更新日:2020年4月30日
DVって何?
DVとは、ドメスティック・バイオレンスの略です。
ドメスティック・バイオレンスとは、配偶者・パートナー(事実婚や元配偶者も含む)など男女間の親密な関係にある人からの暴力のことです。
また、交際相手からの暴力のことをデートDVといいます。
DV・デートDVは人の心と体を傷つける重大な人権侵害行為です。
また、子供にDVを目撃させることは、子供に対して著しい心理的外傷を与えることになり、児童虐待(面前DV)にあたります。
いかなる場合でも許されるものではありません。
暴力の形態
身体的暴力
- 殴る、蹴る、叩く、首を絞める
- 髪の毛を引っ張る
- 物を投げつける
- 刃物などの凶器をからだに突きつける
精神的暴力
- 怒鳴る、ののしる、侮辱する、脅す
- 無視をする
- 携帯電話などの履歴やメールをチェックする
- 友人関係や親戚関係の付き合いを制限する
性的暴力
- 性行為を強要する
- 避妊に協力しない
- アダルトビデオなどを無理やり見せる
経済的暴力
- 生活費を渡さない
- 借金を強要する
- 働きに行くことを過度に制限する
子供を利用した暴力
DVはなぜ起きる?
- 力を持っている人が持っていない人を支配しても良いという考え方
- 問題を解決するためには、暴力を使っても良いという考え方
- 男のくせに、女のくせになど、性別による偏った考え方
DVの影響
被害者への影響
- あざや骨折等のケガ及びその後遺症
- 無力感や自尊心、判断力の低下
- 不眠、イライラ、倦怠感
- 将来への不安、絶望感
子供への影響
- 学校や園生活への不適応
- 友人関係での不具合
- 暴力でいろいろなことを解決しようとする
- 暴力の連鎖(将来、DVの加害者や被害者になる)
こんな時はひとりで悩まないで相談を!
- 家庭内の問題だから人に話しにくい
- 相談したことが相手に知られるのが怖い
- いつかはやさしくなるかもしれない
- 私が悪かったから仕方がない
- 誰もわかってくれる人がいない
- 相手が暴力をふるうのは私を愛しているから
- 子供のために「自分さえ我慢すればよい」
もし身近な人に相談されたら
- 「相談してくれてありがとう」という姿勢で時間をかけて話を聞く
- 相手の不安を受けとめ、「あなたは悪くないよ」と言葉をかける
- 「あなたにも問題があるのよ」と、被害者を責めるような対応はしない
- 興味本位に聞き出したり、第三者に話したりしない
- 被害者の居場所を加害者に知らせない
- 専門の相談窓口があることを伝える