実現させ市民の安全・安心を確保します。
市民生活に身近な道路施設等に関する要望や損傷箇所の通報など、市民との協働による維持管理を迅速かつ着実に実施します。

政策3 ハード・ソフト両面の交通安全対策の推進

幹線道路や生活道路における交通事故の現状を踏まえ、事故危険箇所や事故多発交差点等の事故防止対策を推進します。
通学路等の安全対策については、「通学路交通安全プログラム」に基づく、地域の意見を踏まえた通学路の整備要望への対応や、面的な安全対策を関係機関や庁内関係部署と連携して推進します。
ビッグデータやAI、デジタルを活用した交通事故分析により、優先度を踏まえた効果的な安全対策を推進するとともに、地域や関係団体等と連携した交通安全教育を推進し、交通安全意識の高揚を図るなど、ハード・ソフト両面の対策を推進します。

政策4 安全で安心して暮らせる川づくりの推進

激甚化、頻発化する水災害を踏まえ、国や県等をはじめとする流域のあらゆる関係者が協働して、ハード・ソフト一体となった「流域治水」の取組を推進します。
河川改修や雨水貯留施設等の整備を加速化するとともに、点検や巡視結果を踏まえた適切な維持管理により、浸水被害の軽減を図ります。

基本政策5 いつでも、どこでも、迅速的確に対応する消防・救急体制づくり

政策1 消火・救急などの災害対応力の充実強化

消火・救急などの災害対応力の充実強化を図るため、複雑化・多様化する消火・救急などの災害対応訓練に加え、多発する大規模な自然災害を想定した訓練及び消防活動における安全管理体制を充実させ、各種災害への対応力の強化を図るとともに、車両をはじめ、資機材及び消防水利を計画的に整備します。

政策2 119番通報・消防通信設備の適切な運用

119番通報に対して迅速的確に対応するため、より災害に強い消防通信ネットワークの強化及び運用を図ります。

政策3 火災予防の充実・火災による被害の軽減

市民及び事業所が高い防火意識を持ち防火対策を実践するよう、市民や事業所に対し積極的な火災予防指導を実施します。
幅広い世代に対して防火意識の啓発を行うことで、市民の防火意識の向上に努めます。

政策4 消防職団員の適正な確保・育成や消防施設の充実強化

消防職団員の適正な確保・育成のため、消防職員の採用及び消防団への入団を促進するとともに、必要な技術・知識の習得により市民の多様なニーズに応えられる消防職団員の育成を推進します。
市民に迅速・公平な消防サービスの提供を図るため、必要な消防施設の充実強化を図ります。

基本政策6 健全な水循環に貢献する強靭で安全・安心な上下水道の経営

政策1 上下水道の施設強靭化等による防災・減災の推進

上下水道施設の耐震化、老朽管更新などの強靭化や、雨水貯留施設の整備などの雨水対策による防災・減災を重点的に実施します。
災害時に上下水道一体で効率的かつ効果的に対応する体制を整備します。

政策2 安全・安心な上下水道サービスの提供

新たな水質リスクを踏まえた管理により、安全・安心な水質を確保します。
中山間地域の水道未普及地域など、地域特性やニーズを考慮した効果的な施策を実施します。

政策3 上下水道における環境負荷の低減

下水道への接続などにより汚水の衛生的な処理を推進します。
省エネ・再エネ設備の整備や効率的な施設の運転管理により、上下水道施設から排出される温室効果ガスを削減します。

政策4 上下水道の組織体制の強化

上下水道に関する専門人材の確保と技術力の継承により、今後必要な事業量に対応できる体制を整備します。

政策5 持続可能な上下水道経営の推進

官民連携などによる経営効率化を実施するとともに、独立採算の原則に基づく資金涵養により財源を確保し、持続可能な上下水道経営を推進します。

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浜松市役所企画調整部企画課

〒430-8652 浜松市中央区元城町103-2

電話番号:053-457-2241

ファクス番号:050-3730-1867

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