更新日:2025年1月6日
特定外来生物「ヒアリ」「アカカミアリ」について
市内での確認状況
ヒアリ(平成29年11月6日現在)
平成29年11月2日(木曜日)、浜名区内の事業者敷地内で「ヒアリ」と疑わしいアリが発見されました。専門家の同定の結果、11月6日(月曜日)に特定外来生物「ヒアリ」であることが確認されました。発見された「ヒアリ」はすべて殺虫処分され、発見後の環境省による周辺調査においても、新たなヒアリは発見されませんでした。
アカカミアリ(平成30年7月5日現在)
平成30年7月4日(水曜日)に中央区内の事業者敷地内で「アカカミアリ」と疑わしいアリが発見されました。専門家の同定の結果、7月5日(木曜日)に特定外来生物「アカカミアリ」であることが確認されました。発見された「アカカミアリ」はすべて殺虫処分されました。
特徴と見分け方
ヒアリ
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- 脚が6本で頭部、胸部、腹部の3つにわかれている。
※脚が8本の生物はアリグモの可能性があります。
- 体長2.5~6.0mm、群れの中でも大きさに差がある。
※体長2.5mm以下のアリは、ヒアリではありません。
- 体色はつやつやした赤茶色で、腹部が黒っぽい赤色。
※全身が黒いアリは、ヒアリではありません。
- 腹柄(胸部と腹部の間)が2節。
- お尻に毒針がある。
- 触覚が10節にわかれ、先端こん棒部(ふくらみ)が2節。
- 土だけでドーム状の大きな(直径、高さが数十cm)アリ塚を作る。(※日本のアリは土だけの大きなアリ塚を作りません)
アカカミアリ
ヒアリとアカカミアリは非常に近縁で、互いに似た特徴を持っています。アカカミアリはヒアリに比べると毒は弱いといわれていますが、刺されるとアルカロイド系の毒によって非常に激しい痛みを覚え、水泡状に腫れます。国内ではすでに硫黄島に定着しています。
ヒアリやアカカミアリと思われるアリを発見した場合は
ヒアリと思われるアリを発見した場合、下記に手順に従って対応をお願いします。アカカミアリの対応も同様です。
- 刺されないよう素手で触らない。
※アリ塚がある場合、棒などで塚をつつくと集団で襲ってきます。
- 可能であれば、市販の家庭用殺虫剤か熱湯で殺虫する。
- 可能であれば、アリの個体を写真を撮影する。
※写真は、体長がわかるよう定規を入れて接写で大きくピンボケしないように撮影してください。
- 浜松市環境政策課(053-453-6149)へ連絡する。
※連絡する際は、住所、氏名、連絡先、発見日時、発見場所、アリの特徴(色、大きさなどを)伝えてください。
撮影した写真があれば、メールで写真データを送ってください。
ヒアリやアカカミアリと思われるアリに刺されてしまったら
- 激しい痛みや水疱状の腫れがある場合は、あわてずに体調の急変がないことを確認の上(20分~30分)、お近くの皮膚科、内科(小児の場合は小児科)を受診してください。
- 体調が急変(ひどいじんましん、血圧低下、呼吸困難)した場合、速やかに救急車を呼んでください。また、救急隊員にヒアリに刺された可能性があることを伝えてください。
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