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更新日:2025年4月4日

5.課題の整理

統計資料や各種調査の結果を踏まえて、本市のこども・若者、子育て家庭を取り巻く課題を以下のとおり整理しました。

(1)少子化を巡る状況の主な課題

  • 出生数、合計特殊出生率は過去最低を更新しており、少子化に歯止めがかからない状況です。
  • 婚姻状況にない人のおよそ8割が婚姻願望を持っていますが、婚姻数は年々減少しています。
  • 少子化によりこどもが減ることで、地域でのこども同士や子育て中の保護者の交流の機会が減少するなど、子育てやこどもの育成環境が変容しています。
  • こども・若者にとって、家庭を築くことやこどもを育てる未来をイメージしにくい環境となっており、結婚、出産、子育てにネガティブな印象を持つ若者も一定数います。
  • 結婚、出産、子育ては個人の選択により行われるものですが、希望する若者が安心して家庭を築くことができる環境づくりを社会全体で進めていく必要があります。

(2)こどもと家族を取り巻く環境の主な課題

  • 核家族化が進み、身近に子育てを支えてくれる親族等がいない世帯が増えています。保護者を孤立させない相談支援体制が求められています。
  • 共働きで子育てをする家庭が増えており、子育てと仕事の両立支援が求められています。また、教育・保育に係る施設や人材の充実など、こどもを安心して預けられる環境の整備が求められています。
  • 経済的困窮の影響がこどもの学力や生活習慣に影響を与えるこどもの貧困の問題については、こどもの現在の貧困を解消するとともに、貧困の連鎖により将来にわたって困窮することを防ぐ取組が求められます。社会的な課題として、こどもへの支援と保護者の自立支援を充実させる必要があります。
  • 児童虐待の相談件数は増加傾向にあり、養育の不安やこどもの育てにくさなどから不適切な養育を行ってしまう家庭を早期に発見し、支援していく必要があります。また、保護が必要となったこどもを適切な養育環境のもと、自立に向けて育む取組も求められます。

(3)こども・若者が直面する問題の主な課題

  • 支援を必要とするこども(いじめや不登校、自殺等)の増加に対し、関係機関との連携等による対策の強化が必要です。
  • 障がいのあるこどもに対する専門的な支援や外国にルーツのあるこどもに対する特有の支援のための体制づくりの充実が必要です。
  • 社会的養護のこどもは自立の際に家庭を頼れず、社会で孤立しやすいため、施設や里親のもとを離れた後も、引き続き支援が必要です。また、過去の経験による心の傷や将来への不安などで、精神的な問題を抱えているこどもも多く、長期的に自立を支援する必要があります。
  • 家庭や学校に居場所がないこども・若者は孤立しやすく、安心して過ごせる居場所づくりが求められています。
  • こどもが家族のケアをするヤングケアラーに対し、関係者の気づきや相談体制の充実が求められています。
  • デジタル社会が急速に進展する中、メディアリテラシーや情報モラルの習得が求められています。

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お問い合わせ

浜松市役所こども家庭部こども若者政策課

〒430-0933 浜松市中央区鍛冶町100-1 ザザシティ浜松中央館5階

電話番号:053-457-2795

ファクス番号:053-457-2039

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