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更新日:2025年4月4日
浜松市には、こどもを産み、育てられる素晴らしい環境が整っています。
一方で、本市の出生数は、平成28(2016)年の6,558人から令和5(2023)年は4,561人となり、7年間で約2,000人減少するなど急速な少子化が進んでおり、これは社会全体に影響を及ぼす深刻な問題です。
また、不登校児童生徒数やいじめの認知件数は年々増加し、児童虐待件数も高止まりしているほか、障がいのあるこどもや外国にルーツのあるこどもへの支援、貧困問題への対応等、こどもや家庭を取り巻く課題は多岐に渡っています。
こうしたなか、国では、令和5(2023)年4月に「こども基本法」が施行され、自治体においては市町村こども計画の策定が努力義務とされたほか、同年12月には「こども大綱」と「こども未来戦略」が閣議決定され、こどもまんなか社会の実現や少子化対策の取組などが示されました。
本市では、国の動きを踏まえ、こどもや若者、子育てに関する施策を総合的に推進するため、現在の「第2期 浜松市子ども・若者支援プラン」の次期計画として、令和7(2025)年度から令和11(2029)年度までの5年間を計画期間とする「浜松市こども計画」を策定しました。
本計画では「全てのこども・若者が健やかで幸せに成長できるまち浜松」を基本理念とし、ライフステージに応じた良好な成育環境を確保し、安心してこどもを産み育てられるよう、ライフステージを通した施策、ライフステージ別の施策、子育て当事者への支援に関する施策の3つを基本施策としています。
また、令和7(2025)年度から新たにスタートする浜松市総合計画基本計画のもと、教育や福祉等に関する他の個別計画と連携を図り、様々な取組を展開することで、子育て世帯が集まり、住み続けたいと感じられるまちを目指してまいります。
私の市政運営の基本方針である「浜松から地方創生」、この実現に向け、まち・ひと・しごとの創生に一体的・総合的に取り組んでいくうえで、とりわけ重要となるのは、ひとの創生、具体的には、こどもや子育てに対する支援であると考えております。
そして、核家族化の進行や共働き家庭が増加しているなか、課題を解決していくためには、こどもや子育てを社会全体で支え、全てのこどもや若者の権利を保障し、意見を尊重することが大切です。
「こどもまんなか社会」の実現に向け、行政だけでなく、個人・企業・団体など幅広い分野が連携し、実効性ある施策が展開できるよう、計画へのご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。
結びに、計画策定にあたり実施いたしましたアンケート調査や聞き取り調査等にご協力いただいた皆さま、パブリック・コメントで貴重なご意見をお寄せいただいた皆さま、浜松市社会福祉審議会児童福祉専門分科会でご尽力賜りました委員各位に心から厚く御礼を申し上げます。
令和7(2025)年3月
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