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更新日:2014年8月22日

平成26年度 第4回浜北区協議会 議事要点

開催日時:平成26年7月31日(木曜日) 午後3時~5時05分
開催場所:浜北区役所 3階 大会議室

次第

開会

議事

(1) 諮問事項
 ア 子ども・子育て支援新制度に伴う市立幼稚園の再編について

(2) 協議事項
 ア 平成26年度浜松市市民活動表彰 区長賞候補団体について

 イ 私の浜北発表会事業について

その他

(1) その他
(2) 次回の開催予定

閉会

1 開会

2 議事

 はじめに、本日は諮問事項で議論が予想されるので、議事の順序を入れ替えて、先に(2)の協議事項2件を協議したいと思います。

(2) 協議事項

ア 平成26年度浜松市市民活動表彰 区長賞候補団体について

 ≪区振興課から説明≫

 ~平成26年度浜松市市民活動表彰区長賞候補団体として、浜北万葉食研究会「月草の会」を推薦することを説明~

 

(川上正芳 会長)

 ただいま、区振興課から説明がありましたが、この件については原案のとおり承認するということでよろしいでしょうか。

 

~異議なし~

 

イ 私の浜北発表会事業について

 ≪区振興課から説明≫

~平成25年度の浜北区協議会小委員会「地域力向上事業検討委員会」で提言された「私の浜北発表会」事業について、五部会校長会への説明の経緯と、今年度の実施は困難であるが、アンケートへの協力や学習発表会の参観であれば可能であるとの回答があったことを説明~

 

(川上正芳 会長)

 私の浜北発表会については今年度の実施が難しいようですが、代案として提案がありましたアンケートを今年度に実施した上で、その内容を見て来年度に発表会を行えるよう調整していくことがいいかと思いますが、いかがでしょうか。

 

(村松辰芳 委員)

 私は、昨年度の区協議会小委員会のメンバーのひとりです。この提案についてはそれなりの重みを持って提案させていただきましたので、発表会は困難であるという、これだけで片付けられてしまうのは大変不快です。私の浜北発表会というのは、五部会校長会から提案のあったアンケートや学習発表会とは意味が違います。過去にあった弁論大会や主張大会のように、「私の考える浜北の郷土」について、各校を代表して弁舌を競うという趣旨でした。今年度ではなくても構いませんので、もう少し真剣に取組んで、実施していただきたいと思います。

 

(区振興課)

 五部会校長会へは、昨年度に初めてお話をさせていただきました。今年度に入り、五部会校長会のメンバーも替わったということで、区内の11校を回って説明をし、ご意見をいただきました。その結果、学校は授業が立て込んでいて、いきなりこの事業を入れ込むのは難しいというのが総意でした。ただ、その中でご提言いただいたことが、今年度はアンケートなら協力できるということでした。今年度中の早い時期にお話があれば、来年度以降の実施について校長会としても考えていくというお話でしたので、今後に向けて十分に話をしていきたいと考えています。

 

(鈴木博 委員)

 実施が困難という理由のひとつに、発表会というものはどういう場で、どういう人を対象にしているのか、一般の参加者を募るのかなど、詳しいことが明確になっていなかったのではないかと思います。どう説明したのかを教えてください。

 また、毎年行うのではなく、来年度は合併後10周年を迎えますので、10周年記念事業だということで、毎年やるものではないと、協力をお願いしたらいかがでしょうか。

 アンケートの実施や学習発表会への参観についても、本来の趣旨とはずれてしまうかもしれませんが、来年度に発表会を実施するための布石となるならば、行ってもいいのではないかと思います。

 

(市川孝雄 委員)

 学校というところは、4月には教育計画の年間計画を出してあります。そこへこの事業をすり入れてもらうわけですが、例えば総合学習で研究したことを発表してほしいと言っても、ある程度計画的にやっていく必要があります。また、「私の浜北発表会」というのは非常に抽象的な内容で、学校は困惑してしまいます。以前、子ども議会というのがありましたが、それと同じように行政が主体性を持って、「地域のこういうところが好きで、このように関わっている」といったような具体的なイメージを学校へ投げていくべきです。校長会は連絡調整機関ですので、企画をお願いするというのは無理な話です。来年度に行う予定ならば、学校の年間計画を作る前に、その中に入れていただくよう話をしていけばうまくいくのではないかと思います。

 

(区振興課)

 市川委員がおっしゃった内容について、同じことが校長先生方からもありました。各校長先生とお話をする中で、それぞれの事情をお聞きしましたので、それらを踏まえて、原案の趣旨に近い形で実現できるように、今後調整をしていきたいと思います。今年度については、校長先生方から前向きな提案をいただきましたので、来年度の実施に資するようなものを行っていきたいと考えています。

 

(川上正芳 会長)

 今後、具体的な提案をいただきながら、よりよいものにしていくということでお願いします。

 

(1) 諮問事項

ア 子ども・子育て支援新制度に伴う市立幼稚園の再編について

≪教育総務課から説明≫

~地域における幼児期の学校教育・保育環境、施設の実態等を踏まえ、平成29年度末に13園の閉園を計画すること、存続予定の市立幼稚園の中から12園を、平成30年度をめどに認定こども園へ移行していくことを説明。(浜北区において、閉園を計画する園:平口幼稚園、北浜北幼稚園、上島幼稚園、赤佐幼稚園 認定こども園への移行を検討する園:中瀬幼稚園、赤佐西幼稚園、内野幼稚園)~

 

(川上正芳 会長)

 質疑に入る前に確認をしたいのですが、説明の中で園児募集の関係で閉園の問題だけを先にしているとありましたが、教育委員会としてのこの提案は全体の計画の一部に過ぎないということですね。教育委員会の決定は、市の全体の計画からすればひとつの内案にすぎないというように受け取れますが、その辺はどうなんでしょうか。

 

(教育総務課)

 全体の計画に相当するものは、今年度の秋に「子ども・子育て支援事業計画」というものがパブリックコメントにかけられる予定です。現在はこの計画案を作成している最中です。計画の中では提供区域ごとの幼児教育や保育のニーズを求める需用と、それに対して幼稚園、保育園、認定こども園等の供給がどの程度になるのかということを全体像としてお示しする予定です。その案ができあがるのが秋になりますが、それを待ってから市立幼稚園の園児募集をかけるというのが難しいため、市立幼稚園の再編については先に諮問をお願いしています。

 

(川上正芳 会長)

 閉園の決定というのは、事業計画の中で最終的に決定されるということではないということですか。

 

(教育総務課)

 答申の内容にもよりますが、仮に諮問しているとおりに答申をいただいた場合、29年度末で13の市立幼稚園が閉園するということを5年間の事業計画に盛り込む形となります。事業計画を作るにあたってのひとつの大きな前提としての答申を8月末までに頂戴したいということです。

 

(川上正芳 会長)

 事業計画ができるまでは、まだ正式な決定ではないということになるわけですね。教育委員会で閉園問題を先に決定してしまうということができるのかどうかをお伺いしたいです。

 

(教育総務課)

 手続上は最終的には幼稚園条例を改正するということになりますが、閉園についての実質的な意思決定をするということです。

 

(川上正芳 会長)

 事務的な手続だけで、性急に結論を出すことが妥当かどうかということです。

 他に意見がある方はお願いします。

 

(村松辰芳 委員)

 全体の事業計画が明示されていないのに、まず閉園ありきというのは、コストカットが優先となっており、そこに子どもの情操というのに対しての配慮がありません。まず初めに全体構想を決めてから、どうしたらいいのか市民へ提示するというのが穏当の手続であるのに、今回は手続が先行していて疑問に思います。

 上島幼稚園や北浜北幼稚園については、閉園を計画する一番の理由が、同じ小学校区内に2園あるからです。1つを閉園するために遠くまで通わなければいけなくなるということが、果たして子どもにとっていいのか悪いのかを考えていただきたいです。財政的な観点ではなく、教育的観点から再検討をお願いしたいと思います。

 

(市川孝雄 委員)

 スケジュール的に困るのなら、28年度の園児募集までに引き伸ばせばいいではないですか。

 今議論しているのは市立幼稚園についてです。国の制度が変わるので、それを契機に捉えているだけであって、市立幼稚園の設置者は浜松市ですから、市が独自で判断すればいいことです。非常に大きな問題を、全体像が決まる前に諮問するというのはあまりにも乱暴な話だと思います。

 

(鈴木博 委員)

 閉園する園の条件として、「同一小学校区に市立幼稚園が2園あること」と、「園児や保護者にとって、幼児期の教育環境の向上が見込まれる園が近隣にあること」という2点があったはずです。しかし1点目の理由ばかりで、2点目に関しての検討結果や説明がありません。どの市立幼稚園も地域の人にとっては愛着がありますし、そこに幼稚園があるから引越して来た人もいるはずです。それが3、4キロも離れたところへ車で通うとなるのは、理由があるとしても、子育て支援が課題となっている時代に逆行をしていると思います。それに加えて、保護者や地域の理解が必要と書かれていますが、全く理解は得られていないです。

 29年度がリミットだから来年までに変えたい、だから10月の園児募集に間に合わせたいということと、その地域で日々生活をしている幼稚園児や保護者の人の生活のどちらが大事かは、わかりきったことです。今の状況では厳しい答申を出さざるを得ないと思います。

 

(山下勝康 委員)

 区協議会委員というのは責任が重いものだと感じています。市立幼稚園のことについてですが、私自身が幼稚園を利用しているわけではありませんし、利用している人たちが実際にどう思っているのかはわかりません。私は上島幼稚園の関係ですので、今度上島幼稚園を利用している全員に集まってもらいます。そこで初めて生の声が聞けます。それを次回、実際の生の声だということで出して、皆さんに検討していただきたいと思います。利用者の声なしに、机上だけで13園が閉園となっても、私たちは責任を持てませんし、そのような声を聞かずに決めてしまうのは拙速すぎます。もっと地元の意見を聞いてくれませんか。

 

(髙栁春男 委員)

事業の概要の中に、「『市立幼稚園再編の考え方』に基づき」とありますが、この考え方がどういったものなのか、まず理解されていないと思います。また、「園児が多くの集団の中で生活することは、質の高い幼児期の学校教育・保育を受けられる面が期待できる」とありますが、人数が多くなれば質の高い教育が本当に受けられるのかが疑問です。他に、幼児期の教育をどうしていくか、どういったものが質の高い教育なのかについても明記されていません。それについてお聞かせください。

資料の背景のところには市立幼稚園の園児数は年々減少していると書いてありますが、浜北区では増えているところもあります。市全体では減少しているかもしれませんが、この区協議会で議論するのは、浜北区のことです。このような資料で、理解が得られるような説明もなしに、答申をお願いしますというのは全く失礼な話だと思います。

 

(教育総務課)

 質の高い教育についてお答えします。浜松市では現在、市立幼稚園を中心として幼児教育の充実と基本的な力を身につけるということで、心を豊かに育むという教育に取組んでいます。この教育を私立幼稚園や認定こども園、保育所を含めて広げていきたいと考えています。

 また、認定こども園へ移行することで、待機児童の解消にもつながり、質の高い教育・保育に近づいていけるかと考えます。

 

(河村敏子 委員)

 そういう言い方をすると、今の幼児教育は質が低いという風に受け取れますが、決してそうではありませんし、その言い方には違和感があります。

 今、国全体に言えることですが、子育て支援を優先にするということや、働く保護者を後押しするという面が全然見えません。

 通園距離が長くなるということで、第二子、第三子を考える保護者の方が、近くに幼稚園があったり、私立が充実していたりする区へ移動してしまったら、何にもならないです。

 

(鶴田則子 委員)

 今日、閉園する4つの園を視察して感じたことですが、外見だけではありますが、こういう幼稚園だったら子どもも楽しいだろうし、環境もいいと感じました。保護者のニーズには合わない部分もあるかと思いますが、教育面では伸び伸びと自然の中で育てられます。せっかくいい環境に幼稚園があるのだから、他の区からも来てもらえるように、保護者のニーズに合わせていく市立幼稚園があってもいいのではないかと思います。

 また、同一小学校区に初めから2園があったわけではないので、途中で2園に増えた理由もあると思います。そういうところも考えてほしいと思います。

 

(教育総務課)

 市立幼稚園の園児数が、浜北区では増えているのではないかというお話がありました。確かに人数は増えていますが、現在は保育ニーズが非常に高く、保育所の設置が望まれています。それに対応するため市では、浜北区内に来年、再来年と合わせて新たに4箇所の保育所の整備を進めています。保育所が増えればその分、幼稚園に対するニーズは減少します。ただ、幼稚園についても、一時預かり保育の対応が求められていると思いますので、今後、整備をしていきたいと考えています。

 

(村松辰芳 委員)

 待機児童の解消の問題と、幼稚園に保育機能を併設するという考え方ですが、それは閉園して再編することによってしかできないということではないと思います。例えば、一時預かりであれば、保育に長けた幼稚園のOBの先生やシルバーの方にお願いするという方法もありますし、それは地域の人材の活用にもつながります。そういう工夫を各園で行えば、解消できる問題だと思います。

 むしろ、閉園や再編のほうは費用がかかる割に、得られる結果は少ないと感じます。かえって通園中の交通事故などの弊害のほうが多いのではないかと思います。

 

(松島芳隆 委員)

 3点あります。1点目は、これまでに閉園に関わる幼稚園の地域の方や保護者の方とどれくらいの会話並びに議論をされましたか。

 2点目、7月22日に市民文教委員会でこの議案が出されましたが、どのような内容で進められたかを、差し支えなければ教えてください。

 3点目、先月の区協議会が終わった後に、新聞報道がされ、保護者の方たちは大きな驚きと怒りを感じられたと思います。多くの方たちが要望書並びに署名運動に一生懸命走っています。なぜその人たちがそこまでやるかというと、みんなその幼稚園の方針を気に入って選んでいるからです。そこを理解して、保護者と地域の人が納得できるような話にもっていっていただきたいと思います。

 また、浜北区の私立幼稚園は700人という大規模な幼稚園となってしまっています。しかし、あそこには、それだけ子どもたちが集まる魅力があるということを市の幼稚園の人たちも考えていただきたいと思います。

 

(教育総務課)

 1点目ですが、閉園を計画する対象となった13の園の保護者への説明と意見交換会についてはひととおり終わりました。地域の方については、保護者と一緒に行ったところもありますし、地域は別で説明会等を開いているところもあり、今後さらに重ねていきたいと思っています。

 2点目について、市民文教委員会では3人の議員からご意見、ご質問もいただきました。一人目の議員からは、私立幼稚園がたくさんある地域ならいいが、浜北区、天竜区、北区のように市立幼稚園がほとんどのところは非常に理解がしがたいという意見と、預かり保育等、努力することによって市立幼稚園でも十分に園児数の増加が図られるのではないかという意見、今回の進め方については、拙速であり、地域の事情をもっと考慮すべきであるとの意見をいただきました。

 二人目の議員からは、候補として挙がった13園の地域、保護者の方とのやりとりの進捗状況についての質問と、今回の計画について賛成の声や反対の声はあるのか、また、どういった意見があったかという質問を頂きました。それに対しては、「地域の幼稚園をなくさないでほしい」「再編の理由が理解できない」「なぜこの園が選ばれたのか」といった反対意見があったとお答えしました。

 三人目の議員からは、中山間地のことを前提としていましたが、通園方法の見直しにより通園距離が長くなった場合、スクールバスを運行する予定があるのかという質問をいただきました。それに対しては、要望に基づいて検討するということでお答えしました。

 

(松島芳隆 委員)

 どうしてこのような質問をしたかというと、区協議会でも保護者の間でも、いろいろな人たちの話を聞いても、やはり賛成の声は聞きません。先ほど保護者との意見交換会は終わったと言いましたが、そこで理解を得られたならいいですが、得られていないのならば、回数を増やすなりして同意を求めていくという市の姿勢が大事だと思います。我々を納得させるよりも、地域や保護者の方を納得させる行動をとっていただきたいと思います。

 

(松井里司 委員)

 私は赤佐の地区にいますが、仮に赤佐幼稚園が閉園となったら、赤佐西幼稚園しか選択肢がありません。これは選択ではなく、半ば強制的です。現在一人目が赤佐幼稚園に通っていたとしても、二人目は赤佐西幼稚園を選ばざるを得なくなります。それが本当に教育的にいいことなのでしょうか。

 あまり比較するのはよくありませんが、赤佐西幼稚園は昭和51年に建てられたもので、赤佐幼稚園はその6年後の昭和57年に建てられたものです。運動場も赤佐幼稚園は赤佐西幼稚園よりも2、3割広く、敷地も若干広いです。環境を見れば、赤佐西幼稚園は近くにパチンコ店やスーパーがあり、不特定多数の人が往来します。それに対して赤佐幼稚園は、於呂神社の前なので、参拝客のほかは近隣の方たちが散歩をしていて、ある意味では見守りもされています。だからと言って、赤佐西幼稚園なら閉園していいということは言えませんが、ただ、赤佐幼稚園が対象になったのはどういう基準なのかが全く理解されません。

 市立でも私立でも、近隣に選択できるところがあり、その選択をした上で閉園を検討するというのが順番であるのに、今回の話は閉園が前提となっていて、到底受入れられません。

 

(袴田矩嘉 委員)

 閉園を検討する背景として、市立幼稚園の園児数が減少しているということが大きな問題になっていると思います。待機児童が増える一方で、市立幼稚園の園児数が減っているということは、保護者のニーズや希望に応えていないということが要因だと考えられます。実際に、幼稚園は9時前に送っていって、15時前には引き取りに行かなければならない。そうすると、保護者は十分には働けません。働こうとすれば、自然と保育所という選択になります。

 認定こども園を少しでも早くできるだけ多く整備すれば、市立幼稚園の園児数も増えると思います。その結果を見てから閉園を考えるというのでも遅くはないと思います。

 

(鈴木隆広 委員)

 幼稚園への送迎は、ほとんどの保護者が車で来ています。幼稚園の駐車場では足りないため、近隣の知り合いに借りている状態ですが、だんだん貸してくれるところも減ってきています。そのような現状で、もっと園児数が増加すれば、車の台数ももっと増えます。そういったところの、地域への対応についても考えていただきたいと思います。

 入園説明会が始まったところもありますが、来年度入園する人たちへの対応についてはどのように行っていますか。

 

(教育総務課)

 再編の計画については、実際に在園中の保護者の方たちと同様に、チラシをお渡し、新制度についての説明をしている状況です。

 

(鈴木隆広 委員)

 来年度に入園するお子さんの下にまだお子さんがいる場合、例えば2年後に下の子を入園させたいと考えている保護者もいると思いますが、そういった方への対応はどうなっていますか。

 

(教育総務課)

 28年度以降に入園を希望する方への対応について、万が一29年度末に閉園をするという場合ですが、27年度は園児募集を行うということで決定しています。28年度、29年度については、「28年度についても募集を行ってほしい」という意見や、「募集したとしても逆に来ないのではないか」「人数が少なくなった場合にはどう対応するのか」といったいろいろなご意見がありますので、そのご意見を聞きながら、27年度の入園募集を行う今年の10月までには決定をしたいと考えています。

 

(鈴木和代 委員)

 市立幼稚園の保護者の方のお話を聞くことも大切だと思いますが、私立幼稚園の保護者の方たちに、どうして市立ではなく私立を選んでいるのかを聞いていただけたらいいと思います。

 その話を参考に、例えば、市立で民営を考えたり、駐車場の問題についてもバスで通園したりということを考えてもいいと思います。また、幼稚園へ通わせるなら、10時から14時だけでもしっかり見てもらいたいです。その時間だけでも働けたらだいぶ違いますので、そうしてもらえれば市立幼稚園へ通わせる人も増えると思います。

 認定こども園についてですが、今現在、市立幼稚園で働いている先生の中で幼稚園教諭と保育士の資格の両方を持っている人はどれくらいいますか。どの資料を見ても認定こども園の実像がはっきりしない上に、両方の資格が必要となると職員の数も足りていくのか心配です。

 

(教育総務課)

 市立幼稚園で働いている職員のうち、保育士の資格を持っている人は、約75%です。それ以外の職員については、幼稚園教諭の免許だけということになっています。 

 

(市川孝雄 委員)

 赤佐幼稚園は現在70人の園児がいます。事業の概要の中に「多くの集団の中で生活することは、質の高い幼児期の学校教育・保育を受けられる」とありますが、これは数人しか園児がいない園なら当てはまりますが、北浜北幼稚園は40人前後ですが、十分に質の高い幼児教育が得られていますし、集団が小さいから質が低いということにはならないと思います。それに70人いる赤佐幼稚園は園児数が少ないと言えるのかという話になります。

 赤佐幼稚園の園児数が他と比べて多いのは、預かり保育を行っているからです。預かり保育だけでこれだけ人数が増えるわけですから、閉園の対象となった他の3園についても預かり保育の充実を行えば、園児の増加が期待できます。そういう方法を追求しないでなぜ閉園なのでしょうか。

 働く母親が増えているのだから、朝から夕方まで見てもらうことを望む人が増えることは当然です。それに対応するために認定こども園化を進めるのはいいと思いますが、それとは全く違う閉園の問題をセットでもってくるから矛盾が生じるのです。保護者や地域の人の理解が必要とありますが、要望書も出ましたし、理解なんて得られていません。

 この計画をこのまま進めていけば、子育てを応援し、支援する施設をつくる教育委員会が、保護者や地域の方と全く乖離した方向へ進むことになります。教育委員会は、子どもや保護者の立場に立って進めるのが筋ではないのでしょうか。

 

(教育総務課)

 皆様からのご意見をいただき、ごもっともだと思っています。

 閉園ありきというお言葉も出ていますが、今回は諮問ですので、次回答申をいただき、その内容を見て、最終的な具体的な判断を教育委員会として決めていきたいと思います。地域の方のご理解なしに独断で進めていくということはいたしません。ただ、この再編計画は教育委員会で承認を受けてお諮りしていますので、この場で軽率に申し上げられない部分もありますが、慎重に考えていきたいと思っていますということだけお伝えします。

 

(川上正芳 会長)

 教育委員会だけでこの問題を決定していいのかということがあります。市として本来どうあるべきか、というところの議論はなされなければならないはずです。閉園となれば幼稚園条例の改正が出てきますし、そのためには議会にもかけなければなりません。そういった手続を踏まないで、閉園の決定をしていくということが妥当なのでしょうか。

 

(教育総務課)

 教育委員会で議論するにあたっては、議会等々にお諮りしながら、ということになります。最終的な手続として教育委員会ということを申し上げました。

 

(川上正芳 会長)

 時間も経ちましたので、この辺で議論を打ち切らせていただきます。皆さんから積極的な意見をいただきましたので、次回の答申について、答申をこの時期に出していいのかどうかを含めて議論していきたいと思います。

 

 

3 その他

(1) その他

~川上会長から7月8日に開催された第1回区協議会会長会議について報告~

 

(2) 次回の開催日程について

~次回の会議について、平成26年8月21日(木曜日)の午後1時30分から浜北区役所3階大会議室にて開催することを確認~

 

 

4 閉会

 

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