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更新日:2025年1月6日
浜名区引佐地区湖北用水水利組合協議会員で構成される正楽寺様は、浜名区引佐町正楽寺地区の生物多様性を保全するため、また、水田保持、耕作放棄地の活用を目的に、平成28年に、いの国公園の隣接地に正楽寺ビオトープを造成しました。現在までふじ環境研究所様の指導の下、ビオトープの維持管理を担っていながら、静岡県の指定希少野生動植物であるヤリタナゴを井伊谷小学校児童などとともに、正楽寺ビオトープに放流するなど、希少種保護、環境教育にも力を入れています。しかし、近年は会員の高齢化や稲作の繁忙期には整備が滞ることがあり、1年を通じて継続的な保全活動ができる新たな担い手を求めていました。
造園管理業を営む辰美園様は造園業に加え、事業拡大のためビオトープ整備も業務に加えたいと考えており、自身の知識、技術を高めるため、また、社会貢献できる場を探していました。そのような折、正楽寺ビオトープの保全活動について紹介したところ快諾いただき、本協定を締結する運びとなりました。
協定締結に伴い、辰美園様は正楽寺様とともに月に1回のザリガニ駆除、流入土砂の除去作業などの整備を実施していただいています。今後は、ヤリタナゴが生息しやすくなるような隠れる場所の製作、ザリガニの侵入を防ぐための柵の設置を計画しています。
本協定により、正楽寺ビオトープの保全及び本市の生物多様性の保全・向上に資することが期待されます。本協定が生物多様性の向上につながるよう、正楽寺様、辰巳園様、本市の3者で取り組みを進めてまいります。
締結者 | 正楽寺、辰美園、浜松市 |
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協力項目 | 辰美園は、正楽寺ビオトープ保全のため、ビオトープの継続した維持管理(ザリガニ駆除、水路の確保、流量の確認、シマ板・屋根の設置、堆積した土砂の浚渫など)を正楽寺に提供します。 |
所在地 |
浜松市浜名区引佐町井伊谷(引佐町井伊谷1654-1向かい) |
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総面積 |
約670平方メートル |
設立・ 管理者 |
正楽寺(浜名区引佐地区湖北用水水利組合協議会) |
発祥 |
ビオトープの発祥:地域の在来生物の住処を確保するため休耕田を活用し造成した。造成にあたり、地域の生物が生息しやすいビオトープとするため、ふじ環境研究所様へアドバイスを仰いだ。 |
ビオトープ設立の目的 |
浜松市浜名区引佐町正楽寺地区の生物多様性を保全するため、また、水田保持、耕作放棄地の活用を行うため。 |
ビオトープでの活動 |
正楽寺ビオトープと周辺での環境教育(井伊谷小学校ESD)、ヤリタナゴ放流会(富士通ゼネラル(株)様からの提供個体) |
代表的な生物 |
ヤリタナゴ(静岡県レッドリストIA類)、マツカサガイ(同1.A類)、ミナミメダカ(同2.類)、ナゴヤダルマガエル(同1.A類)、コオイムシ(同要注目種)他 |
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