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更新日:2022年10月17日

令和4年度 第5回浜北区協議会 議事要点

開催日時:令和4年8月25日(木曜日)午後1時30分~午後2時40分

開催場所:浜北区役所3階大会議室

次第

開会

議事

(1)協議事項

いわゆる「ごみ屋敷」に関する条例の検討について 【資料1】

(2)報告事項

協働センターを核とした地域課題解決事業について(1件)【資料2】

その他

(1)その他

(2)次回開催日程について

閉会 

開会

(大石静夫 会長)

本日の会議の会議録署名委員を、室内久芳委員、山下勝康委員にお願いします。

議事

(1)協議事項

いわゆる「ごみ屋敷」に関する条例の検討について

≪環境政策課から説明≫

(大石静夫 会長)

ご説明いただきました内容について、ご意見ご質問等ありましたら、お願いします。

(川嶋弘美 委員)

この条例の方向性を知りたいです。ご本人が行き詰まって、ごみ屋敷になってしまっていると思いますが、「救ってあげたい」という方向なのか、「ごみ屋敷は困る」という、外圧的なことで、周囲の方たちを中心に考えた方向なのか、どちらでしょうか。もう一点、罰則を作って従ってもらうのは、解決に繋がらない気がします。そうならないために、専門家の方への相談等に費用や時間がかかると思いますが、資料から詳細が分からないので教えてください。

(環境政策課)

本人・周囲のどちらを向いているかについてですが、きっかけとしては、周辺の生活環境に問題があるということで条例を定めていく形ですが、周囲の方たちのことだけを考えている訳ではなく、本人への支援を対応の基本とし、どちらも救い、お互いに問題ない状態になることが、この条例の目指すところになります。

罰則については検討中ですが、他の自治体でも罰則まで適用した話はほとんど聞きません。対応困難な事態が生じたこと場合を想定して定めています。

どのくらいの時間がかかるか等については、基本的には数年かかる案件もあると考えています。支援に入ってからご本人に納得してもらうまでには時間がかかります。周りの方がごみだと思っても、ご自身にとっては財産・宝物と思う方もいます。そのような方は片づけても不安になることがあるので、心のケアもしながら支援を続け、ご自身が納得されたらすぐに動ける体制を用意しておこうと考えています。急いで行政代執行の措置をとるのではなく、まずは支援からゆっくり入り、数年かかっても解決に導いていくことを考えています。

(川嶋弘美 委員)

報道等にあるような厳しい措置のイメージがありましたが、思いやりの感じられる支援ということが分かりました。一人一人の気持ちが優しくなると順調にいく条例になると思います。

(金井真吾 委員)

資料に「ごみ屋敷」の状況について記載があり、15件あったものが少しずつ減っているようですが、どのくらい問い合わせがあり、どのくらいの時間をかけて解決し、残りの11件のうち時間のかかりそうなものが、どのくらいあるのか教えてください。もう一点、今年の5月に統一的な対応ができるようにマニュアルが作成されたようですが、マニュアルの効果を検証せず、さらに条例の制定となったことに疑問を感じます。マニュアルを作成したことによる効果を教えてください。

(環境政策課)

解消件数の補足になりますが、市からのアプローチではない部分もあります。ご本人が亡くなったり、施設に入所された後、ご親族や関係者の方に片づけていただいたものがあります。施設入所に関しては、支援が入っていると思われますが、5月からのマニュアルによるごみ屋敷対策により解消したのではなく、自然減少という形になるものもあります。今回示した件数は、市に相談があり未解決のものになり、これまでの対応が困難である案件であるので、これは時間をかけて対応することのなると思われます。

マニュアルの検証についてですが、マニュアル自体、作った段階ですので、「ごみ屋敷」対策会議まで進めている案件が今のところありません。色々な情報を集めて「ごみ屋敷」対策会議を開催し、9月中には残りの11件について考えていく予定です。確かに、マニュアルの検証をしないまま、条例の制定となりますが、マニュアルは、「まずやれることからやっていこう」というところから進めています。基本的にはマニュアルの中で対応していくことになり、条例では、マニュアルで定められない法的根拠が必要な内容を規定するという位置づけになります。

(金井真吾 委員)

条例の必要性が分かりました。これから資料もブラッシュアップされ、より分かりやすくなると思います。

(川島隆夫 委員)

支援から入るのは大変良いことだと思います。マニュアルの件ですが、実証されていないこともあるようです。「家庭ごみ有料化」を例に出しますと、すでに有料化が既定の事実のようになっていて、「ごみ屋敷」の問題も同様な心配があります。条例を作って、強制的な動きに走りがちなので、マニュアルをしっかり実証し、成果が出た後に条例を制定してほしいです。長い目で見て「良かった」というものにしていただきたいです。

(環境政策課)

マニュアルについては、進め方等集積しながら、ブラッシュアップしていきたいと考えています。条例についてですが、措置等の運用に関しても慎重に行っていきます。支援を打ち出すことにより市民の方にもご理解をいただきたいところもあります。説明で使わせていただく地域で困っている人というのは、ご本人が困っているというところもありますので、皆様と協力していきながらということも込めて条例を作りたいと考えています。

(川島隆夫 委員)

一般的に「ごみ屋敷」と報道されるような形のごみ屋敷ではなく、私たちと同じように生活している方で、ごみが出てしまうという話も聞きますので、ぜひ支援からお願いしたいと思います。

(西村恭一 委員)

ごみ屋敷に関して「非常に困っている」という実状があり、条例制定の検討を始めていると思いますが、いつまでに条例化を目指しているのですか。

(環境政策課)

条例制定へのスケジュールですが、議会での審議が令和5年3月以降となっています。条例案の検討の中で、パブリック・コメントの実施等しながら進めていき、令和5年6月に条例を制定したいと考えています。

(西村恭一 委員)

いじめの教育問題があった際、非常に対応が遅れ、浜松市が問題になった例があるので、スピード感をもって進めていただきたいです。強制的になって心配な部分もありますが、多くの地域で「ごみ屋敷」に困っている現状があり、先進市の事例もありますので、参考にしながら来年6月を目指してスピーディーに進めていってください。

(波多野友美 委員)

現在、片付けに関する仕事をしており、色々なお宅に伺っていますが、処置(片付け)はとても簡単ですが、その前の支援が非常に難しいです。実際、依頼がくるのは片づけたい・生活を変えたいという方からですが、一緒に片づけていると全部欲しいものになってしまうこともあります。他から見て明らかにごみなので、ご本人にも説得してごみだと認識してもらうのには無理があり、それぞれ事情も異なり同じケースがない中、心への寄り添い方等、マニュアルが実現するのか疑問になります。敷地内は綺麗でも、家の中に入るとごみが積みあがっているお宅もたくさんありますが、どこまで踏み込んで対応するのか等、合わせてマニュアルの作り方を教えてください。

(環境政策課)

支援についてのマニュアルは非常に難しいと思います。多様なケースに合わせて進めていかなくてはなりません。その方の事情・考え方・周りの環境等、その場その場で考えていくしかありません。時間はかかるかもしれませんが、基本的には回を重ね、見守りをしながら気持ちに合わせてすぐに対応できるようにしていきたいと考えています。条例の対象範囲は敷地の内外かについては、もう少し細かい要綱等で定めたいと考えています。今回の条例は周辺の生活環境に課題があるものと考えているため、例えば、外は綺麗でも、中にごみが堆積していて、外へ悪臭が漏れている状況であれば、周辺の生活環境に問題があるということで、条例の対象になりますが、周辺に影響がない場合には条例の対象から外そうと考えています。

(平松昇 委員)

今回の資料の件数に入っていないと思いますが、私の自治会に、家はなくて土地だけあり、ごみ捨て場になっているところがあります。持ち込んだ粗大ごみ等が山積みになり、ご近所の方が迷惑しているという相談から、遠方の持ち主のところへお願いに行きましたが、綺麗にならないケースがあります。「ごみ屋敷」は家屋が前提ですが、場合によっては別に持っている土地にごみを堆積させている例もあるかと思いますので、ぜひ目を向けていただきたいと思います。

(環境政策課)

今回、条例の対象として、住居から離れて使用している土地、例えば、自宅から離れたところにある駐車場等も対象にすると考えています。何もない空地に、物を捨てられている・物が置いてあるとなると、不法投棄等の問題も考えられるので、市の対応としては問題の原因を精査して、どの法律で対応したらよいか検討して進めていく形になると思います。

(平松昇 委員)

今のような例が実際にありましたので、配慮をお願いします。

(大石静夫 会長)

この辺で質問・意見を打ち切ります。皆さんから出された意見を参考にして進めていただきたいと思います。

(2)報告事項

協働センターを核とした地域課題解決事業について(1件)

≪まちづくり推進課から説明≫

(大石静夫 会長)

ご説明いただきました内容について、ご意見ご質問等ありましたら、お願いします。

(村木惠子 委員)

紙芝居はいくつ作成しますか。予算額はどのくらいで、委託になりますか。資料の中に戦争体験者からの情報をもとに紙芝居を制作し、「平和の大切さを改めて認識することができる」とありますが、昨年度発行した小冊子から作る紙芝居と、戦争体験者の話から作る紙芝居とは別のものになるのでしょうか。

(まちづくり推進課)

昔話については3作品、戦争関係のものは3作品、合計6作品計画していて、予算は10万円予定しています。作品を作っていただく委託の形式になります。小冊子の3作品は言い伝えのもの、戦争の3作品はこの地域で起こったことをこれから伝えていくという目的のものになり、それぞれ別のものになります。

(西村恭一 委員)

どこの戦争の話ですか。

(まちづくり推進課)

第二次世界大戦の浜北地域で起こった避難の体験などを想定しています。

(西村恭一 委員)

資料だけでは詳細が不明でしたが、説明で分かりました。

(晝馬るみ 副会長)

「協働センターを核とした地域課題解決事業」というのは、この地区をどのように良い地域にしていくかが大きな目的だと思いますが、戦争についての作品はどこの地域に焦点を当てているのでしょうか。小冊子の作品と別となるのであれば、10万円の予算から外れるのか等教えてください。

(まちづくり推進課)

昨年度は「寺島地区の歴史を探る」ということで、寺島地区に焦点を当てさせていただきました。地域の中で歴史に非常に詳しい方がいたため、この事業が成り立ちました。昨年の資料には古い時代から近代までの情報があり、その中に関連するもので、予算の想定する範囲は、今回も北浜南部協働センター地域の寺島地区が対象になります。

(波多野友美 委員)

紙芝居を作成する方は決まっていますか。これから選考しますか。

(まちづくり推進課)

この協働センターの事業で主に活動していただく団体があり、その中に紙芝居を作っている団体もありますので、お願いする目処が立っています。

(川嶋弘美 委員)

戦争の話は実体験された方が少なくなっているので貴重だと思いますが、私たちはどこで触れることができますか。

(まちづくり推進課)

協働センターでの講演会や小学校等での体験教室を計画しています。北浜南部協働センターで紙芝居の講演会のご案内をし、また、紙芝居の貸出もしていきますので、図書の貸出と同様に作品をご覧いただけると思います。

(川嶋弘美 委員)

協働センターだけですと広がりが少ないと思います。貸出をしていただけるのであれば、小学校の読み聞かせの時にお借りして子供たちに伝えることもできますが、低学年しか読み聞かせを行っていない学校も多いので、小さい子でも分かる内容のものだと良いと思います。

(まちづくり推進課)

昨年度、北浜南部協働センターでは、小学校4年生やシニアクラブの皆様を対象に歴史講話を実施し、寺島地区の歴史巡りという事業も実施しました。ホームページなどでも広報し、目に触れるようにしていきたいと思います。

(川島隆夫 委員)

参考ですが、寺島に樺太での戦争経験を紙芝居にしている方がいます。私共の公民館カフェにお招きして紙芝居をやっていただいていますが、ご年配の方にも大変好評で、関連がある方かもしれません。紙芝居はとても懐かしく、子供たちにも親しまれると思いますので、広めていだだきたいです。

(まちづくり推進課)

今のお話の方は、メンバーに入っていて、ご協力いただいています。

(大石静夫 会長)

大変重要な紙芝居になりそうです。ぜひ残していけるようなものを考えていただきたいと思います。

(西村恭一 委員)

北浜南部協働センターは、北浜中管内ですね。北浜東部中はどこの管内になりますか。

(まちづくり推進課)

北浜中も北浜東部中も同じエリアですので、所管は北浜南部協働センターになります。

(波多野友美 委員)

材料費がかなりかかりそうですが10万円の予算で紙芝居は作れるのでしょうか。ほぼボランティアになると予想されますので、あまり負担にならないように気を遣っていただけたら嬉しいです。

(まちづくり推進課)

元々、紙芝居の制作をしている団体の皆様ですので、材料にかかる費用は最低限になるかと思います。協働センター側からも十分協力しながら進めていきたいと思います。

(大石静夫 会長)

この辺で質問・意見を打ち切ります。皆さんから出された意見を参考にして進めていただきたいと思います。

その他

(1)その他

(大石静夫 会長)

次に「その他」です。委員の皆さんから、ご意見ご質問等ありましたら、お願いします。

(川嶋弘美 委員)

浜北区役所跡地の件ですが、『エブリィビッグデー』の東側に歩道がなくなる場所があると聞きました。事故等ないように気を付けていただきたいです。

また、『エブリィビッグデー』の前に某宗教団体の支部がありますが、市や区はどのくらい把握していますか。情報をいただきたいです。

(副区長)

歩道は、元々あったところまではあります。北側の住宅の辺りは当初より歩道がありませんでした。

(区長)

宗教法人の件ですが、区役所で承知していることはありません。市でも宗教法人を所管しているところはなく、必要な届出もないので、形式的な回答になってしまいますが、把握しているものはありません。昨日、市長の記者会見で、市としての関わりは、寄付や関連団体より手づくりのマスクをいただいた等との報告がありました。もし被害を受けているようなことがあるようでしたら、市役所の方でも相談を受けるところはあると思います。

(川嶋弘美 委員)

もし被害等あった際に、市役所に相談窓口があるということですか。

(区長)

現在、専門の相談窓口は設けていませんが、くらしの相談等困りごとがあれば市の部署を紹介できると思います。

(大石静夫 会長)

この辺で質問・意見を打ち切ります。委員の皆さんから出された意見を参考にして進めていただきたいと思います。

(2)次回開催日程について

~次回の会議について、令和4年9月22日(木曜日)の午後1時30分から浜北区役所大会議室にて開催することを確認~

閉会

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〒434-8550 浜松市浜名区貴布祢3000

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