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更新日:2025年2月25日

熱中症にご注意ください!

熱中症とは

熱中症とは、高温多湿な環境下で、発汗による体温調節等がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態のことです。屋外だけでなく室内で何もしていない時でも発症し、救急搬送されたり、場合によっては死亡することもあります。

特に注意したい方としては、

1、体温の調節能力が十分に発達していない子ども

2、熱中症患者のおよそ半数を占める65歳以上の高齢者

3、自ら症状を訴えられない障がい者等

平均気温の上昇傾向により、熱中症の危険性は高まり続けています。

個人が体調の変化に気をつけるとともに、周囲にも気を配ることで熱中症による健康被害を防ぎましょう!

熱中症の症状と分類

熱中症の症状

重症度に従って、1度、2度、3度に分類されます。

重症度

症状

1度

(軽度)

めまい・失神

 「立ちくらみ」という状態で、脳への血流が瞬間的に不充分になったことを示し、“熱失神”と呼ぶこともあります。

筋肉痛・筋肉の硬直

 筋肉の「こむら返り」のことで、その部分の痛みを伴います。発汗に伴う塩分(ナトリウムなど)の欠乏により生じます。

手足のしびれ・気分の不快

2度

(中等度)

頭痛・吐き気・嘔吐・倦怠感・虚脱感

 体がぐったりする、力が入らないなどがあり、「いつもと様子が違う」程度のごく軽い意識障害を認めることがあります。

3度

(重度)

2度の症状に加え、

意識障害・けいれん・手足の運動障害

 呼びかけや刺激への反応がおかしい、体にガクガクとひきつけがある(全身のけいれん)、まっすぐ走れない・歩けないなど

高体温(体に触ると熱いという感触がある)

肝機能異常・腎機能障害・血液凝固障害(これらは医療機関での採血により判明します)

参考:環境省「熱中症環境保険マニュアル2022」

熱中症に注意が必要な条件

気象条件

  • 暑くなり始めた日
  • 熱帯夜の翌日や熱帯夜が続いた日
  • 気温が高い日
  • 湿度が高い日
  • 風が弱い日

立地条件

  • 照り返しが強い場所
  • 熱いものがそばにある場所

環境要因

  • 高温多湿・直射日光・無風などの条件下
  • 体が暑さに慣れていない時期(夏の初め頃や梅雨の合間など)に急に熱くなった日
  • 通気性の悪い衣服を着用している

人的要因

  • 体調不良(風邪気味、睡眠不足、発熱や下痢・嘔吐)の人
  • 前日に飲酒した人(脱水症状になりやすい)
  • 朝食を抜いた人(水分・塩分の摂取が不足する)
  • 発汗機能や体温調整機能が低下する疾患(糖尿病、高血圧症、心疾患、腎不全等)がある方
  • 高齢者(発汗機能や口渇感など、体温調整機能が低下する、体内の水分量が少ない)
  • 乳幼児(汗腺が未発達、新陳代謝が活発で尿や汗として出ていく水分が多く脱水を起こしやすい)

熱中症を疑ったときには何をするべきか

症状の確認

  • 意識がない、もしくは意識がはっきりしていない場合は、直ちに救急車の要請が必要です。
  • 意識がはっきりしている場合でも、速やかな応急処置を行いましょう。

応急処置

涼しい場所へ移動させる

  • 風通しのよい日陰や、できればクーラーが効いている室内などの涼しい場所へ移動させます。

身体を冷却する

  • 露出させた皮膚に冷水をかけて、うちわや扇風機などで扇ぐことにより体を冷やします。
  • 氷のうなどがあれば、それを首の両脇、脇の下、太ももの付け根の前面に当てて、皮膚のすぐ近くにある太い血管を冷やします。
  • 意識がはっきりしている場合は、電解質を適量含んだ冷えた飲料を自分で飲ませます。

 

応急処置

熱中症の応急処置のリーフレット(PDF:2,267KB)

出典:「熱中症環境保険マニュアル2018」(環境省)

熱中症の予防

暑さを避ける

  • 吸湿性・速乾性のある通気性のよい衣類を着用する。
  • 保冷剤、氷、冷たいタオルなどで、からだを冷やす。
  • 危険度が高いときは外出を控えたり、時間の変更などを検討する。

室内では

  • エアコンを、室温28℃以下を目安に使用し、室温をこまめに確認する。
  • カーテンやシェード、すだれ、よしずを活用し直射日光を遮る。
  • 2階(最上階)は、昼間に上がった気温や湿度により、熱がこもるので注意する。

屋外では

  • 帽子や日傘を着用する。
  • 日陰の利用や、涼しい場所・施設(クールシェアスポットなど)を利用し、こまめな休憩をとる。

水分補給

  • 室内でも外出時でも、のどの渇きを感じていなくても、こまめに水分を補給する。

 目安:1時間ごとにコップ1杯程度、入浴前や起床後の水分補給も忘れずに

  • 日常の水分補給は常温、体を早く冷やす必要がある場合は、冷たい飲み物を利用する。

暑さ指数(WBGT温度)と熱中症予防情報について

暑さ指数(WBGT温度)について

  • 暑さ指数(WBGT(湿球黒球温度):Wet Bulb Globe Temperature)は、熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標です。
  •  単位は気温と同じ摂氏度(℃)で示されますが、その値は気温とは異なります。暑さ指数(WBGT)は人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい 1.湿度、2.日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、3.気温の3つを取り入れた指標です。

[暑さ指数(WBGT)の目安]

31以上:危険

28以上31未満:厳重警戒

25以上28未満:警戒

25未満:注意

暑さ指数

暑さ指数(WBGT)と日常生活における熱中症予防指針(PDF:100KB)

出典:日本生気象学会「日常生活における熱中症予防指針Ver.4」(2022)

熱中症警戒アラートについて

  • 熱中症の危険性に対する「気づき」を促すことを目的として気象庁と環境省が共同で発表する情報です。
  • 静岡県内のいずれかの暑さ指数情報提供地点(17地点)における、翌日・当日の日最高暑さ指数(WBGT)が33(予測値)に達する場合に発表されます。

情報提供期間

  • 毎年4月第4水曜日17時発表分から10月第4水曜日5時発表分まで

発表のタイミング

  • 前日の17時頃及び当日の5時頃に最新の予測値を基に発表

熱中症特別警戒アラートについて

  • 広域的に過去に例のない危険な暑さで、人の健康に係る重大な被害が生じるおそれがある場合に発表されます。
  • 具体的には静岡県内の全ての暑さ指数情報提供地点において、暑さ指数35以上となると予想された時などが該当します。
  • 環境省の熱中症予防情報サイトでは、以下の呼びかけがされています。

自分の身を守るだけでなく、危険な暑さから自分と自分の周りの人の命を守ってください!!

今まで普段心掛けていただいている熱中症予防行動と同様の対応では不十分な可能性がありますので、今一度気を引き締めていただいた上で、準備や対応が必要です。

発表のタイミング

前日14時ころ

熱中症特別警戒情報リーフレット(PDF:817KB)

情報を受け取るには


浜松市では、熱中症特別警戒アラート・熱中症警戒アラートが発出した場合、さまざなま方法により広く情報お伝えします。

1、浜松市防災ホッとメール(無料)からの通知

2、浜松市の各施設等での呼びかけ

3、各種メディア(テレビ、ラジオ、インターネット等)を通じて

4、環境省「熱中症警戒アラート等 メール配信サービス」(無料)への登録

 

またクーリングシェルター(指定暑熱避難施設)の開放などの対策を行います。

浜松市クーリングシェルター

熱中症警戒アラート・熱中症特別警戒アラートが発表された場合に行う準備・確認事項

  • 涼しく過ごせる環境の確保

※クーリングシェルターの確認(自宅にエアコンがある等、涼しい環境が確保される場合はクーリングシェルターへの移動は必須ではありません)

  • 水分補給の準備
  • 高齢者、乳幼児等熱中症にかかりやすい方への準備の確認
  • 運動、外出、イベント等の中止や延期を判断

 

 

このページのよくある質問

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お問い合わせ

浜松市役所健康福祉部健康増進課

〒432-8550 浜松市中央区鴨江二丁目11-2

電話番号:053-453-6125

ファクス番号:053-453-6133

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