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更新日:2025年4月21日
都市(まち)だって、スリムになりたい。
浜松では、土地や家屋が一生の財産であるとした考え方が見直されています。ライフステージに応じて、都市部から中山間地域まで最適な場所を選択し、生活を楽しんでいます。かつての空き家が大いに活用され、ユニバーサルデザインや省エネルギーに配慮した住宅として、リフォームされています。また、子どもの独立を機に戸建て住宅を売りに出し、コンパクトサイズのマンションへ転居する世帯も増えています。一方で、子育て世代が、売りに出された戸建て住宅に移り住むといったサイクルが形成されています。これにより、同一世代が一定の地域に集まることが少なくなり、地域で世代を越えた交流が進んでいます。
拡大していた居住地は地域の拠点に集約傾向にあり、人口密度の高い地域は一層高まり、居住地域と農業や工業を営む生産する地域とのメリハリが明確についています。これにより、土地や家屋の流動化が進み、空き家や空き地は減少し、住宅団地などの一団の開発はほとんどありません。一方、生産する地域では農地の集約や企業の集積が進むなど、生産性が高まっています。
移動手段は、電車やバスなどに加え、地域や企業などが所有する乗り物をシェアし、乗り合いながら利用しているため、渋滞は緩和されています。個人で自家用車を持ち、運転を楽しむ方もいますが、安全性能が高く、環境への負荷が少ない乗り物がほとんどです。市街地での移動手段は、徒歩を中心としていますが、エコな1人用の乗り物もあります。道路は、歩道と車道が明確に区分され、交通事故は減少しています。また、居住地の集約によって、不要となった道路は廃止され、他の用途に活用されています。
公共施設についても考え方が見直されました。点在していた公共施設の機能を1つの建物に集約したり、図書館だった施設に民間事業者が運営する映画館やカフェを併設したり、多様な機能を併せ持つ施設が整備されています。また、美術館が、休日には結婚式場、夜にはディナー会場になるなど、様々な用途として柔軟に活用されています。民間事業者やNPO法人などが運営母体となり、使い勝手の良い施設として、質の高いサービスを提供しています。
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