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更新日:2024年3月29日

脚注の一覧

1 対がん10か年総合戦略

昭和56(1981)年にがんが死亡原因の第1位となったことを受け、国は、昭和59(1984)年に「対がん10か年総合戦略」を策定しました。さらに、平成6(1994)年からは「がん克服新10か年戦略」、平成16(2004)年からは「がん率と死亡率の激減」を目指して、「がん研究の推進」、「がん予防の推進」及び「がん医療の向上とそれを支える社会環境の整備」を柱とする「第3次対がん10か年戦略」を推進しています。また、平成26(2014)年からは、「がん研究10か年戦略」に基づき、がん研究の総合的かつ計画的な推進に取り組んでいます。

2 がん対策基本法

基本理念として[1]がんに関する研究の推進と成果の普及、[2]がん医療の均てん化の促進、[3]がん患者の意向を十分尊重したがん医療提供体制の整備の3つが掲げられているとともに、国、地方公共団体、医療保険者、国民及び医師等のそれぞれの責務が規定されています。

3 がん対策加速化プラン

国が、基本計画に示されている分野のうち、特に[1]遅れているため「加速する」ことが重要な分野[2]当該分野を「加速する」ことにより死亡率減少につながる分野について次期基本計画策定までの残された期間で短期集中的に実行すべき具体的施策を明示しました。

4 2次医療圏・西部医療圏

医療法第30条の4第2項第10号に規定された一般的な医療サービスを提供する医療圏を2次保健医療圏といい、浜松市・湖西市で構成される2次保健医療圏を西部保健医療圏といいます。

5 地域がん診療連携拠点病院

「がん診療連携拠点病院の整備に関する指針」に基づいて厚生労働大臣により指定された病院のことです。静岡県では令和5(2023)年4月時点で11病院が指定されており、市内では、聖隷三方原病院、聖隷浜松病院、浜松医科大学医学部附属病院、浜松医療センターが指定されています。

6 年齢調整死亡率

人口構成の異なる地域間の死亡の状況を比較するために用いる指標のことです。

7 AYA世代

Adolescent and Young Adultの略で、おおよそ10歳代半ばから30歳代の思春期及び若年成人のことです。

8 アピアランスケア

医学的・整容的・心理社会的支援を用いて、外見の変化を補完し、外見の変化に起因するがん患者の苦痛を軽減するケアのことです。

9 PDCAサイクル

事業活動における生産管理や品質管理等の管理業務を円滑に進める手法の1つ。Plan(計画)→Do(実行)→Check(検証)→Act(改善)の4段階を繰り返すことによって、業務を継続的に改善します。

10 ゲノム医療

個人のゲノム情報(細胞に含まれるすべての遺伝情報)をもとにして、その人の体質や病状に応じた最適の医療を行うことです。

11 ロボット支援手術

手術支援用のロボットアームを用いた手術のことです。患者に対して痛みや出血といった負担の少ない手術が可能になります。

12 推計患者数

調査日当日に病院、一般診療所、歯科診療所で受療した患者の推計数のことです。

13 全国がん登録

日本でがんと診断されたすべての人のデータを、国で1つにまとめて集計・分析・管理する新しい仕組みのことです。

14 緩和ケア

がんの患者さんの体や心のつらさを和らげ、生活やその人らしさを大切にする考え方です。様々な苦痛について、つらさを和らげる医療やケアを積極的に行い、患者さんと家族の社会生活を含めて支える「緩和ケア」の考え方を早い時期から取り入れていくことで、がんの患者さんと家族の療養生活の質をよりよいものにしていくことができます。

15 ヘリコバクター・ピロリ

胃や小腸に炎症および潰瘍を起こす細菌。また、胃がんやリンパ腫の発生に強く関連していると考えられています。

16 HTLV-1

ヒトに感染するウイルスの一種で、成人T細胞性白血病等の病気の原因となります。

17 ヒトパピローマウイルス

性経験のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされているウイルスのことです。子宮頸がんを始め、肛門がん、膣がん等のがんや尖圭コンジローマ等多くの病気の発生に関わっています。

18 ナッジ理論

行動経済学上、対象者に選択の余地を残しながらも、「行動に至るきっかけの提供」を目的とした、より良い方向に誘導する手法のことです。

19 ICT

Information and Communication Technologyの略でスマートフォン等の通信技術を活用したコミュニケーションのことです。

20 がんゲノム医療連携病院

「がんゲノム医療中核拠点病院等の整備に関する指針」に基づいて厚生労働大臣により指定された病院のことです。静岡県では令和5(2023)年4月時点で7病院が指定されており、市内では、聖隷三方原病院、聖隷浜松病院、浜松医科大学医学部附属病院、浜松医療センターが指定されています。

21 集学的治療

がんの治療法として、手術治療、放射線治療、薬物療法等がありますが、これらを単独で行うのではなく、がんの種類や進行度に応じて、いくつかの療法を組み合わせて最善の治療を行うことです。集学的治療を担う医療機関については、静岡県保健医療計画にて位置づけられています。

22 地域連携クリティカルパス

発症直後の急性期からリハビリテーション等を行う回復期、通院治療や在宅診療を行う維持期まで、地域で切れ目のない治療を受けるために地域の医療機関等で共有される診療計画書のことです。

23 ターミナルケア

延命を目的とした治療をやめ、生活の質の維持・向上を目的とした治療のことです。ターミナルケアを担う医療機関については、静岡県保健医療計画にて位置づけられています。

24 プラットフォーム

医療を提供する医療従事者と利用者である患者が結びつく環境のことです。

25 家族性腫瘍

身体の細胞ががん細胞になることを防いでいるがん抑制遺伝子が、遺伝的に変異してうまく働かないことにより発生するがんの総称のことです。

26 偶発的所見

臨床や研究において、ある疾患の診断や解明のために網羅的な解析を実施したところ、本来の目的である疾患とは全く別の所見が偶然に見つかることです。

27 遺伝カウンセリング

遺伝性疾患等に関する不安や悩みを抱えている人に対して、専門医や遺伝カウンセラーが適切な情報提供を行い、心理的・社会的支援を行うことです。

28 多職種連携

病院の主治医、地域の開業医、訪問看護師、薬剤師、ケアマネージャーなど、がん患者の療養生活を支えるさまざまな職種が一堂に会して顔の見える関係をつくることで、患者に円滑な療養生活を送ってもらうことを目的とした取り組みのことです。

29 カンファレンス

症例検討会のことです。

30 希少がん

人口10万人あたり6例未満と発生頻度が低く、症例がないために診断・治療等、診療上の課題が他の頻度が多いがんに比べて大きいがんの総称のことです。

31 原発不明がん

転移したがんがあるとわかっていても、最初にどこから発生したかわからないがんの総称のことです。

32 がん薬物療法専門医

日本臨床腫瘍学会が認定する専門医。がんに対する薬物療法において高度な知識や技量、経験を持つ医師のことです。

33 がん看護専門看護師

日本看護協会が認定する、がん患者の身体的・精神的苦痛を理解し、患者やその家族に対してQOLの視点に立った、水準の高い看護を提供する看護師のことです。

34 がん化学療法看護認定看護師

日本看護協会が認定する、がん薬物療法薬の安全な取り扱いと適切な投与管理、副作用症状の緩和及びセルフケア支援等に関する熟練した看護技術と知識を持つ看護師のことです。

35 免疫療法

免疫を担当する細胞をいくつかの方法で活性化させて、生体に本来備わっている免疫力でがん細胞の増殖を抑えたり、がん細胞を死滅させる治療のことです。

36 分子標的薬

がん細胞の特徴を分子レベルで捉えて攻撃する薬剤のことです。

37 抗体薬物複合体

抗体に抗がん剤などの薬を付加したものの総称です。抗体が特定の分子を持つがん細胞に結合する性質を利用して、薬を直接がん細胞まで運び、そこで薬を放出することで治療効果を発揮します。

38 がんサロン

患者やその家族等、同じ立場の人が、がんのことを含めて気軽に語り合う交流の場のことです。

39 臨床治験

患新しい治療法について、その効果や安全性を確認するために行われる、人を対象とした試験のことです。

40 がん遺伝子パネル検査

がんに関連する複数の遺伝子異常を一括で調べる検査のことです。

41 チーム医療

多職種の医療スタッフが各々の高い専門性を前提とし、目的と情報を共有し、業務を分担するとともに互いに連携・補完しあい、患者の状況に的確に対応した医療を提供する体制のことです。

42 支持療法

がんそのものによる症状やがん治療に伴う副作用・合併症・後遺症による症状を軽減させるための予防、治療及びケアのことです。

43 リンパ浮腫

がんの治療による後遺症の一つで、手術時のリンパ節の切除や放射線治療等によって、リンパ液の流れが停滞し腕や脚がむくむことです。

44 マイクロサージャリー

手術用ルーペや手術用顕微鏡を用いて微細な手術を行う技術の総称のことです。

45 遺伝相談外来

遺伝医学の専門的な知識を持った医師や遺伝カウンセラーが相談に応じる外来のことです。

46 CT

Computerized tomographyの略で、身体の周りからX戦をあて、身体を通過したX線情報をコンピューターで解析し、全身の断層写真を得る検査のことです。

47 FDG-PET

がん細胞は正常な細胞より多くのFDG(フルオロデオキシグルコース)を取り込むという性質を利用し、静脈から注入したFDGの分布を画像にする検査のことです。がんの有無、がんの位置や広がりを診断することが可能です。

48 バイオマーカー

タンパク質や遺伝子などの生体内の物質で、病状の変化や治療の効果の指標となるものの総称のことです。

49 低侵襲手術

患者にとって痛みや出血といった負担の少ない手術のことです。

50 インターベンショナル治療

痛みの治療において、身体にブロック針を刺すなど、侵襲が加わる療法の総称のことです。薬物療法のみでは疼痛管理が難しい方へ施行されることがあります。

51 ホスピス病棟

終末期のがん患者を主な対象とし、体と心の苦痛緩和のための治療とケアを行う病棟のことです。

52 社会的人材リソース

関係学会等によるがんの相談支援・情報提供に関する一定の研修を受け、必要に応じ、がん患者やその家族等に対し、拠点病院等のがん相談支援センターを紹介できる地域の人材等のことです。

53 ACP(アドバンス・ケア・プランニング)

人生の最終段階に自分が希望する医療やケアを受けるために、大切にしていることや希望していることを事前に自分で考え、家族や医療・ケアチームと繰り返し話し合い、共有する取り組みのことです。人生会議とも呼ばれています。

54 サニタリーボックス

使用済みの生理用品を破棄する目的でトイレに設置するごみ箱のことです。

55 医療用麻薬

脊髄や脳の痛みを伝える神経組織にあるオピオイド受容体と呼ばれる部位に作用して痛みを止める薬の総称のことです。

56 がん検診受診率

本計画における対象者数は、全体の対象者のうち40歳から69歳まで(子宮がんについては、20歳から69歳まで)とし、人口-(就業者数-農林水産業従事者数)で算出しています。子宮がん、乳がん検診については、2年に1回の受診が推奨されているため、当該年度と前年度の受診者数の合計に基づく受診率としています。

57 がん精密検査受診率

本計画における対象者数は、がん検診で精密検査が必要と判定された方のうち40歳から69歳まで(子宮がんについては、20歳から69歳まで)としています。

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浜松市役所健康福祉部健康医療課

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