更新日:2024年1月1日
特定外来生物「セアカゴケグモ」等について
市内でセアカゴケグモが発見されました
平成26年7月30日、浜名区大平の新東名高速道路浜松サービスエリア(上り線)内において、特定外来生物「セアカゴケグモ」が発見されました。
セアカゴケグモは攻撃性はありませんが、触ると咬まれることがあります。メスは、毒を持っていて、咬まれると局所の疼痛、熱感、痒感などが生じます。通常は、数時間から数日で症状は軽減しますが、まれに重症化することもあります。
環境省外来生物対策室作製のチラシをご覧いただき、セアカゴケグモを発見した時は、素手で触らず、駆除するときは、殺虫剤等を使用してください。
ゴケグモ類の生態
特徴
セアカゴケグモ
- 全体に黒く、腹部の背面には赤色の太い縦筋があり、腹面には特徴的な赤い斑紋がある。
- オス(成体)…体長3.5mm~6.0mm
- メス(成体)…体長7.0mm~12.2mm毒を持っています。
ハイイロゴケグモ
- 腹部背面は、真黒のもの、茶色や灰色を基調とするものなど様々で腹部の腹面には特徴的な赤い斑紋がある。
- オス(成体)…体長3.5mm~6.0mm
- メス(成体)…体長7.0mm~12.2mm毒を持っています。
生息場所
- 日当たりの良い暖かい場所で、地面や人工物のあらゆる窪みや穴、裏側、隙間に営巣します。
(例)側溝内、プランターの底、室外機の裏、庭に置いた靴の中など
ゴケグモ類に咬まれないように屋外で作業する場合は、軍手など手袋を着用してください。
習性
- ゴケグモは攻撃性はありませんので、触らなければ、咬まれることはありません。
セアカゴケグモ(背面)
セアカゴケグモ(腹面)
ゴケグモ類を発見した場合は
発見した時は
- ゴケグモ類を見つけても、素手で捕まえたり、触らないように気をつけてください。
- 一匹見つかれば周囲にも潜んでいる可能性があるので、よく確認するなど注意してください。
- 駆除するには家庭用殺虫剤(ピレスロイド系)を噴霧してください。
ゴケグモ類に咬まれたときの対応
症状
- 局所の疼痛、熱感、痒感、紅斑、硬結、区域リンパ節の腫張が生じます。
- 通常は数時間から数日で症状は軽減しますが、時に脱力、頭痛、筋肉痛、不眠などの全身症状が数週間継続することがあります。
- 重症例では、進行性の筋肉麻痺が生じます。
対処
- 咬まれたときは、すみやかに医療機関にご相談ください。
- 重症化した場合は抗毒素血清による治療が必要です。
- 咬んだクモの種類がわかるように、できれば殺したクモを病院へご持参ください。
咬傷例
- ゴケグモ類は攻撃性はありませんが、触ると咬まれることがあります。
- 日本での咬傷例は、主に6月から10月に報告されています。
- 日本ではセアカゴケグモの咬傷例が報告されており、ほとんどが軽症ですが、重症化することもあります。
- 日本ではセアカゴケグモの毒で死亡した例はありませんが、原産国のオーストラリアでは死者が出ています。(血清開発後の死亡例はありません)
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