浜松市営住宅の事後評価結果

浜松市営住宅

平成30年4月1日～令和5年3月31日

名称：中部ガス不動産・日本管財グループ

所在地：愛知県豊橋市広小路三丁目91番地

（代表者）中部ガス不動産株式会社

（構成員）日本管財株式会社

(1) 選定会議の構成

委員長　井熊　久人　浜松市都市整備部長

副委員長　鈴木　祥司　浜松市都市整備部次長

委員　平口　学　浜松市都市整備部住宅課長

委員　木俣　純一
（第三者委員＝静岡県宅地建物取引業協会）

委員　井上　泉
（第三者委員＝静岡県建築士事務所協会）

委員　髙平　めぐみ
（第三者委員＝静岡県弁護士会）

(2) 審査日時

令和3年7月27日（火曜日）　午後2時00分　～　午後4時00分

(3) 評価点　74.5/100点

(1)　施設運営管理方針に関する項目

　ア　施設の性格や目的の理解

5

4.0

　イ　施設への効用が発揮されるものであること

6

4.4

小計

11

8.4

(2)　事業提案（計画）に関する項目

　ア　事業の具体的な取り組み方（機能性）

6

4.7

　イ　施設の管理体制・運営職員の配置（責任性・実行性）

8

5.6

　ウ　適正な管理・経理（明瞭性・規律性）

11

8.0

　エ　安全管理・緊急時への対応（安全性）

11

8.8

　オ　市民サービスの向上・自主事業（独創性）

11

8.5

　カ　環境・障がい者等への配慮（社会貢献）

5

3.4

　キ　平等利用（平等性）

5

3.4

小計

57

42.4

(3)　指定管理者に関する項目

　ア　団体の物的・財政的能力（経営の健全性）

6

4.4

　イ　施設の運営実績（団体の能力）

5

3.9

　ウ　団体の地域貢献（地域の活性化）

6

4.5

小計

17

12.8

(1)　指定管理料に関する項目

15

10.9

小計

15

10.9

合計

100

74.5

(5)　利用状況

浜松市営住宅

　計78団地370棟5,854戸　※入居戸数3,764戸（令和3年4月1日現在)

過去3年間の実績

　※政策空家とは、老朽化した市営住宅の用途廃止や建替事業を行う等のため入居募集を停止している空家

　※令和2年度から、従来の募集期間を限定した「随時募集」に代わり、定期募集で申込みがなかった住戸を通年で受け付ける「常時募集」を導入した。

(6)　事業執行（管理運営）に対する全体的な評価

• 管理者として契約内容に基づき計画されたものは、概ね実行されている。ただし、自主事業がスムーズに全体に拡大されず、サービス向上にはなかなか繋がらない点が見られる。
• 「常時募集」の導入による入居率の向上や自主事業の新たな取り組みなど、業務の熟練度が向上していることを確認した。
• 記録書類に若干の漏れが見られたものの、管理の質の向上がはかられた。特に自主事業において連絡先マグネットシートの作成やハートフルサポーター制度など新しい取り組みがされたことは評価できる。
• 高齢者の増加に対して、自主事業として絵手紙教室や声かけ運動といった取り組みが行われており、住民間のコミュニケーションを促す効果が期待できる。
• 全体的に概ね適正に執行されている。経費削減の努力もうかがわれた。自主事業も新たな企画もあり、積極的な姿勢がうかがわれたが、全団地への実施を視野に入れた上での進め方が見えてこなかった部分もある。未だテスト段階にとどまっていたことも残念であった。
• 様々な業務に対して、コストを見据えた業務改善を進める姿勢がみられ、高く評価できる。

(7)　来年度の事業執行（管理運営）に対する要望、指導事項等

• 管理運営面では一定の水準が構築できているので、自主事業の根本的な発想の転換を望む。これには予算枠をしっかりもてる契約にする必要があるかもしれない。
• 自主事業の新たな取組により、団地に潤いのある空間が垣間見えており、複数年に渡る取り組みにより更なる活性化を図っていただきたい。
• 入居者、特に高齢者の利便性向上についての事業は、自主事業とせず、事業予算の中に組み込んで実施できるようにしたらどうだろうか。また、入居率の低い団地の修繕を少し抑えれば、50万円程度は捻出できるのではないか。
• 市民サービス向上のための自主事業の充実や、入居率向上のための工夫を引き続きお願いしたい。
• 自主事業は良い案を考えていただいていると思うので、多くの団地で実施できるようにし、さらに入居率アップにつながるような広報の仕方等にも工夫してほしい。指定管理者が日々の業務で感じたこと、気づいたことを、随時、問題提起していただき、市と情報共有いただくことで、よりよい管理運営につなげていただきたい。
• 地域コミュニティーについては、団地内運営及び地域との繋がりに大切なものであると考える。自主事業の成果は、すぐに出るものではないが、継続的な取り組みをお願いしたい。

1

提案した事業の不実施

1.5

0.0

2

労働基準監督署からの是正勧告書などの法令違反

1.5

0.0

3

重大な事故又は不祥事

1.0

0.0

4

加入すべき保険の未加入

0.4

0.0

5

事業計画書、事業報告書が指定どおりの内容でない

0.3

0.0

6

事業計画書、事業報告書の提出期限超過

0.3

0.0

合計

-

0.0